シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

失敗を乗り越えて得た血と汗と涙のトースト(ちょっと韻ふみ)

先週のあるけだるい午後の昼下がり、一人でポンゴルのあるコピティアムに行きました。

飲み物を注文するカウンターに並んで、何を飲もうかなと思っていたら、自分の番が思ったより早く周って来そうだったので、急いで決断し、よしトーストセットを頼もうと思いました。

 

パッと頭上にあるメニューの看板を見ると、私が好きな食パンのセットのところに「B」と書いてあるのが見えたので、迷わずBセット1つ!飲み物はKopi O Kosong!と頼みました。

そして先に飲み物と半熟卵だけもらい、あとからパンを取りに行くと、なんと私が注文したトーストじゃなくて、丸いフレンチロールじゃあーーりませんか!(チャーリー浜)

 

なんじゃあごりゃああ!と思ったのですが、換えてくださいなんて言う勇気のない私はだまってそのフレンチロールを食べながら、パンは甘いけど人生はしょっぺえなあと思いました。

 

 

そして昨日、また久しぶりにそのコピティアムに行きました。

今日もまたトーストセットが食べたいけど、また違うの出されたら切ないなぁと思いながら、メニューを見上げると、なんと私が食べたかったトーストセットは「B」ではなく「C」で、私が見た「B」というのは、数年前から導入された、食品の砂糖・トランス脂肪酸含有量を示すグレードでした・・・。

簡単に言うと、Aが一番健康的でDが一番体に悪いよっていう表示です。

 

シンガポールの飲料に出現 Nutri-Gradeラベルとは|Reeracoen Singapore

 



わたしバカよね おバカさんよね うしろ指 うしろ指さされても

あなた一人に命をかけて 耐えてきたのよ今日まで

 

これは私の生まれ故郷、北海道が生んだスーパースター、真狩(まっかり)村出身の細川たかしの名曲「心のこり」の一節です。

 

まぁその話はおいといて

 

今回はその間違いに気づく事ができ、無事に食べたかった「C」のトーストセットを頼む事ができました。

 

 

私が注文した飲み物は、Teh C シュータイ(無糖練乳ミルクティー砂糖少な目)です。

このA~Dのグレードは飲み物につけらるはずですが、このトーストセットの「B」はセットに含まれるコーヒーかティーに関するものでしょう。一番甘い、普通のKopiやTehを頼んだら「B」レベルだよという事でしょうか。

個人的にはこれ以上物事を複雑化するのはよしてほしいのですが。

 

こうやって私はまた一つおりこうさんのぽんぽこぴーになったわけですが、そうそう失敗と言えば、この間YouTubeである人が「人間は失敗からしか学ばない」と言っているのを聞いて、深いな~と思いました。

こう考えると、若いときから失敗知らずのエリートみたいな人って、じつは頭の中はものすごく子供っぽいのかもしれません。

成功者と言われている人達も、きっとたくさんの失敗を経て、その地位に辿り着いたわけですが、しかし俺もそうやって失敗ばかりしてきたんだよ、だから今はこうやって失敗もなく安泰にやっていられるんだ、そう言っている時点で今はもう成長してないって宣言しているようなものですから、ちょっと間抜けだなと思ってしまいます。

 

案外、田代まさしみたいな人が一番悟りに近いのかもしれませんね

(んなこたぁない!!!)

 



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