シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

マレーシアのYouTubeをよく見るようになった

最近シンガポール在住の日本人を対象に中国語も教え始めたのですが、それに伴い自分の中国語をさらに磨くべく、毎日中華系のYouTubeを見ています。
 
 
今までもときどき見ていたのですが、今までは全部中国大陸のYouTuberでした。しかし今は中華系マレーシア人のチャンネルばかり見ています。
 
というのも私が主に教えているのは、ここシンガポールで通じる中国語なので、現地の中国語に特化する必要があります。
本当は中華系シンガポール人のチャンネルがいいのかもしれませんが、中国語のレベルは、マレーシアのほうが圧倒的に高く、チャンネル数も豊富です。
 

 
そもそもシンガポールには中国語を全く話せない中華系が多数存在します。ほとんどは若い人ですが、ときどき年配の人でも完全英語教育で育った人で、中国語が全然話せない人がいます。
 
このような人たちは俗に「バナナ」と呼ばれています。
バナナは皮が黄色くて、実は白いですね。なので、見た目はアジア人だけど、中身は白人という意味です。
 

 

あるマレーシアのYouTube動画によると、バナナはマレーシアでは差別の対象になりうるらしいです。
とくに年配の中華系からの批判が多く「おまえは華人なのに中国語も話せないのか!」と罵られることもあるそうです。
それだけマレーシアの中華系は華人というアイデンティティーを重要視しているということでしょう。
 
 
そしてマレーシアのインド系にも、タミール語ヒンドゥー語ではない)が話せないインド人というのがいるらしく、彼らは中華系の「バナナ」に対して、「ココナッツ」と呼ばれているらしいです(笑)
もはや説明は不要でしょう。
 

 
あとはココナッツの他に、「Peter(ピーター)」という蔑称もあるそうです。
これは、マレーシアの学校の定番の英語の教科書のキャラが「Peter」と「Jane」だからだそうです。
例えばコピティアムに集まりダベッているところへ、英語しか話せないインド系の友人が来たら「おっ、ピーターが来たぞ」と言ってからかうのだとか。
 

 

日本でも、都会から田舎に引っ越してきて、現地の方言がわからない子供はいじめの対象になりがちですね。そんな感じなのかどうかは知りませんが、外国人には見えない問題が色々あるんだなぁと動画を見ていて思いました。
 
動画にはだいたい英語字幕もあるので、興味がある人は見てみてください。チャンネル登録と高評価もよろしくね!(回し者か)
 

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