シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

ゲイラン2022.12.24 ~風俗とクリスマス~

先日のクリスマス・イブの夜に、ゲイ友3人とGaylang(ゲイラン)に晩ご飯を食べに行きました。

ねぇねぇ、ゲイだからゲイランを選んだの?と聞きたいところですが、まだゲイだとカミングアウトされてないので、そういう事は聞いたりしません。

 

晩ご飯を食べ9時半頃まで話してみんなとは別れ、一人で散歩がてらにGuillemard Rd沿いにある以前通っていた柔道クラブの建物を見に行きました。

クラブ自体は去年グレートワールドシティーの方に引っ越してしまったんですが、建物は依然としてありました。電気もついていなかったので、まぁいいやと思い、再びAljunied駅の方に歩きました。

 

そのときにLorong18(通りの名前)を通りました。

ここは殿方の間では言わずとしれた、置屋という日本でいうソープランドみたいな本番ありの風俗店の密集地帯。

しかしコロナでお店は営業できないまま2年以上が経ち、もう復活できないんじゃないかなという噂も立っていました(私の頭の中で)。

 

ところがなんといつのまにか営業再開しているじゃあーーりませんか!

ピンクのネオンと、店の入り口に座っている呼び込みのおじさんが懐かしい!!

 

こんな事書くと、私が以前足繫く通っていたみたいですが、そんなことはありません(ごく軽い否定)。ただシンガポールに遊びに来てくれた男友達を連れて行ってあげた事は何回かあります。

4、5人連れてった事があり、そのうちの二人は緊張して勃たなかったそうです。やっぱり海外の風俗って緊張するものなんですね。

 

この日はこの辺りでウロウロしてるのはほとんどインド人の若者でした。置屋はシンガポールの中では一番安い風俗らしいです。中華系のお金持ちはやっぱりKTVとか行くんでしょうか。

 

先に書いたようにこの日はクリスマス・イブだったんですが、このあと十字路に差し掛かったとき、ありえない光景を目にしました。

 

ある置屋の入口の前で、お揃いのTシャツを着た15人ほどのグループが、ギターを弾いてみんなで歌を歌っているのです!

 

 

はぁっ!?と思って立ち止まりよく観察してみると、どうやら彼らはクリスチャンのグループで、歌っているのはクリスマス・ソング。

商売繁盛を願ってライオン・ダンスでもやるならまだわかりますが、よりによって風俗店にクリスチャン。

 

最初、これはきっと営業妨害をしているんだなと思いました。

だってこんな大勢のクソ真面目そうな人がクリスマスソング歌ってる横を通って風俗店に入るとか普通できないですよ(インド人はしていたが)。

しかし、よく見るとお店のオーナーと思われる人も、その横で無表情で腕を組んで歌を聞いていて、5分ほどで歌が終わると、はいごくろうさまみたいに手を挙げて店の中に入ってしまい、グループも次の店に移動して行きました。

なんかよくわからないですが、恒例行事のようなアットホームな感じでした。それとも営業再開を祝福しているのか、風俗嬢にも神のご加護がありますよと応援して周っているのか。

 

さらに移動中も、道行く人にプレゼントかなにかと思われる小さな袋を渡していました。

私もグループのおじさんから、メリークリスマス!と笑顔で言われて袋を渡されたんですが、咄嗟に「受け取ってしまうと自分も今日風俗目当てで来たんだよと認めることになってしまう!」と変な考えが浮かび、もらうのを拒否して、メリークリスマス!とだけ返しておきました。

袋の中身、もしかしたらコンドームだったんじゃと少し思いました。

 

ゲイの友達にすぐにメールをしてこの事を伝えると、それはたぶんホーリーコンドームだよ、神父が使い終わった後のね!ぎゃはははは!と最高に下世話な事を言っていました。

 

というわけで、シンガポ―ルから風俗最新ニュースをお届けしました。ハッピーニューイヤー!

 

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