シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

バンドンのまったく有名でないけどもワイルドな巨大市場に行ってきた

前回の話はコチラ

バンドンの夜 有名な屋台通り「スディルマン・ストリート」で食べ歩き - シンガポール漂流生活

 

さて次の日(火曜日)ですが、朝9時くらいにホテルを出て、市内の中心部からちょっと離れたCARINGIN市場という、旅行者的にはまったく無名な市場に行ってみることにしました。選んだポイントは、Google Mapにここだけ青果市場と書いてあったからです。ここインドネシアでは市場と書いてあって行ってみると、衣料品がメインだったりしたので。やはり市場といえば食べ物のほうが気になりますね。

 

そんなわけでまたGrabバイクに乗って行ったのですが、やはりけっこう時間がかかりそうだったので、途中で動画を撮ることにしました。

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これがまた手ブレッブレで見れたものではありません。やはり単に手で持っただけでは、乗り物の動画は撮れないんですね。勉強になりました。一応動画を貼らせてもらいますが、しょうもないので見ないでください。

 

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15分くらいかかってその市場についたのですが、ここがなかなかワイルドな市場でした。

まず汚い。前日に雨が降ったのか知らないですが、足下がドロドロで、そこに大量に廃棄された野菜が落ちている。たぶんもう大方の取引は朝早く済んだのでしょう。

サンダルをはいて行ってほんとによかったと思いましたが、足の爪に泥が入って一週間くらい取れなかったです。

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ここで歩きながら動画撮ったらどうなるんだろうと思って撮ってみましたが、やはり手ぶれがスゴい。両手で携帯持ってそーーっと歩いたんですけど、やはりブレるし、HUAWEI(中国のブランド)の携帯なので、画質はいまいちだし、現地の人達は怪訝な顔で見てくるし。たぶんこんなとこで撮影して何が面白いんだと思われてるんでしょう。

 

ここは本当に大きい市場で古い木造の建物が何棟も並んでいて、なかなか風情がありました。ブルドーザーがゴミを集めているのですが、地元北海道の除雪車を思い出しました。なかなかの迫力でした。

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あとは鰹節みたいなものが売っていて、これ何?って聞いたら、「トゥナ(ツナ)」と言っていたので、鰹節ならぬマグロ節のようです。

日本人がイメージするマグロよりも小振りですが、インドネシアでもけっこう獲れるんですね。もうマグロだらけでしたから。

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ここでは朝飯も食べずに1時間くらい歩き続け、やっと小さい食堂を見つけ、泥だらけの足のまんまで、やっと遅い朝ご飯をいただきました。

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そしてホテルに帰ろうとしたところ、なぜか携帯でネットが使えなくなっていました。

どうやってもGrabが使えず、しょうがないのでアンコタと呼ばれる乗り合いバスに乗って駅まで帰りましたけど、人が来るのを待ったり、人を乗せたり降りたりで相当時間がかかりました。Grabバイクの20倍くらい。

まぁそういうのも旅行の醍醐味ではあります。

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そしてやっとバンドン駅に着き、雨が降り出し、駅で太宰治の「人間失格」を読みながら1時間くらい雨宿りしました。それからコンビ二へ行って、SIMカードにデータをトップアップして、再びネットが使えるようになりました。

しかしせっかくなので歩いて帰ってみましたが、途中で「ドリアンアイスクリーム」なるものを見つけ、ちょっと食べてみましたが、これがめっちゃ美味しかったです。

ドリアン風味アイスに、本物のドリアンも1粒入ってて、その上に黒いモチ米をのせて、チョコ味コンデンスミルクをかけて食べます。

これがマレーシアにもあったらいいのに〜と思いました。シンガポールは高そうだから要らない。

 

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わたしがこのアイスを道の脇で食べてると、おじいさんと5、6歳くらいの娘さんが向こうからやって来ました。二人とも民族衣装っぽい服を来ていて、おじいさんはハチミツみたいな物が入った瓶を何本か抱えていました。私の予想ですが、どこかの村から物を売りに来た人達ではないかと。そしてこの女の子の方が、私がアイスを食べているのをチラッチラ横目で見ているのです。

そして二人とも私のすぐ近くに腰を降ろしたんですが、二人で何やら話していて、おじいさんがさきほどのアイス屋に行って、一個ドリアンアイスを買って来て、娘さんがそのアイスをものすごい真剣な表情でムシャムシャ食っていました。私は彼女にこのアイスを食べさせるきっかけを作った事に、なにか人の縁みたいな物を感じました。

おわり

 

はい、なんの落ちもなかったですが、私的にはすごく印象に残ったことでした。

 

 

それから歩いていると、なんか気になる建物を見つけ、ネットで調べると老舗の喫茶店だったので、入ってオムレツとコーヒーを頼んでみました。喫茶店の中でもみんなガンガンタバコを吸っていて、もう覚えてないけど俺が子供のときって日本もこんなんだったのかなー、なんて思いました。

 

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それから地元民の憩いの場、アルンアルン(広場)へ行って、その隣りにあるバンドンを代表するモスク、MASJID RAYA BANDUNGを撮ってみましたよ。

中に入るとちょうど礼拝が始まったのですが、そこは気が引けて撮りませんでした。私も真剣に墓参りとかしてるときに、外国人に動画撮られたらイヤかなと思ったので。

 

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モスクの両側に高い塔が建っていて、親切なおあばさんが、これは登れるんだよって教えてくれたんですが、その日は雨だったせいか閉まっていて登れませんでした。とても景色がいいみたいなので、行った方はぜひ塔にも登ってみてください。

 

シンガポールでは、ご高齢の方々をジジイ・ババアと呼ぶのに、インドネシアではおじいさん・おばあさんと呼んでいる自分がいます。人間の心理って複雑ですね。

 

 

それでようやくホテルに戻りまして、夜はどこにでもありそうなこんなテントの小屋で、ナマズとアヒルの揚げたやつ食べました。

以下のようなテントのやつです。

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インドネシアに来た人なら必ず見たことあると思いますけど、これめっちゃウマいですよ。食べたい物を言って、カラッと揚げてもらうだけです。

 

そんなわけで長い火曜日が終わりましたとさ。

 

つづく

yangpingsan.hatenablog.com

 

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