シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

手料理はオジさんを太らせることができるのか

最近忙しさにかまけて、ブログをなおざりにしていました。

 

そして「最近忙しさにかまけて、ブログをなおざりにしていました。」などと書くようになったらもうブロガーは終わりだと言われています。

もっと定期的な更新を心がけます。

 

最近なかなか忙しいのですが、けして仕事が忙しいわけではなく、外国に行けないシンガポール監禁生活をいかに楽しむかという事に重点がおかれ、シンガポール充実生活に向けて、日々挑戦改善を続けております。

 

今までは世界(東南アジア)を股にかけて漂流していたこのあてえが、なんの因果か今はこのちっちゃな島内を漂流するしかありません。

海を漂う海亀が、急に水族館に収容されてしまったようなもの。

しかし水族館の飯もなかなか捨てたもんではない。ほら、その証拠にこんなにお腹が出てきたよ、というようにうまくいくかわかりませんが

最近はお料理にこっています。

 

何がきっかけでこんなにお料理するようになったのかと思い起こしてみれば・・・

嗚呼あれだ!

ある日、シンガポール人の友人と寿司の話をしていたんですが、私が彼女に、キミの好きな寿司ネタは何?(下ネタではありません)と聞いたところ、いなり寿司(下ネタじゃないったら!)と答えられ、なかなか奇特な人もいるもんだと不憫に思い、それくらいなら俺でも作れるわいと思って、作ってあげた事がきっかけだったんじゃないでしょうか。

 

もちろん私は口だけ大魔王なので、最初の手作りいなり寿司は見事に失敗しました。

お揚げはボロボロ、酢飯も酢っぱさが中途半端。

 

レシピですが、豆腐パフ(油揚げ)を買う所から始めました。

 

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ローカルの市場で一番安い豆腐パフを買って、それを切って中に空洞を作って油抜きしてダシ汁で煮て、日本米を買ってきて炊いて米酢と塩と砂糖を混ぜてすし酢を作って、米と混ぜて奥さんにうちわで仰がせて余は満足じゃと。

 

なかなかゆるくない(大変な)作業で、おまけにまんまと失敗しくさったわけですが、あれ?料理ってなかなか面白いな、もしかして自分で食べたいと思ったものなんでも作れるんじゃね?しかもローカルの食材とかでお安く、というインスピレーションが私の右脳にふってわきました。

 

そしてまた次の週、今度は教訓を活かした、もっとまともなお稲荷さんをこさえて友人に「あっぱれ!」と言わしめ、見事に「いなリベンジ(いなり寿司リベンジの略です)」を果たしたわけです。

 

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これがきっかけで、もっと色々作りたいと思うようになり、今ではネットの閲覧履歴のほとんどが料理のレシピで、夜も9時くらいにレシピを見ていると、興奮して眠れなくなってしまいます。

 

 

まぁこんなに大袈裟に書いてしまいましたが、作るものはそんなにたいしたものじゃありません。

普通の煮物とか、焼肉丼とか、粕漬けとか、きなこ餅とか、甘納豆とか、お赤飯とか。

 

ただ私の料理のルールとして、なるべく原材料から作るというのがあるので、なかなか手間ひまかかって面白いです。

 

お餅などもローカル(タイ産ですが)のモチ米、もしくは糯米粉(白玉粉)から作ります。

買ったら高いですが、作るととても安いですよ。

 

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あとは市販のソースなども絶対買わず、自分で色々混ぜて作ります。

さすがに醤油や味噌は作る気力がないので市販の物を使いますが、すりゴマ、すりおろしニンニクなどは自分ですります。

私はスーパーですりゴマを売っているのを見るといつも軽く憤ります。

人類はなんて横着になったのだと。

 

赤飯のために作った甘納豆(北海道民はお赤飯には小豆ではなく甘納豆を使用します)は、時間と砂糖の消費量が半端ないので、次回からは市販の物を買おうと思っています。

砂糖500gとか使って、4時間コトコト煮込んだあげく失敗とかもうほんとヤリキレナイ川。

 

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私は米酒(どぶろく)を自分で作るので、酒粕も大量に手に入りますから、粕漬けはよく作ります。

 

そして何よりも衝撃的だったのが、日本の白米の美味さですね。

なんせここ数年、自分で白飯を炊いたことすらありませんでしたから。

私が炊く米は、全て玄米黒米で、もちろん白米に比べると全然美味しくないです。

なので久しぶりに鍋で白米を炊いて食べたときの、あの感動。

きっと布袋さんみたいな顔をしていたと思います。

 

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ちなみにシンガポールでも卵かけゴハンを食べたいけど、ローカルの卵はフレッシュじゃないから日系スーパーに行って高い日本の卵を買っているあなた、ローカルの卵も生で食べられますよ。

ただしスーパーなどではなく、ローカルの市場の卵のみを売っている専門店に行き、店のオバさんに「半熟で食べたいから新鮮なのちょうだい(生で食べるというと話がややこしくなります)」と言えれば完璧です。

しかもああいう所は一個から売っていますから(1個20セント前後)便利です。

 

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もう一つ気になる事を書かせていただきますと、私はカボチャの煮っ転がしが好きで、とくにカボチャの塩煮という、カボチャに塩をかけて蒸した(熱した)だけのホクホクのカボチャが好きなんですが、ローカルのカボチャだと水分が多過ぎて、どうしてもこれができません。

 

macrobiotic-daisuki.jp

 

でも日本のカボチャは高いので(ローカル市場でときどき坊ちゃんカボチャが売っていますが、小振りでも300円くらいします)、ローカルのカボチャを使った美味しい料理を模索しているのですが、今のところカボチャスープくらいしかできそうにありません。

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ちなみにカボチャはカンボジアから来た野菜ということで、カボチャと呼ぶらしく、これを日本語の授業で教えると「カボチャ」という言葉を比較的簡単に覚えてくれます。

 

 

今回は食べ物について、あいかわらずとりとめもなく語ってしまいました。

ちなみに小食はどうなったの?と思われたら恐縮ですが、あれはやめました・・・。

 

yangpingsan.hatenablog.com

 

とりあえずもう2、3キロ太るまでたくさん食べさせてください。

現在の体重は、50.5キロです。

健康に太れるレシピ募集中。

 

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私が一番好きな母の手料理、ゴハンの上に焼き海苔をちりばめ、エバラ焼肉のタレで炒めたブタ肉と卵をぶっかけた丼、見事に再現できました ↓

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