シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

夜のJBとカプセルホテル(前編)

先週の平日、仕事がない日が2日連続であったので、その前日の夜から一人でマレーシアのJB(ジョホールバル)に行って、2泊ほどしてきました。

ちょうどスクールホリデーが始まった頃だったので、タイミングを見誤ると大渋滞に巻き込まれる可能性もありましたが、なんとか巻き込まれずにすみました。

 

本当は午後の明るいうちに行きたかったのですが、家でダラダラしているうちに午後3時くらいになってしまい、今から向かうと日勤を終えてJBに帰るマレーシア人労働者のラッシュに巻き込まれてしまうなと判断し、やむなく夜8時発の電車に乗ることにしました。

 

 

私はこの時間だとひょっとしたらもうベッドの中に入って本でも読んでる事もあるのですが、ウッドランズ・チェックポイント駅にはまだまだたくさん人がいて、これから出国ということで、みんなやや興奮気味です。

 

 

電車の中にはなんとがたくさんいて、ショートパンツだったので、足を刺されまくりました。他の乗客も、みんな顔の前で手を振ったりして蚊と闘っていました。

 

 

夜にJBに着くのは実は初めてで、すごく新鮮な感じがしました。夜は治安がもっと悪いと思ってましたが、JBに関してはもしかしたら逆かもしれません。

夜のほうがピースフルな雰囲気が漂ってました。昼間は強盗でも、夜は良いパパになるのかもしれません。

 

 

チェックポイントに近いホテルを予約していたので、そこまで10分ほど歩きましたが、途中でココナッツ酒を売っている店を見つけました。もう閉まっていましたが。

営業は午前10:30から、午後3:00までのようです。

 


今回泊まったホテルは、Attrus Bed&Breakfastという所で、久々のドミトリールーム(カプセルホテル)一泊15ドルでした。

1つの部屋にベッドが12台もあります。そんな部屋が全部で10以上あり、各部屋の前に靴がびっしりと置いてあったので、相当の人数が泊っていると思われます。

もし居心地が悪かったら、普通のホテルに移ろうと、軽い気持ちで予約してみました。

 

www.booking.com

 

時間は夜の9時でしたが、街を探検してみようと、荷物を置いてすぐ外に出ました。

ホテルの目の前に、Lepak Cornerというとてもにぎやかなレストランがあり、少しそそられましたが、散歩したかったので、ここには入りませんでした。

 

 

人通りの少ない道を、リトルインディアの方まで歩きましたが、暗がりに背の高いインド人のレディボーイ(オカマ)がたたずんでいました。タイのように気軽に話しかけてくる風もなく、気のあるお客かどうかしっかり見極めているような鋭い目つきでした。

 

昼間はシンガポールの旅行者でにぎやかなJalan Dhobyの周辺も、夜はひっそりと静まり返っていました。

 

 

小腹が減っていたので、このあたりでは一番怪しい雰囲気のJalan Meldrumという通りに行ってみました。ここは昼も人が多いですが、夜も電気がついてさらににぎやかな雰囲気です。ただしここら辺にいる人の半分くらいは、叩けば埃が出そうな怪しい人ばかりです。

ここのあるコピティアムで、ミーフンクエを食べました。麺がちゃんと切ってないので、大きい物で10cm四方くらいのがありました(笑) 味は悪くなかったですが。

 

 

娼婦や売人とかに声をかけられるのかなと少し期待していましたが、そんなお声はかかりませんでした。

 

帰りにすごく怪しいビルに、怪しい入口を見つけ(勘でわかる)、そちらの方を見ながら少しゆっくりと歩いていたら、入口の横で物を売ってたオジサンに、ものすごい鋭い目で「何を探してるんだ?」と少しキツ目の口調で言われ、「べ、べつに何も」と通り過ぎましたが、ちょっと怖かったです。

「欲しい物をあげるよ」ではなく、「ひやかしならとっとと帰んな」というニュアンスに聞こえました。

 

11時くらいにホテルの部屋に戻りましたが、部屋の中はもう真っ暗で、少し誰かのいびきが聞こえ、エアコンが効いて少し寒かったです。共同のバスルームでシャワーを浴びて、ベッドで布団をかぶって耳栓をして寝ました。

その晩は、夜中に起きることもなく、朝6時くらいまでぐっすり眠れました。

 

確証はありませんが、ここのホテルに泊まっている人達は、ほとんどが旅行者ではなく、JBに出稼ぎに来ている人じゃないかなと思いました。

なので、朝や夜なども非常に規則正しく、夜はすぐに部屋の電気が消えてみんな寝に入るし、朝も起きたらパパっと用意をして部屋を出て行くのです。ホテルというより合宿所に近い感じがしました。

 

 

2日目の朝は、7時頃に昨日の夜に見かけた賑やかなレストラン、Lepak Cornerロティ・ピサン(バナナプラター)を食べました。あああ美味しかったなぁこれ!

雰囲気がいいお店って、あまり料理には期待しないんですが、ここのロティはこだわりを感じました。

 

 

朝ごはんのあとは、ホテルに戻って宿泊延長を伝えました。今まで泊まった安ドミトリーの中で、一番いいかもしれません。

東南アジアのホステルは、たいていはパーティ好きの若い欧米人が朝も夜もうるさい感じですが、さすがはJB、そんなナンパな旅行者は寄せつけません。

 

それからホテル周辺を少し散歩し、そのあとチェックポイントバスターミナルから、バスに1時間ほど乗って友達のカフェにコーヒーを飲みに行き、そこで昼ごはんも食べて、午後の2時くらいにまたJBセントラルに帰ってきました。

 

また小腹が空いたので、ホテルから徒歩10分くらいのところにある、Warung Pokok Cherryという、クランタン料理のレストランで食事をしました。クランタンはマレー半島の東海岸にある街です。

ここもかなり人気があるらしく、3時という半端な時間にもかかわらず、お客さんがたくさんいました。自分で好きな物をよそったりするスタイルで、私のは飲み物も合わせて17RM(5ドルくらい)でした。

小さいナマズの揚げたやつがとても美味しかったです。

 

 

長くなってしまったので残りは後編で。

 

【今回紹介した所の地図】

 

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