前回の記事に続いて、また食べ物レポートを書こうと思います。
前回はベジタリアンのインド料理でしたが、今回は中華系の肉料理。
スッポンスープです!
もう10年もここに住んでるのに、今まで食べたことありませんでしたし、別に食べなくてもいいと思ってました。
餓死仮死(がしかし)!
先日お友達にふざけて「今度スッポンでも食べますか?」と言ったところ、「ぜひ食べてみたい!」という意外な答えが返ってきたので、良い機会だと思い行ってみることにしました。
案外みなさんスッポンとかいけるんですね。
私はカエルなら食べたことがありますし、去年はジャカルタでコブラも食べてきました。
まだ食べたことないですが、タイでよく見る昆虫の揚げ物とかも食べてみたいですね。
ただ唯一これは無理だなと思ったのが、ベトナムで学校帰りの女子高生が楽しそうに食べているのを見かけたホビロンという、孵化前のアヒルのゆで卵です。
フィリピンでもよく食べられていて、たしかバロットという名前だと思います。
栄養あるのかな。でもぜんぜん食べたくならない。
スッポンの話に戻りますが、とりあえず私もお友達も初めてだったので、一番有名な店に行くことにしました。
ゲイランにある
Tan Ser Seng Herbs Restaurant
陳生成山瑞补品
住所:29 Lor Bachok, Singapore 387791
というお店です。
「生成」と書いてサーセンと呼ぶんですね。
サーセン!ほんとにサーセン!
外国人でスッポンを食べるような輩はだいたいここに行くんじゃないでしょうか。ここはスッポンスープの他に、ブラックチキンのスープなども人気があるそうです。
私とお友達は、二人でスッポンスープを1つシェアしてみることにしました。
お値段が$24、$39、$50、$65と4つあったので、とりあえず二人だし、あまり大食いではないので、一番小さい$24(2,000円くらい)のを頼んでみました。
餓死仮死!
これがすごく小さかった。。。
成人男子の1人前って感じでしたね。1人前で24$ってなかなかですぜ。
でもお味のほうは、すごく美味しかったです。
ゼリーみたいなプルンプルンした部分だけだと思ったんですが、しっかり「肉」の部分もありましたし、プルンプルンのコラーゲンの部分も、思っていたよりも良い食感で、全然食べやすかったです。
スープはとても濃厚で、スッポンエキスが凝縮されていたように思います。(テキトーぶっこいてます)
そしてやはりこの小さなスープだけでは足りなかったので、冬虫夏草のチキンスープ($13)も頼みました。こちらは鶏肉がびっくりするくらい柔らかかったのを覚えています。箸で持ちあげたら崩れ落ちてしまうくらい。
スープの他に芋頭飯(ヤム・ライス)も食べました。お値段は1.6$(130円)。
私はけっこう色々なところでこれを食べたことがありますが、ここのが一番美味しかったです。突っ込みどころがない感じでした。
逆に言うと、普通の店の芋頭飯はすごくつっこみ所があるということです。お米がパサパサでボロボロしてる感じです。
以上3品食べて、とりあえず大満足でした。
でもここはお値段がなかなかするので、次はもう少し庶民的なところ(ここも十分庶民的ですが)で食べてみてもいいかなと思いました。
たとえば Jln Besar(ブサル通り)にある Berseh Food Center などは、スッポンスープを出すお店が2つもあって、一番安いので8$(650円)くらいから食べられるらしいですよ。しかも鰐(ワニ)料理とかもあるとか。
次回はここに行ってみようと思ってます。
ちなみにスッポン料理と聞くと、さぞかし精がつくんだろうねと思う人もいるかもしれませんが、食べてから例の部分が元気ギンギンになったとかはありませんでした。
スッポンは精がつくと言われていますが、日本人は「精」と聞くと男女のチョメチョメに必要な「精力」の方を想像してしまうと思いますが、中国人が言うところの「精力」は、また少し異なります。
精とは、生命体か先天的に持っている成長、発育などの生命エネルギーの基本となる物質です。
精にはこの先天的にそなわった「先天の精」と、飲食物の運化によって得られた栄養物の最も精選された部分「後天の精」がたえず補充されることによって維持されます。
わかりやすいところで言うと、生まれもった精がなくなると白髪が増え始めると言われています。
まぁよくわからないけど、とりあえず身体には良いんだろ、だからガンガン食うわ、と思う人もいるかもしれませんが、それはちょっくらお待ちください。
食べ物だけでなく、運動や習慣にも言えることですが、それが身体に良いか悪いかは、その人の体質によるんではないでしょうか。
要は、スッポンを食べるとより健康になる体質の人もいれば、体調がくずれる体質の人もいると言うことです。
今回改めて東洋医学的な視点から、食材としてのスッポンについて軽く調べてみましたが、あるサイトでは、スッポンは以下のような人が食べると良いと書かれていました。
- 頬が赤い、喉がよく渇く。
- 寝汗をよくかく。
- よく微熱がでる。
- 手のひらや足の裏がほてる。
- 不眠症がある。
- 温まると具合が悪くなる。
- 舌の色が赤っぽい。
- 舌の苔が少ないか、ない。
- 痩せ気味。
陰陽のバランスでいうところの「陰」の成分が不足している人です。
要するに陰不足を補ってくれるのがスッポン料理というわけです。
と言ってもスッポン・アレルギーなどというのは聞いたこともありませんし、仮に体質に合わない人が月に一回食べたところで、大きく体調がくずれるとは思いません。
餓死仮死!
「これは良い物だよ!」と聞くと、あまりの期待と興奮から冷静さを欠き、盲目的にそれを信じてしまい、過剰にやってしまう人がたまにいるので、そういう方は気をつけてください。(恥ずかしながら自分のことを言っております)
スッポンのあとですが、少し喉が渇きましたのでゲイランのLorong24にあるKOPIFELLASという、ちょっとしゃれたコピティアムへ行きました。
ここではとっても珍しい、緑色の生ビールが飲めます。
最近Happy Hourも始まり、7:30pmまではこの緑色の REDDOT MONSTER GREEN LAGER の Full Pint が 8$(640円)で飲めます。
けっこうお得じゃないですか?美味しいですよ!
最近は友だちを誘ってよくここで昼間から1、2杯ひっかけています。
ウェスタン料理や、タイ料理とかもありますよ〜。
興味がありましたらぜひ行ってみてください!
https://www.facebook.com/kopifellas
以上!
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