シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

マラッカで脱水症になってフラフラでゲイに鞭打ち

先週、マラッカ脱水症になって帰ってきました。

しかしもうすっかり回復して、今朝は久しぶりに早朝のストレッチができるまでになりました。やっぱ健康っていいよね。

 

あれはそう、マラッカからシンガポールに帰る一日前でした。

すごく暑い日だったんですが、12時にホテルを出て、近くにあったエアコンのない、ファンが天井でグルグルと回っているインド料理の店で昼飯を食べました。

あまりに暑かったので、滅多に飲まない冷たいライムジュースを飲みました。

 

 

食べ終わって、最後の日くらいちょっと観光するぞと思い、炎天下を日傘刺しながら、寄り道しながら、ゆっくりと2時間くらい歩きました。

 

途中で、私が道路の左端を歩いて進んでいると、一人でスクーターに乗ったマレー系の青年が、路肩に停まってこっちを見ていました。なんか唇がやけに赤っぽい20代くらいの男性。

私が横を通りすがるときに、私の顔を見てにこっと笑いながら何か言ったんですが、わたしはすぐに、同性愛者の人だ!と思ったので、一応笑顔を返しましたが、そのまま止まらずに前へと歩きました。

そしてあの唇が赤っぽいのは、口紅をうっすら塗ってたんだなと近くで見てわかりました。

マレー系であんなあからさまな人は初めて見たな、などと考えていると、彼のバイクが私の横をゆっくりと追い越して進んで行きました。

はいはい、そのままどっか行ってしまいなさい、と思っていると、100mくらい先で左に曲がり、そのまま進んで建物の裏の方に行ってしまいました。

しかし私がその曲がり角があるあたりに着くころに、また建物の陰から突如現れ、またこっちまで来て、同じような事を笑顔で囁いてきました。なんと情熱的な!

私は笑顔で首を横に振りながら、声には出さず口だけ動かし「No No No」と言いました。あたいそんな安い男じゃないわよと。

その後かれはまたも私を追い抜かして先へ進んだのですが、もうそのまま戻っては来ませんでした。

あれが青年ではなく、可愛げな女性だったら、ほいほいネギ背負ってついていったんですが。

 

という話はおいといて

 

やっとセント・ジョンの砦という所に着きました。あの有名なやつではありません。

少し郊外にあるので、誰も行かないような所です。マラッカには何回も来てますが、ここに来たのは今回が初めてです。

大砲のレプリカがいくつかあって、海がちょっと見下ろせました。

 

 

それから丘を下りて、すぐ隣にあるマラッカ州立刑務所博物館に行きました。

ここも初めて来ましたが、なかなか見ごたえがありましたよ。入場料はたったの6RMなので、すごくおすすめです。ここはマレーシア人の観光客がかなりたくさん来てました。

maps.app.goo.gl

 

一番面白かったのは、鞭打ちの刑の展示です。

鞭打ちの刑知ってますか?ガチムチのゲイじゃないですよ。やきもちのせいでガチムチのゲイ鞭打ちの刑って三回言えます?

ガチムチではないですが「ゲイの男性カップルがインドネシアで鞭打ちの刑」っていうニュースはこちらです。

同性愛の男性カップルに公開むち打ち刑 インドネシア・アチェ州 写真10枚 国際ニュース:AFPBB News

 

上記のはインドネシアの鞭打ちで、背中を打たれてるように見えますが、マレーシア(シンガポールも同じのがあるはず)のはお尻です。

 

 

実際の動画もネットにあって見たことがありますが、まぁ恐ろしいのなんの。ケツってすでに縦に亀裂が入ってますが、横にも何本も亀裂が入ることになります。

気になる人は Foreigners caned most in Malaysia で動画検索かけてみてください。

 

あと刑務所に入るときに、体内に麻薬を入れて運びこもうとする囚人がいるらしく、そいつの死体(なぜ死体なんだろう)を解剖したノーモザイクの写真や、バケツにウ〇コをしてる写真などもありました・・・。

これはグロすぎるから写真は貼らないね。

まぁとにかくそんな愉快で楽しいミュージアムでした。ぜひ家族やカップルでおいでください。

 

 

そのあと、着ていたTシャツもあせだくだし、また歩いて帰る気力もないので、Grabタクシーでホテルまで帰って、またも氷の入った冷たいフルーツのジュースを飲みました。

 

その夜はぐっすりと眠ったんですが、次の日朝起きてみると、身体がすごく重い

歩いて朝ごはんを食べに出かけ、またホテルに帰りましたが、下半身の関節や筋肉が少しずつ痛くなってきました。

最初は熱でもあるのかなと思ったんですが、風邪を引く要素は皆無です。エアコンにも気を付けていたので。

 

シンガポールに帰るバスは午前9時半だったので、バスに乗っているときにトイレに行きたくならないよう、あまり水分は取らないようにしました。

 

無事にバスターミナルに着いて、バスに二時間半乗り、やっとJBに着きましたが、具合はさらに悪くなっていました。風邪のときの初期症状、でも熱と寒気は全くない、という感じ。

奥さんに、無事にJBまで来たけど、ちょっと体調が悪いんだよねと説明すると「それぜったい脱水症だよ!あたし同じ経験したことあるもの!」とのこと。

 

私はまだなったことがなかったんですが、昨日の炎天下での観光のことを思い出すとなんとなく納得がいきました。

もしそうだとしたら、朝からぜんぜん水分を摂ってないのはまずいなと思い、すぐにミネラルウォーターを買ってがぶ飲みしました。

 

シンガポール側に着いてからは、早く家に着きたいあまり焦ってしまい、違うバスに乗ってしまいました。おかげで余計に時間はかかるわ、乗り換えは増えるわで、えらい大変な思いをして家に帰りました。

食欲もなく、とりあえず水分だけ充分に摂ったんですが、たぶん摂り過ぎたようで、何度もトイレに行くはめになりました。

 

次の日は朝は調子が良かったんですが、そこで調子に乗って自転車で市場に買い物なんぞに行ったから、帰ってきてから具合がまた悪くなり、けっきょく二日目も一日中ベッドで寝ていました。

 

症状は、頭痛、身体が重い、だるい、筋肉や関節が痛いなど、やはり熱と寒気のない風邪の症状でした。

 

しかし大人しく寝ていたおかげで、三日目はやっと回復して、なんとか事なきを得ました。

やはり水分が足りてなかったのかもしれませんが、私が感じたのは、もう年なんだから炎天下にそんな長時間外を歩くとかとかやめなさいって事です。いくら水分を十分にとっていても、あれはまずいですね。

 

いつかドバイとか行って、気温50度とか体験してみたいなと思ってたんですが、やめます。

というわけで、日本はこれから暑い暑い夏がまたやってくるということで、レストインピース(合掌)

 

 

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