シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

(3年ぶりの)JBだよおっかさん

先週の平日、ついに陸路でマレーシアに遊びに行ってきました。

2020年の春に無理やりシンガポールに帰らされて以来ですから、およそ2年半ぶりでしょうか。悲観的な私は、まさか再びマレーシアに行ける日が来るなんて思ってもいませんでした。本当に二度と行けなかったらもっと面白かったんですけどね。ちっ!

 

 

今回はワク千ソ未接種が本当にマレーシアに行って帰って来れるのか、実験的な意味が強かったので、とりあえず日帰り旅行にしました。

メンバーは、私と奥さんと日本人の友人Mさんの3人。Mさんはバスなどの公共交通でJBに行った事はなく、ぜひ一緒に行ってみたいという事で、タイミングも合ったので一緒に同行してもらいました。

 

行程は

Woodlands Bus Interchange(1)からバスでTrain Checkpoint(2)まで行き、そこから歩いてWoodlands Checkpoint(3)に行って、バスでCausewayを渡って、JBのCheckpoint(4)へ行くという感じです。

 

 

 

時間は金曜日朝の7:30Woodlansバスインターチェンジに集合しました。

バスインターチェンジは、コロナの間にすっかり新しくなっていて、バスを探すのに苦労しました。

スタッフに聞くと、Train Checkpoint 行きのバスは2つあって、911番856番だとのこと。そしてこれまたややこしいことに911番も2つあるんですが、Berth B12のほうの911番です。

 

 

バスに乗ると6,7分でTrain Checkpointに着きました。時間は8時ちょうど。

建物からは、たった今JBからシンガポールに着いたらしい人達が続々と出てきます。

電車の切符があればここから電車で、しかも渋滞知らずでJBに行けるんですが、我々はバスなので、一旦建物の中に入って2階に上がります。

 

 

ここからはビデオや写真を撮ってはいけません。噂では模写もダメだそうです。

2階の長い通路を歩いて、たしか3階まで上がり、陸橋を渡ってWoodlands Checkpointに行きます。

出国審査は、旅行者用、シンガポール人用、全てのパスポートの3つに分かれています。旅行者用は、審査官がいますが、あとの2つはマシーンです。マシーンには以前はなかった顔認証のカメラもついてありました。

まずはパスポートをスキャンして、ゲートが開いたら進んで行って親指の認証をして、マスクをしていれば、はずして顔の認証をします。マスクをしていなければ、きっとドヤ顔を認証される事になるでしょう。

けっこうたくさん人がいましたが、列に並び10分ほどで自分の番が来て、問題なくドヤ顔認証で通ることができました。

 

それから下に降りて170番のバスに乗って、Causeway(国境の土手道)を渡りました。道も空いていたので、5分くらいでJB Checkpointに着きました。ここが渋滞のとき席に座ってないと、何十分も立っていることになるので、ここでは必ず席に座るようにしています。

170番以外に、160番や、950番に乗っても大丈夫です。

 

 

JB Checkpointは予想通り空いていて、入国審査もスムーズでした。

審査官にはパスポートとIDカードを渡します。IDカードを渡さないと旅行者だと思われ、おまえは何しにきたんだ?と尋問を受けます。

本当は撮ってはいけないんですが、記念に一枚 ↓

 

 

これが週末や、運の悪いときなどはこうなります ↓

 

 

私も数回経験がありますが、もう地獄です。

みんなちゃんと並ばないので、自分がどこの列なのか最後までわからないし、スタッフも誘導なんてしてくれませんから。カオスです。ここで2、3時間待つこともあります。それプラスCausewayの渋滞です。週末に行くのはおよしなさい。

 

ちなみに日本人はマレーシアに90日滞在することができます。そんなに滞在したやつ見たことないですが。

 

入国審査を抜けると、我々はシティースクエアの手前にある、バスターミナルへ降りて、そこの食堂で朝ごはんを食べました。

ローティーチャナイ(要するにプラタ)3枚と、ドーサ2枚、テータリック3杯で、たったの14RM(440円)です。泣けてきますね。

 

 

食べ終わって、7番の黄色いバスに乗り、我々がコロナ前に住んでいたクーライ(Kulai)という町に向かいました。乗車時間は約50分。バスの切符は一人4RM(120円)です。

 


運転手が運転しながらお金を数えていました。危なっかしい、だがそこがいい!!

