シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

干潮の浜辺に生き物を観察しに行ってきたよ

こんばんは、森進一です。

 

ウソです、ヤンピンです。

森進一のモノマネは、栗田貫一が一番似ていると思います。

 

数週間前の土曜日の朝、あるシンガポール人の友達からメッセージが来て、今日は午後6時頃に干潮になるので、おみゃーが住んでいるポンゴルの浜辺に生き物採集に行くよ、よかったらおみゃーも来い、と連絡があったので、面白そうだから行ってきました。

 

友人の本職はグラフィックデザイナーなんですが、Aqurescape(アクアスケープ)というのにも凝っていまして、凝りすぎてワークショップなども開催しているようです。

 

ikanbilly.com

 

アクアスケープは、水槽のレイアウトという意味で、ネイチャーアクアリウム、ワイルドアクアリウムとも呼ばれるそうです。

彼の家にある水槽を見たことがありますが、かなりヤバかったです。生物と植物と水が循環する、小さな自然が再現されていました。キミは創造主なのか。

 

 

かなり凝り性な人なので、こんな事もやっちゃうんだなと思ったんですが、なによりすごいと思ったのは、その水槽内のほとんどが自分で採集したものだということです。

買ってきて組み立てるだけというのは簡単ですが、自分で取って来るとなると、かなりの根気と技術が必要ではないでしょうか。知らんけど

 

そんな彼の採集現場に同行できるなんて、豆乳を大豆から作る私としては興味津々です。

その日はあいにく小雨が降っていたのですが、夕方5時半頃に、Punggol Jettyの右側のほうでやってるよとのメッセージがあり、さっそく奥さんと二人で、ウィンドブレーカーを着て自転車で行ってみると、友達の他にもう二人の男性が、小雨の中足元を見ながら浜辺をウロウロしていました。

 

Punggol Jettyはうちからも近いので、引き潮のときにも何回か行って歩いたことはあるんですが、何時が干潮かなんてのは気にしたことがありませんでした。

友人は干潮と満潮のタイミングがわかるアプリを持っていて、いつもそれを見て採集日時を決めるんだとか。

 

浜辺は、砂浜ではないんですが、岩場というほどでもなく、一見するとちょっと汚い感じで、水際のほうには緑の海藻がたくさんあり、岩場のほうには、薄い青や紫の小さな珊瑚がところどころに張り付いていました。

 

 

そして下の写真の生き物もたくさんいました。

イソギンチャクの仲間らしいんですが、あとで調べたらカーペットアネモネとか書いてました。友達が説明してくれたんですが、専門用語だらけでよくわかりませんでした。

 

友達に触らないほうがいいと言われたんですが、こっそり何度もつんつんしたら、家に帰ってから指の腹が神経過敏みたいになってちょっと痛かったです。

どうしようもないアホなんですが、一応こういう事になるという事も想定した上で行動しているのでおかまいなく。

 

友人達は岩などを持ちあげて、その下から色んな生き物を見つけてたので、私もやってみました。

岩に小さな貝がたくさん付着しているので、手を切らないように慎重に岩をめくってみると、大小さまざまなイワガニ、ハサミのある小さいシャコ(ボケ?)、色んな貝、小さいヒトデ、魚の餌になりそうなイソメかゴカイ等を見つけました。

 

写真は撮りませんでしたが、友人はとってもきれいなウミウシや、カジカみたいな魚まで捕まえてました。

さすがはプロ。見ている所が全然違うんだと思います。

 

 

小雨もずっと降っていたので、私たち夫婦は30分もするとちょっと疲れてしまい、先に浜辺をあとにしましたが、友人達はそのあとも採集を続けていました。

今回の収穫でまた素敵なアクアスケープを作るのでしょう。

 

ポンゴルの浜辺はあまりキレイではありませんが、歩いていると色んな生き物や漂流物があってけっこう面白いです。私はエイの赤ちゃん(全長10cmくらい)や、カブトガニも2回見たことがあります。

みなさんも興味があれば干潮の時間を調べて、近くの浜へ観察に行ってみると面白いかもしれません。

 

ただし生き物にはあまり触らないほうがいいですよ(どの口が言ってるの?)

 

 

 

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