シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

マレーシアの日系じゃない美容室に行ってきたよ

こんにちは、ポンゴルのファッションリーダー、ヤンピンさんです。

 

私は2010年にシンガポールにやってきたのですが、当時は仕事も金もなく、急激な環境の変化のせいか抜け毛も急に増えたので、ムスタファセンターでバリカンを買って坊主頭にし、それを5、6年ずっと続けていました。

しかし数年前に突然なにかを思い立ち(未だに理由が思い出せない)それから1年くらい髪をずっと切らず、生まれて初めての長髪になりました。

 

 

それからは1年おきくらいに日系の美容室に行くようになりました。

(美容に回すような)金はあまりないんですが、まぁ1年に1、2回くらいなら多少高くてもたいした負担にはなりませんし(高いと言っても私が行ってた所はたぶんシンガポールの日系美容室最安)なんと言っても技術的にもサービス的にも非常に満足していたので、まぁいいだろうと通い続けていました。

 

しかし私のさほどこだわりのない髪型を維持するのに、本当に日系ではないとダメなのだろうかという疑問はずっとありました。もしかしたらそこらへんの20ドルくらいのローカルサロンでも、私が満足するくらいのカットはできるんじゃないかと。

 

そしてついに、先週その疑問を検証してきました。しかもシンガポールではなく、マレーシアで。

 

場所はJB(ジョホールバル)Paradigm Mallというショッピングセンターに入っている、A Cut Stadioというお店です。色々調べたんですが、ここが自分には一番良いかなと思いました。

 

A Cuts Studio | Premium Hair Salon Johor Bahru (JB)

 

 

予約は前日にWhatsAppでしました。やりとりは英語です。

私は日曜日の午後4時半に、ヘアカットで、スタイリストはProfessionalにしてくれと。

気になるお値段ですが、Professional Stylist だとカットは78~88RMと書いてました。高くても88RMなので、およそ26SGDということですね。やはり安い!

 

 

 

お昼前に家を出てJBに着いたのは午後2時頃。まだ時間があったので、Jalan Jalan Japanという日本のBOOK OF系列のリサイクルショップが入っている、Kipmart Tampoitoというモールで、ごはんを食べたり、日本の古着を見たりして時間をつぶしました。

 

このモールは何でも売ってて活気があって汚くて、これぞマレーシアって感じの良い所です。モールというよりマーケットです。

リサイクルショップには古着の着物も30~70RMくらいで売ってます。サーフボードも80RMでたくさんありました。興味がある人はぜひ行ってみてください。

 

 

昼ごはんのナシラマを食べ終わり、ここからParadigm Mallまで1kmなので歩いて向かいましたが、道路の渡り方がわからず、3人くらいの人に聞いてやっと渡れました。

距離が短いので歩いてみたらすごい危険な目にあったという、マレーシアあるあるです。

 

そしてなんとか時間通りに美容室に辿り着きました。

日曜日だしかなり混んでいるだろうなと思ったんですが、店内にお客さんは一人もおらず、店の前にスタッフさんが二人立ってダベッていました(たぶん一人は店長)。

ここで一瞬、エッ?ここってもしかして人気ないの?ほんとにここで大丈夫? と、少しネガティブな事を考えてしまいました。みみっちい男です。

 

名前を告げると、マスクをして年齢がいまいちわからない中華系のお姉さんが切ってくれるらしく、椅子まで案内されました。

他のスタッフと中国語で、日本人じゃねえか?なんて話しているので、私も そうだよ日本人だよ と中国語で言うと、お姉さんは アイヤ~ と驚き、すごいすごいと褒めてくれたんですが、そこから手抜きなしの中国語が始まりました(英語もたぶん話せるはずですが)。

さすがに私も完全には理解できませんでしたが、まぁ髪を切ってもらうだけなんで、てきとーな中国語で、参考になる写真を見せたり、バリカンで短く刈ったりしないでハサミで切ってねと、いくつかのリクエストだけ簡単に伝えました。

お姉さんも、この写真のようにするんだったら、こうしなきゃいけないから、こうやって言い?などといくつか確認をし合い、この時点で、ああこの人腕は確かだな、ちゃんと切ってくれるな、と感じました。ベテランのオーラが出てましたから(そしてほんのちょっと色気も)。

そしてカット開始です。

 

 

霧吹きをめちゃめちゃたくさんかけるんですけど、髪を触りながらお姉さんが一言

 

あなたの髪めっちゃ硬いよ

 

シャンプー嫌いだから、石鹸で顔と一緒に頭も洗っちゃうんだと言うと、さすがに驚いてました(笑)

 

それから最初の10分くらいは黙々と切ってたんですが、途中から中国語で世間話が始まりました。前はどこで切ってたの?とか、なんでこんな遠くまで来たの?とか。

もちろんしゃべりながらも手を動かし、だんだん髪が短くなっていきます。

 

さらに10分くらい切ってから、一度髪を洗いに行きました。細かい事を言うと、洗髪は日本の美容室と比べてちょっとだけ荒かったです。だがそこがいい!(何が?)

 

また椅子に戻って少しだけ切り、最後にドライヤーでセットしてくれて、完成!

 

 

オッケー牧場!

 

これで大丈夫?と聞かれたので、非常満意!と答えました。

 

長すぎず短すぎず、清潔感も増したはず。

毎回そうですが、髪が短くなったときの爽快感は、なんとも言えないものがあります。

 

 

そしてお会計は78RM(2,400円ほど)でした。

帰りにお姉さんの名前入りの名刺をもらい、おやじのくせにルンルンで店を出ました。

 

すぐに奥さんに新しい髪型の写真を送ると、あらハンサム!でも自分では絶対そんな風に髪をセットしないよね(笑)と言われました。そうですね。結局めんどくさくて帽子かぶったりするんですよね。

 

でも本当に試してみてよかったなと思いました。もう日系のは行かないというわけではないですが、少なくとももっとリーズナブルな選択肢は見つけたので、心にいくらか余裕ができました。

あと実感としては、たぶん50RMくらいの美容室でも、私が満足する程度には切ってくれるなと感じました。80RMでも十分安いんですが。

 

このあとJBの友達に会い、晩飯にアラビア料理を食べました。

髪を切ったあとに食べるアラビア料理はほんとうに美味しかったです(ぜったい関係ない)

 

 

以上、日系でもなくシンガポールでもないという、ダブルチャレンジのけっこう貴重な美容室リポートでした!(自画自賛)

 

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