 

 

私の第三の故郷クーライに着き、友達のカフェ(聚啡館)に行き、友人と久しぶりの再会を喜びました。

3年前マレーシアから出るとき、取るものも取り敢えず急いでシンガポールに帰ったので、置いてきてしまった物がたくさんあったんですが、友人が保管しておいてくれたらしく、いくつか持って帰ってきました。ウクレレとか。

友達のコーヒーはあいかわらず美味しく、このご時世に値上げもせず、ここには変わらない物がたくさんあるなぁと思いました。

 


1時間くらいまったりし、雨も降ってきたので、今回はこれぐらいにして、また同じバスに乗ってJBセントラルに戻りました。

シティースクエアに行ってみましたが、もうすっかり以前の活気を取り戻していました。一時期は誰もいなかったと聞きましたが、やっぱりシンガポール人でもっているんですねこのモールは。

 

 

お昼ご飯がまだだったので、オシャレなカフェが並ぶ Jalan Dhobyへ行き、「牛肉面家」と書いてある店で、羊肉面(ヤンロウミェン)焼売(しゅうまい)を食べました。腹が減ってたのもありますが、めちゃくちゃ美味しかったです。古臭い店は間違いありません。

今まではシンガポールにいるしかなかったので言わないようにしていましたが、もはや解禁となったので、一回だけ言うことにしました。

やっぱりマレーシアは美味い!

 

 

そのあと、TONG GUAN NYONYA KOPITIAMという店で、チェンドルKueh Lapesというもち米のスイーツを食べました。

 


それから歩いてシティースクエアに戻りましたが、相変わらずあのあたりのビルは怪しいのが多くて、狭い階段にびっしり娼婦がたむろしていて、ウィンクされたりしました。彼女たちもお客さんが戻ってきて嬉しいんでしょうね。彼女たちの中に少し「彼」も混ざっていたような気がしますが。

 

 

JBのCheckpointには夕方5時頃に着きましたが、やっぱりガラ空きでした。また170番のバスに乗りましたが、そちらも乗客は我々3人だけで出発しました。Causewayで少し渋滞があり、10分くらいかかりましたが。

 

シンガポールのCheckpointでは、また同じようにパスポートと、指紋と、顔認証、そして荷物チェックで無事に入国できました。もう接種の有無などは全く関係ないようです。

Checkpointを出たあとは、170番のバスでKranji駅に行きました。950番に乗ればWoodlands駅に行きます。

 

駅に着いたのはちょうど夜6時。Kranji駅ではCheckpoint行きのバスに乗る長蛇の列ができていました。金曜の夜からみんなJBに行き始めるので、これからJB行きのCheckpointでは地獄が始まるわけです。

そうとわかってても、やっぱり家族に会いたいマレーシア人や、週末をマレーシアで過ごしたいシンガポール人は、それを覚悟で行くわけですね。人生ってほんと大変。

シンガポールにいると、平日に休みが取れる仕事で本当に良かったなぁと心から思います。

 

以上、久しぶりのJBプチ旅行のレポートでした。

昔から、Causewayを制すものはシンガポール生活を制すと言われてきました。

シンガポール内で色々行くのも楽しいですが、ときには国境を越えて冒険するのも面白いですよ。

JBから少し足を延ばせば、マラッカ、バトゥパハ、コタティンギ、ムアル、デサル、あとはティオマン島なんてのも最高です。また新たなへんてこウイルスが出回る前に、目一杯楽しんでおきましょ~

 

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