先日ローカルの友人たち2人とお食事してきました。
二人ともシンガポール人なのですが、一人はアラサー(30前後)のK君で、もう一人はなんとアラセブン(70前後)のWさん。
こんなにお年が離れている二人の共通点は、日本語が上手ということです。
元々私が昔、K君に日本語を教えていたことがあるんですが、WさんはそのK君の日本語友だちです。
3年近くぶりにこの2人と会うことになり、場所は2人にお任せしたら、なんとWさんが会員であるという、Singapore Cricket Club(シンガポール・クリケット・クラブ)で食べましょうということになりました。
ここは1852年にイギリス人によって作られた会員制の由緒正しいクラブで、クリケット、ラグビー、サッカー、テニスなどなど、色んなスポーツができるほか、会員と一緒なら非会員の方も、館内に入り食事などができるらしいです。現在は3,000人を超える会員がいるのだとか。
当日はサンダルと短パンははいてこないようにと言われたので、暑い日だったのですが、我慢して長ズボンとスニーカーをはいて行きました。
言われてなかったのですが、エアコンがきつかったら怖いので、一応Yシャツも持って行ったのですが、Tシャツもあまりよろしくないという事で、食事中はやはりYシャツを羽織ることになりました。備えあれば憂い無しです。
あとで聞いたのですが、スニーカーでは入れない部屋もあるようです。
忍者屋敷か!
待ち合わせ時間ちょうどに、クラブの入口に着いたのですが、入口からすでにハイソなオーラが漂っていて、入るのを戸惑っているとWさんが中から現れて、館内を案内してくれました。
ある部屋では、まるで映画のワンシーンのように、高級そうな皮ソファーに座った上品そうな白人の紳士と淑女たちが、ワイングラス片手に談笑していました。
あきらかに私のような下流階級とは違う次元で生きておられる方々です。
なんまんだぶなんまんだぶ
エアコンがよく効いた館内、ファンが回る屋外のテラスや屋上でも、みんな各々自由に座って飲食をしながらくつろいでいました。みなさんセレブ!シロガネーゼ!
どのお部屋も素晴らしかったですが、なかでも屋上からの景色がよかったです。
テニスコートを見下ろし、正面にはF1観戦で人気のスイスホテル・ザ・スタンフォード。左手にはコロニアル建築のナショナル・ギャラリー・シンガポール。
そしてナショナルデーのパレードなどが行われるパダンと呼ばれるだだっ広い芝生は、よく自転車で横を通りますが、この角度から眺めるのはまた格別です!
芝生の向かい側にもクラブが1つあり、私はてっきり同じ系列のクラブだと思っていたのですが、全然別のクラブで、Singapore Recreation Clubといって、Cricket Clubとはライバル関係にあるみたいですね。
あの大きな芝生の真中に細い道が一本あるんですが、そこを境にちょうど半分に分断
されているらしいです。全然知らなかった。
Recreation Clubはシンガポール人の会員が多く、Cricket Clubは外国人の会員が多いのだとか。
一通り館内を案内してもらったあと、3人でテラスの席に座り、まずはビールなどを飲みながら、しばし3人で談笑しました。
Wさんがここの会員になったのは大学を卒業したからだそうで、当時大学でホッケークラブに所属していて、その関係でこのクリケットクラブの会員になれたのだとかなんとか。
失礼かと思い、あまり突っ込んで聞かなかったのですが、とにかく会員になるにはコネや紹介が必要らしく、お金があれば誰でも入れるわけではないと言っていました。
1時間ほど談笑したあと、そろそろ食事ということで、アッサム・フィッシュヘッド・カレーと、チャーハンと、ミーゴレンを頼んで3人でシェアしました。
もちろん美味しかったです!
K君もWさんも、2人共もちろん英語と中国語も話せるのですが、私のためか彼らの練習のためか、ほとんど日本語で会話をしました。
シンガポールに住んでいても、こうやって外国語を話す機会を積極的に作るのは本当に偉いなと思いました。使わないとすぐに忘れてしまいますからね。
お会計はきっちりと割り勘をしたんですが、私は、料理3品をシェアと、ビールをジョッキとグラスで1杯ずつ飲んで34$(2,700円)でした。
Wさんのおかげで、本当に貴重な経験ができました。長生きはするもんです!
日本人の会員の方もけっこういるみたいなので、ご自分が会員でなければ、ぜひお知り合いから会員様を見つけ出し、ちゃっかり同伴しちゃいましょう!
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