物の怪に憑かれたように毎日料理をしまくっているヤンピンさんです。
最近はインドカレーにハマっていまして、豆カレーのDhal(ダル)に始まり、チキンカレー、カリフラワーカレー、オクラカレーなどを作りました。
だいぶ慣れてきて、味も安定してきたのですが(本場の味にはとおおく及びません)そうなると今度は新たな欠点が見えてくるものです。現状に満足できなくなるのですね。
これが人間の本性です。そして発展しすぎた文明はいつか・・・滅びるのです。
いったいなんの話しをしているんだ!
カレーの話しでしたが、インド系のスパイスカレーって、色んなスパイスを買わなければいけないのでハードルが少し高いのですが、一旦基本的なスパイスを買い、基本的な調理法に慣れてしまうと、思っていたよりは簡単だと思います。
油をひいてクミンを炒め、そこにタマネギとニンニクと生姜を入れる。それからトマトと塩を入れて、ターメリック、コリアンダー、チリパウダーを加える。あとは水を適量入れて、他の具も混ぜて少し煮て、最後にガラムマサラを入れる。
だいたいこんな感じだと思うんです、どのカレーも。
もしインド料理に興味があるけど、まだチャレンジしていないという方がいるなら、私はこう言いたい。
恐れるな
この人知ってますか?
現在の窪塚洋介じゃないですよ。
これは自称ゴリゴリなカトリック信者であるハリウッド俳優メル・ギブソンが監督して撮った映画「アポカリプト」の、主人公の父親が息子に向けて言った言葉です。
面白いから見てほしいですし、インドカレーもぜひ作ってみて欲しいです。
インドカレーもいいのですが、その他にもまだ日本人には全然知られていないが簡単で美味しいレシピをもう1つ紹介します。
それは 葱油 です。
中国語ではツォンヨウと読みます。
上海に行ったことがある人は、きっと食べたことがあると思うのですが、現地に「葱油拌面」という料理がありまして、肉も野菜も入っておらず、茹でた麺に葱油と醤油をぶっかけて食べるというシンプルな食べ物なのですが、私はこれをはじめて食べたとき、美味しくて「了不起/リャオブーチー(素晴らしい)」と叫んでしまいました。
もちろん実際は叫びませんでしたが、心の中でそう叫んだということです。
心の中でも実際は叫びませんでしたが、とにかく美味しかったのです。
そしてシンガポールに帰ってきたら、実はシンガポールでも大陸系の中国料理の店では売っているんですね。
上海系のレストランや、ホーカーでも大陸の中国人経営の小籠包を売っているなど店は「葱油拌面」も売っている傾向があります。ホーカーだと一杯6ドル(480円)くらいの費用感だったと思います。1年前くらいに、Maxwellのホーカーで食べたことがあります。
上海の、公衆便所を思わせる無機質な白いタイル張りの超どローカルな庶民食堂では、一杯たしか100円くらいだったと思います。そして上海ではレストランよりも食堂のほうが圧倒的に美味かった。
そしてこの葱油が、実は簡単に自宅でも作れて、あとは好きな麺を茹でてそれにぶっかければ、葱油拌面が自宅でも気軽に食べられるのです。
嗚呼、了不起
ではレシピですが、超簡単です。だって長ネギを油で揚げるだけなんですから。
そうは言っても三千年の歴史を持つ中国の伝統料理ですから、実際は奥が深くてレシピもシェフによって微妙に違うのですが、怠慢な私が普段やっている分量でご紹介します。
まず材料は
・長ネギ(小ネギでもよし)150g
・紫タマネギ1個
・にんにく5片
・サラダ油200cc
油はどんな種類でもいいですが、オリーブオイルはおよしよ。
にんにくとタマネギは入れない人もいますが、これにさらに生姜や、八角、クローブなどのスパイスなども加える人もいます。でもネギさえあれば、基本的にはオッケーです。
長ネギは5cm幅くらいに切り、タマネギ、ニンニクはスライスします。
油を熱して、温まったら全ての材料を入れて弱火で少しかき混ぜながら揚げ続け、黄金色になったら材料などを取り出して、完成。
残った油が、葱油になります。
油から取り出した具材なども、美味しいので捨てずに取っておき、麺の上にのせたり、他の料理に使ったりしています。
保存期間は、冷蔵で一ヶ月程度と言われていますが、私は冷蔵庫には入れませんし、たまに使いきれずに数ヶ月経ってしまうこともありますが、とくに味や香りに変化はないと思います。
だって油ですよ。油って水分がないから腐らないでしょ。
ただ酸化はしますし、火を通してしまったので、1年とかは長過ぎだと、半年経過した納豆を食べて胸焼けを起こす私でさえ思います。
早めに消費できる自信がない人は、お友達に分けてあげましょう。見返りにまた葱をもらえばいいじゃない(By マリーアントワネット)
この葱油は、さっきも言ったように葱油拌面に使うのですが、この油をかけただけでは味も何もないので、別に醤油も作って、麺と油と醤油を混ぜて食べてください。
醤油は
・醤油 大さじ3(手に入れば「生抽」2、「老抽」1)
・砂糖 大さじ1
これらを混ぜて火にかけ、1度沸騰させれば完成です。
こちらも砂糖と醤油ですから、数ヶ月保存できるはずです。
日本語のレシピもたくさんあるみたいので、私のいい加減な説明ではわからなかった人は、そちらもチェックしてみてください。
自分で一度作ってみるということは、健康管理をしていく上で非常に重要だと思います。なぜなら、一度自分で作ってみると、どんな材料が使われているかわかるからです。
ケーキを自分で作ってみて、あまりの砂糖の量に、ケーキを食べるのを止めてしまったという人がよくいますよね。あっ、そんな人いないか。
私は保存料が入ったものが嫌いなのですが、一度カヤジャムを自分で作ってみて、あまりに早く腐ってしまうので、カヤジャムの保存料だけは許容範囲にして、市販の物を買ったりもします。そうやって自分に必要なもの、そうでないものを見分けることもできます。
ということなんですが、結局言いたかったことは
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