私は趣味がたくさんあるんですが、その中の一つが裁縫です。
最初はクタクタになったお気に入りのカバンなんかを使い続けるために、自分で繕ったりしてたんですが、そのうち財布やブックカバーなど小さな物を作るようになり、今ではカバンからパンツから何でも作ります。
今まで作った中で一番大きい物は、直径1.5mくらいのビーズクッションです。
しかもミシンが使えないので、全て手縫いで、アイロンなども一切使いません。
よくめんどくさくないねと言われますが、手縫いは一種のメディテーションだと思っています。居間のソファに座って、ラジオなんかを聞き流しながら3、4時間続けたりします。
40超えたオッサンの裁縫は、まるで受刑者の刑務作業のようです。
さて今年の10月から、また裁縫熱が出てきて、家にこもってチクチク色んな物を縫っていました。今年もこんな物を作ったよという記録に、少し紹介させてください。
まずは財布
ティッシュが入る財布が欲しかったので、ポケットをつけた財布を作り、側面にはインドネシアで買ったブロモ山のワッペンを縫い付けてみました。センスがないとかは言いっこなしよ。
続いてスリッパ
ネットで見つけた一枚の生地で作れるスリッパの型紙をダウンロードし、要らないデニムパンツの生地を使って、見様見真似でやってみました。
見た目はけっこうかっこいいかなと思うんですが、実はこれ歩くとすぐに足からすっぽ抜けて、まったく使い物になりません。
これは薄い布じゃなくて、革などの厚くて少し重いやつでやらないとダメだと思います。
4時間もかかって作ったのにああ残念。こういう事は多々あります。
続きまして縫物ではなく編物なんですが、草履
失敗したスリッパのリベンジということで、Tシャツで草履を編んでみました。
これもネットに作り方がたくさんのってます。
着古したTシャツが大変身!履き心地も快適な布ぞうり【前編】 | 共済・保障のことならこくみん共済 coop <全労済>
これには太めの縄が必要だというので、まず縄を編むところからやりました。ちょっとしたキチガイです。
でもこれで縄の編み方がわかったので、いつか乗った船が無人島に漂着して、そこでサバイバル能力が高いところをみんなに見せつけ、女性陣がみんな私の事を好きになりハーレムが作れたらいいなと思っています。
おっさんの妄想キモッ!
夜の10時頃に急に作りたくなり着手したんですが、熱中しすぎて途中で止めることができず、深夜2時まで続けてやっと一足完成しました。
Tシャツ1枚から、1足の草履ができました。鼻緒は三つ編みで作りました。
履き心地はまぁ悪くないですが、やっぱりもうちょっと縄が太めのほうがいいですね。今も履き続けてます。
お次は帽子のお直し
古着屋で100円で買った帽子のつばを一度はずし、中の硬いプラ板を取って、つばを短くしました。帽子の改造は前からやってみたかったんですが、思った以上に簡単でした。
続いてトートバッグ
こちらも古着やで買った緑のコーデュロイパンツを切って、パッチワークみたいにして作りました。
パッチワークに相当時間がかかり、途中であきらめそうになりましたが、5日間くらいかけてなんとか完成させました。
奥行も10cmくらいつけ、裏生地も違うパンツの生地を使ったので、カバン自体の重量がけっこう重くなってしまいました。トートバッグって軽さも一つの魅力なのに。容量は大きいので、たくさん入りますけどね。
最後に自転車の荷台につけるサイドバッグ
これも古着屋で100円くらいで買った、中華系のオジサンが履くような黒いスラックスの生地を使って作りました。
これは設計図も何もなしで思いつきで進めていったのですが、会心の出来でした。
ちょうどパンツ一本まるまる使ってでき、丈夫だし長持ちしてくれるはずです。
ちなみに背の部分に、プラスチックのバインダーが入っていて、折れないようになっています。
以上が、ここ三ヵ月で作った物になります。
古着を新しい物に作り替えるというのがすごく好きで、前からよくマレーシアで安くて微妙な(可能性を秘めた)古着を買っては、少しお直しして着るというのをよくやってました。
今年からまたマレーシアに行けるようになり、古着が安く手に入るようになりました。シャツもパンツも、一着5RM(150円)くらいからです。
色んな物が大量消費される現代において、けっこう地球に優しい趣味だと思うのですがいかがでしょう。貧乏くさいと言われれば返す言葉もありませんが。
ちなみに縫い方は、小学校で雑巾を縫わされた時に覚えた事のみです。玉留めとかまつり縫いとか、聞いた事はありますがよくわかりません。
構造を頭の中でイメージして、なんとなくやるだけです。
縫って縫えない物はない!
迷わず縫えよ!縫えばわかるさ!!
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