コロナで海外旅行ができなくなり1年が経ちました。旅行好きの人は、ほぼみんな国内で楽しむ路線に切り替えたのではないでしょうか。
もちろん私もその一人で、今までは目もくれなかったところに着目しております。
その一つが ローカル料理!ウホ!
と言っても私は低所得者層ど真ん中なので、お高いレストランではなく、あくまで庶民的なお店にばかり行っております。
お店の探し方ですが、Google Mapなどで自分で探すこともあれば、友だちからの口コミを頼りにすることもあります。
今回はその中からオススメの南インド料理を紹介したいと思います。
それはコチラ
Murugan Idli Shop
住所 : 76 Syed Alwi Rd, Singapore 207660
リトルインディアのムスタファセンターの近くにある南インド料理のレストランです。
レストランの名前にもなっている idli(イドリー)という食べ物をご存知でしょうか。
米粉と豆粉で作る、醗酵蒸しパンなんですが、インド料理が好きな人は見た事があるのでは。南インド料理ならどこのお店でもだいたい置いてあり、よく朝ごはんに食べられます。
私はこの食べ物に関しては素敵なエピソードが1つありまして、もうかれこれ10年くらい前になるのですが、南インドを一ヶ月近く旅行したことがあるんです。
そこで2週間目くらいに、カニャークマリというインド最南端の小さな町の食堂で、初めてこれを食べました。
そしてそれが見事にあたってしまい、数時間後に激しい下痢が始まりまして、それからインド料理を身体が受け付けなくなり、残りの2週間バナナとクッキーだけを食べて旅行を続けたという、素晴らしい思い出です。
醗酵してるので元々少し酸味があるんですが、そのイドリーはめちゃめちゃ酸っぱかったです。直感的にこれ食ったらいかんやつや!と思ったんですが、珍しいアジア人ということで、みんなに囲まれ注目されながら食べていたので、残すわけにいかず全部たいらげました。私はこんな自分が大好きです。
そんな事があったので、それ以来食べた事がなかったのですが、シンガポール人の友だちがこのお店を教えてくれたので、トラウマを克服する良い機会だと思って行ってきました。
この店の名物はもちろんイドリーなんですが、ここには Ghee Podi Idliという、赤い粉をまぶしたイドリーがありまして、これがここの看板料理だと思われます。
Podi(ポディ)とはインドの「スパイスふりかけ」の事なんですが、赤い見た目から想像するほど辛くはなく、なぜかほんのりとチーズの香りがしました。
少しクセがあるとも言えるかもしれませんが、なんとも表現し難いアメージングなお味で、私は大好きです。
ホーカーやコピティアムにある南インド料理の店では、イドリーは1個たしか 1$(80円)以下だったと思いますが、この店のイドリーは1個 1.75$(140円)、 Ghee Podi Idliは 2.25$(180円)となかなかのお値段です!
ちなみに下の写真のような注文票に個数を記入して注文します。
注文票を渡すと、4種類のソースがかかったバナナの葉っぱが運ばれてきます。
このソースが、なんなのかよくわかりませんがまた美味しいのです。
そしてここに注文した料理がどんどん載せられていくわけです。
そしてイドリーはさることながら、ポテトカリーが入ったパンケーキ「Masal Dosai(マサラ・ドーサ)」や、豆の揚げドーナツ「Medu Vadai(ヴァダイ)」も、とっても美味しかったです。
ホーカーの一般的な店と食べ比べると、ここの料理がどれだけ洗練されたお味なのかわかるでしょう。どれも一手間かかっている感じがします。
でもね、やっぱりホーカーでの普通の値段を知っていると、かなり高く感じます。
どの料理も値段は2倍近くしますから。
ですから私などは数週間に一度の、贅沢料理として食べに行っています。
といっても10$(800円)あれば、だいたいお腹いっぱい食べられますよ。
でもインド料理ってどこで食べても美味しいので、基本的には近場で食べますね。
シンガポールのインド料理は、衛生的にもしっかりしているので、食あたりなどもまず心配要らないでしょう。
ちなみに本場インドでは、庶民的な店で食べると日本人はまずあたります。
下痢、食欲不振、そして高熱が出て意識朦朧となります。まぁ私たちの身体が弱いとも言えるんですが。私は1度のみならず、2度3度やらかしております。
なのでインド料理は、ぜひインド以外の国でお楽しみください(笑)
もう一つおすすめしたい事があるのですが、できれば手を使って食べてみてください。理由はシンプルに、その方が美味しいからです。
寿司とかパンも、スプーンとフォークを使うより、手でつかんで食べたほうが美味しくないでしょうか。食ベ物は五感をフルに使って食べるべきです。
目で見て、鼻で香って、手で触感を確かめ、さらにスープや麺をすする音なども日本人は楽しめるはずです。
というわけで、インド料理ファンはぜひ行ってみてください。
今回はなかなか良い記事でしたね(自画自賛!笑)
以上です編集長!
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