最近家の近くのPCN(遊歩道)で、なんか学生をよく見るなぁと思ったら、スクールホリデーに突入したんですね。
この時期は色んな所が、学生と家族連れで溢れ返り、私は人混みが嫌いなので、いつも海外に逃避行していたんですが、今年はもちろんシンガポール国内にいなければなりません。
ワクチン接種済みのシンガポール人は、ドイツに隔離無しで旅行できるようになったと聞ききました。実際にドイツに旅行に行った人は聞いたことがありませんが、ヨーロッパに一時帰省する欧米人は、私の周りでも少しずつ増えている気がします。
タイも最近、完全接種の欧米人の観光客をついに入国させたみたいですが、さてどうなるか見物です。一時的にでも、こうやって実際にワクチン接種者が再び海外旅行ができるというのを見せるのは、ワクチン接種促進に非常に効果的でしょう。
とくに、きっとすぐにまた海外旅行できるようになるから乗り遅れないようにしっかり準備しとかなきゃと我慢汁だだ漏れの人達に。
ただそうやってだだ漏れの状態で歓楽街に足を踏み入れるとたいていぼったくりにあうので、用心したほうがいいと思います。私も昔ススキノで・・・
それにしても、ワクチンがコロナ感染を微塵も防がないというのは、今のシンガポールの状況がはっきりと証明しているわけですが、どういった道理で接種と未接種にこうやって差をつけているのでしょう。もうそんな事どうでもいいですね。失礼しました。
話しは変わって、先日はじめてAPR Covid Test Kit(コロナ検査キット)なるものを使用してみました。
これは個人でできる即席のCovid検査で、シンガポール政府が各家庭に10個くらい無料で配布しているものですが、無料といってもリー・シェンロンが国民のために自腹を切っているわけではなく、国民の血尿、じゃなくて血税を使って、製薬会社(財閥)から購入しているのでしょう。
薬局などでも販売していて、1回分でおよそ8ドル(640円)くらいするそうです。
PCRテストと比べると、さほど正確ではなく、もし陽性反応が出ても、クリニックなどに行って再度検査を受けなくてはいけないみたいです。
ずいぶんあこぎな商売ですね〜。
こんなクソみたいなもの死んでもやりたくないと思っていましたが、先日ちょっとヤボ用でこれを使わなくてはいけなくなったので、まぁ無料だし一回くらいいいかと思ってやってみました。
まずは付属の綿棒を、鼻の穴に突っ込んでグリグリして、その綿棒の先っぽをある液体に浸し、その液体をキットに何滴か垂らすと、数秒で結果が出ます。
その結果と一緒に、自分の名前、IDナンバー、日にちなどを書いたメモを写真に取れば、それが陰性の証明となるらしいのです。(そう聞きました)
今回は残念ながら陰性でした。
これがあれば未接種の人でも、検査の24時間以内ならば色々な活動に参加できるらしいのです。さらに出社する人も、毎回いちいちこれをしなければならないとか聞きました。
あこぎな商売ですね〜。
これの面白い所は、完全に当事者の信用で成り立っているところだと、私は思いました。
例えば、誰か他の人が検査したもの使ったり、前回使用したものに、日にちだけ書き換えて写真を撮ったりしても、全然バレないわけじゃないですか。
フォトショなどで写真の加工ができる人なども、簡単に偽造ができると思います。
しかし、自分がCovidじゃないか、ちゃんと知りたいと思う人は、毎回きちんとお金を払って新しい物を買い、自分でちゃんと鼻の穴をグリグリして、陰性の結果を見て心からホッとするわけですね。あまり正確じゃないから、ほんとは陽性かもしれませんが。
シンガポール政府は、ほとんどの市民がこれを不正をせずにきちんとやってくれると信用しているのでしょう。(信用していないから、税金で無料配布にしたとも思える)
私みたいな非国民タイプの人間は、QRコードのスキャンでさえ、あまりしたくないなと思うのですが、みなさん係員が見ていようがいまいが、ちゃんと自発的にスキャンしたりしているようですね。
そして風邪気味だと思ったら、すぐにクリニックに行って、コロナに感染していないかどうか調べてもらうんでしょう。
素晴らしい。
これがいわゆる”教育”の賜物なんですね。
これからシンガポールはきっと世界の雛形となって、他の国々もシンガポールを見習い、QRコードなどのスキャンの義務化などを進めていくのではないでしょうか。
素晴らしい。
明るい未来が我々を待っているはずです。
リー・シェンロン首相、万歳(マンセー)万歳(マンセー)。
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