シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

コロナ後のKLに遊びに行ってきたよ(後編)

前回の続きです。

 

yangpingsan.hatenablog.com

 

まずは、今回の旅行の目的、友人のパフォーマンスについて。

友人はアーティストAiweiミュージシャンKentで、山門茶寮 /Shaman Tearoomというユニットを組んで、色々なイベントで中国茶道と音楽を組み合わせたパフォーマンスをしています。

今回の会場は、マレーシアの有名な俳優(2015年没)、Ramli Hassanさんの元お屋敷。場所は山道をぐるぐると走った一番奥のずんどこ。シンガポールのタングリン地区を彷彿とさせる場所でした。

 

 

パフォーマンスは一時間。今回は特別出演で、ハンドパン奏者Thongさんという人が出演していました。この人がすごかった。

会場が暗くてあまり顔はハッキリ見えなかったのですが、オーラでもうただ物ではないのがすぐにわかりました。演奏も素晴らしく、友人には少し悪いですが、個人的にはThongさんが良いとこ全部持っていったなという感じでした。

でもThongさんだけでも面白くない。3人それぞれの持ち味が絡んで、とても良いパフォーマンスでした。

 

 

KentとThongさんのコラボ動画はこちら

www.youtube.com

 

このパフォーマンスが土曜日にあり、我々は火曜日くらいまでのんびりする予定だったんですが、奥さんは新しい仕事が入ったとかで、月曜日の朝にさっさと一人でシンガポールに帰って行きました。

 

私は一人で寂しい・・・とはならず、やったーー!!と喜んでしまいました(笑)

亭主だってね、女房元気で留守がいいと思ってしまうのですたまには。

 

というわけで行きたい所に行こうと思い、イスラム美術館国立博物館に行きました。実はどちらも二回目の訪問です。

とくにイスラム美術館は素晴らしい!何度行ってもまた行きたくなります。

なにが良いってアラビア語がかっこいい。まるで読める気がしない。恐れ多くて読む気もしない。

 

 

前はタイ語が全く読める気がしなくてかっこいいなと思ったんですが、頑張ったら意外とすんなり読めちゃいました。

大昔、中国でもイスラム教が時の王朝に受け入れられ、アラビア語の書道も流行ったそうです。

 

 

文字っていうか絵ですね ↑

 

こちらはほんとに絵です ↓

 

 

 

あとはChow Kit(チョウキット)という下町に2回も行って、また古着屋巡りをしたり、市場を散策したりしました。

Chow Kit 市場といえば、牛や山羊の首が並んでいる事で有名だそうですが、私は知らずに行ったので、初めて見つけたときにかなりギョッとしました。牛だからギュッとしたでしょうか。(しょうもな)

 

 

この市場の周辺を一時間くらい散策したんですが、まぁなかなか怪しい所で、昼間でも少しドキドキしました。

噂では夜は麻薬と娼婦とレディボーイで溢れかえる怪しい地域だとか。次回の宿泊地はここに決定。

 

 

あとはチャイナタウンで非常に古い古本屋を見つけました。本が古けりゃ店まで古い。

 

 

フラッと入っただけでとくに買う気はなかったんですが、日本語の本ってありますか?と聞くと、お店のおばあちゃんが親切に色々教えてくれたので、一冊買ってしまいました。

 

米長邦雄「運を育てる」

もう亡くなったそうですが、有名なプロ棋士の方らしいです。昔世間を騒がせた女流棋士、林葉直子さんの師匠でもあったとか。

 

 

旅先で出会った本に感銘を受けて人生があらぬ方向に行くことが多いので、今回もやってみましたがやはりハズレなし!

これが聞きたかったんよという言葉が色々書いていました。尊ぶべきは、古着、古本、古女房!

 

10年前はシンガポールにも古本屋がいくつかあったんですが、気が付けば一つ残らず潰れてしまいました。

KLもシンガポールと同じくらい都会(言い過ぎか)ですが、シンガポールからすでに失くなってしまった物が、まだまだここには残っていると思われます。

シンガポール人に言わせれば、古臭くて汚い物ばかりなのかもしれませんが、それを必要としている人もまだいるんじゃないでしょうか。例えば俺とか。あと俺とか。

マレーシア、そこは古き良きシンガポールを懐かしむ人達のユートピア。

 

以上、KL旅行の報告でした。

ジュンパラギ!(また会おうね)

 

 

 

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