シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

他人の不幸は面白いか?

最近また海外在住者のブログを読み漁っています。


どんな海外在住者かというと、海外の有名な観光地で観光に携わる仕事をしていてコロナで仕事がごっついダメージを受けて人生が大きく変わってしまった人、またはもう海外は離れて日本に帰ってしまった人のブログです。

 

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コレを読むと、コロナが観光地にどんな影響を与えたのかがよくわかります。

 

なーーんちゃって

なんか何かを分析するために読んでるようにも聞こえますが、ブログを読み漁っていてふと、ワシはなんでこれに興味があるんだろう、と。


それは以前行ったことがある観光地だから、それが今どんな風になっているか気になるじゃない。
被害状況とか、現在の状況は知っておいたほうが、今後そこにまた行ける事になったときに役立つじゃない。


なんて自分で思って、いや、自分に言い聞かせて読んでいたんですが、やはり自分をだますなんてピュアなワシにはできない。

 

結局、私も

人の不幸を面白がっているんじゃないか

と思うんです・・・。


人の不幸は密の、いや、蜜の味って言うじゃない。

 

口には、けして出しませんでしたが、実は前から思っていたんですよ。
イケイケの観光地で、景気の良い仕事して、辛い事もあるだろうけど、色んな経験しちゃってまぁほんとうに人生楽しそうでござんすねぇ・・・と。


そう思っていたはずですが、自分では意識しないようにしていました。

だって、そんな人を僻むような自分なんて認めたくないですもの。

 

でも今回ブログを読み漁りながら、どこか嬉しがっている、安心している自分に気づいてしまいました。あーーー やっぱり性格のゆがみってなかなか治らないですね。


タイかどっかの、けっこう田舎にあるのんびりした所だけど、なかなか人気のある観光地で、カフェかゲストハウスなんてオープンして、昼間は割と忙しいんだけど、夜は静かで涼しい夜風に当たりながら、ハンモックに揺られてしっとりお酒なんか飲みながら現地の美味しいツマミなんか食べて、傍らには可愛い猫ちゃんなんかがいて、朝は市場に買い物に行って可愛い小物なんて見つけちゃって、それをちょっとアレンジして売り出したら、旅行者に人気が出てけっこうなお小遣い稼ぎ出したりなんかして

 

そんな生活がね、私もしてみたかったんですよ〜。

それができちゃってる人々を羨み、妬み、嫉んでいたんだね。可哀想な私。なでなでしてあげる。

 

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この珍コロによる世界中で起こっている人々への、特に自営業者への悲劇やドラマは、まるでカードゲーム「大富豪」の 革命 みたいだなといつも思うんです。
的を得ているのかどうかはわかりませんが、これらの悲劇を思う度に、いつも頭の中にこの「革命」が思い浮かぶのです。

 

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今まで絶対的に強者だと思われていた者が、世界の価値やルールが変わり、突如弱者になって苦渋をなめる事になる。

 

これはけして運の悪い何人かに起こる事ではなく、全ての人の生涯において、最低でも一度は起こるんじゃないかなと思います。

そのときに立ち直れずに廃人になってしまう人もいれば、逆にそれをバネにしてさらなる飛躍をする人だっている。

 

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私が読んだブログの、コロナにがっつりやられてしまった観光地の人達も、なんとかこれを新たな人生の再出発ととらえて、また一から頑張ってほしいものです。

私みたいな性格のネジ曲がったカスに、笑われてばっかりいてはいけません。

 

またアグレッシブで素敵な生活を取り戻し、私を羨ませ、妬ませ、嫉ませてください!

 

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