シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

新年早々マレーシアのTCM(中国伝統医療)に行ってきた

あけましておめでとう世界中のみなさん!
2023年だ!

2023年がやってきたぞ!


村の人々が家から飛び出してきました。みんな手に鍬や鋤を持っています。
2023年はどこだ!?

その慌てた顔の面白いこと。羊飼いはクスクス笑いが止まりませんでした。

 


なんのこっちゃ!!

 


さて昨年はどんな年だったでしょうか。こういう事はたいてい、昨年の年末に振り返るものですが、ワンテンポ遅れて生きている私は今更ながら考えます。


去年は、シンガポールで新しい日本人の友達がたくさんできました。
夫婦そろってコロナになったおかげで、夫婦仲が少し改善されました。
久しぶりに日本に帰って、日本って良い所だなぁと生まれて初めて思いました。
自分はもう若くないと実感し、より一層健康を意識するようになりました。

 

なんて素晴らしい一年だったのでしょう。
今年もグレートな一年になるといいなおすけ

 



さて、ちょっと変なテンションから始まってしまいましたが
東洋かぶれの私は2023年も、TCM(中国伝統医療)からスタートしました。

 

昨年はシンガポールのティオンバルの裏手にあるTCMクリニックに通ってたのですが、せっかくマレーシアに行けるようになり、これからもけっこう頻繁に行きそうなので、JB(ジョホールバル)のTCMにも行ってみようと思いたち、正月早々奥さんと行ってきました。

 

yangpingsan.hatenablog.com

 

もちろんクリニックですから、何の問題もないのに行ってもしょうがありませんが、私はここ数年来の冷え性の改善に、奥さんは婦人科系の不調の相談に行ってきました。

 

マレーシアの友人達に、お勧めのクリニックを聞いたのですが、あまり有用な情報が得られず、仕方なくGoogle-Mapのレビューを参考に選びました。

そして私が選んだのが、Skudaiという地区にある「仁山中医診所(MOUNTAIN TCM)」というクリニックです。
少し不便な所にあるのですが、そこがなんかリアルで無骨な感じがして良いと思いました。

 

 

JBセントラルから、距離にして20km。
バスで20分、そこからGrabタクシーで10RMってとこでしょうか。

 

 

我々はちょっと観光も兼ねて、前日からJB入りし、Tun Aminahという地区に一泊しました。

夜はTuta 777という屋外ホーカーでシーフードやサテーを食べました。ステージやスクリーンもあり、タイのナイトマーケットみたいな雰囲気でとても良かったです。
ビールを飲みたかったのですが、次の日の診察の事も考えてやめておきました。なんてマジメちゃんなんでしょう。

 

 

次の日の朝、Tun Aminahからタクシーで5分ほど走り、クリニックに着きました。


受付には生薬がぎっしり並んだ棚があり、女性スタッフが二人いました。事前に予約しておいたので、すぐに診察室に呼ばれました。

 


診察室には50歳前半くらいの男性の医師が一人。

谷村新司をもう少しずんぐりさせた感じですが、清潔感のある、物腰の柔らかい人でした。

 

診察は一人ずつで、まずは奥さんの番。

症状や生活習慣について様々な質問をされ、そのたびに先生がカルテに色々と書き込んでいきます。途中から机の上にあるパソコンを立ち上げ、スクリーンで人体解剖図や、色んなグラフなどを見せながら、非常に詳しく丁寧な説明をしてくれました。

陰陽五行でいうと肝臓は「木」で心臓が「火」だからうんたらかんたら、なんて言われても素人はわかりませんからね。人気が出るのもうなずけました。

 

診察は30分近くにおよび、次は冷え性の旦那さん。私は中国語があまり上手じゃないので、英語で説明してもらいました。

どうやら私は血管が細く硬くなっていて、あまり血の巡りがよくないみたいです。先生は人の血管を麺に例えて説明してくれたんですが、うどんみたいな人や、ソーメンみたいな人もいるけど、私の血管はまるでゴムバンドのようなんですって!もはや麺じゃないし!!

私は汗疹(あせも)にも悩まされてるので、その事も話しましたが、これは皮膚の問題というよりも免疫が低くなっているせいで起こっているから、まずは身体全体の免疫を上げていこうと言われました。

 

私は毎週来られるとは思ってなかったので、今回は2週間分のお薬を出してもらおうと思ってましたが、先に先生に、一か月分出そうと思うんだけどいいかい?と言われました。

私の体質の改善はかなり時間がかかるので、まずは一か月薬を飲み続けてほしいと言う事です。ということで、これも何かの縁だと思い、4週間分のお薬を出してもらう事にしました。

 

診察の時間は二人でちょうど一時間くらいでした。

診察室から出て受付で座って待っていると、スタッフのお姉さんが薬を調合してくれ、10分ほどで呼ばれました。

 

気になるお会計ですが、

奥さんが診察料と、お薬2週間分で390RM(11,900円)

私は診察料と、お薬4週間分で660RM(20,100円)でした。

 

シンガポールで行っていたクリニックは、一回の診察と一週間分の薬で、一律75SGD(7,400円)だったので、今回の所は前のクリニックの約7割って感じでしょうか。

医療の質を比べるというのは非常に難しいですしナンセンスかもしれませんが、少なくとも出費は若干抑えられました。

しかしこれはマレーシア人にとってはけして安い値段ではないでしょう。マレーシア人の平均月収はたしか10~15万円くらいですから。まぁ私の給料もそんなもんなんで、私にとっても実はけっして安くはないんですけどね。

 

 

シンガポールのクリニックの先生も好きですが、ここの先生も非常に好感が持てる人でした。スタッフが2人もいて施設の規模も大きいですし、あとはPCを使ったり、西洋医療的なわかりやすい説明も多かったので、東洋医療に懐疑的な人にも割と馴染みやすいかなと思いました。

奥さんは2週間後、私も一か月後に、薬がなくなったらまた行ってみようと思っています。

 

帰りはGrabタクシーでSkudaiのバス停まで10RM、そこからバスで4RMでJBセントラルまで帰りました。毎週通うのはキツイですが、月1か2だったら、ちょっとした小旅行ついでに十分アリだと思います。

 

あとはこの薬が効いてくれれば言うことなしです。

去年の夏は体重が50kgでガリガリ君だったのですが、今年の夏までに60kg近くを目指してます。

冷え症も治して、エアコンにも負けず

センプーキニモマケズ

ハナミズモデズ

ハナモツマラズ

サウイウカラダニ

ワタシハナリタイ

 

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