以前天然納豆を作っているという記事を書きましたが、あいかわらず作り続けています。やはり納豆は日本人にとってソウルフードでありますから、日本より遠い異国の地で大和魂を維持し続けるためにも、欠かせない食物なのであります。
しかしその天然納豆でありますが、スーパーで売っている既製品の納豆に比べると、粘りが弱いです。
私は既製品の納豆を食べるときは、できるだけねっぱらかせて(北海道の方言で「粘らせる」というのを「ねっぱらかす」と言います)から白飯と一緒に食べるのが好きなで、天然納豆を食べるときはややもの足りなく、少し工夫が必要です。
たとえば味噌汁に入れてみたり、卵焼きにおりまぜてみたり。
他にときどき作るのは、タイ北部でよく作られている納豆ペーストです。
あちらでは納豆のことを、ถั่วเน่า(トゥアナオ)と呼ぶんですが、意味はそのまんま「腐った豆」です。そのトゥアナオを長期保存のために、ペースト状にして、乾かしたり、調味料を加えたりします。
今回はそれを作ってみたいと思います。
簡単なのですぐ終わりますが。
まず納豆を用意します。
私のはあまり糸を引いてませんし、湿度の高い気候のせいか、ちょっとじっとりしています。なんとなく、納豆って乾燥してるところのほうがいいのかなと感じます。たぶん南国で作るものじゃないですね。
でもあの独特のオイニーは健在です。
あと用意するものは、ニンニク、唐辛子、塩、それにペースト状に潰すので石臼があるといいですね。
あとはもうぶっつぶしていくだけです。
まずはニンニクとチリをぶっつぶします。
チリが飛んできて目にでも入ったらいけないので、優しくぶっつぶします。
つづいて納豆と塩をいれてぶっつぶします。
納豆が飛んできて目に入っても別にいいんですが、優しくぶっつぶします。
しばらくぶっつぶし、まだ完全にペーストにはなってないんですが、こしあんよりはつぶあんが好きだという理由で、ここらへんで終了します。
納豆の状態のせいか、いつもより乾いてるような気がしたので、オリーブオイルと胡麻油も少し入れてみました。
これで完成です。
あとはこれを納豆には似合わない、オシャレな瓶に詰め込みます。
これなら欧米人にプレゼントとしてあげても喜ばれるんじゃないでしょうか、フタを開けるまでは。
これをどうやって食べるかと言うと、まぁやっぱりゴハンやお粥と一緒に食べるしかないですね。パンには塗りません。
どれくらい保つかはわかりませんが、まぁ一ヶ月以内くらいには食べたほうがいいでしょうね。
前に1年くらい経過した、自分で作った納豆を食べたら、胸がものすごく熱くなってきて死ぬかと思いました。
みなさんも作ったものはとっとと食べましょう。
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