シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

友人の個展を見にKLに来ました

友人の個展を見に、妻とKLに来ています。

中華系マレーシア人のアーティストで、アイウェイ・フー(Aiwei Foo)という女性です。ときどきシンガポールにも来てパフォーマンスをしているので、お見知りおきを。

 

 

今回もバスでKLまで来ました。朝6時に家を出て、8時に国境を越え、9時にJBバスターミナルを出発するバス(片道10 SGD)に乗り、13:30にKLに着きました。


今回はPuduという、ちょっと怪しいエリアに泊っています。

3分の1がミャンマー人労働者で、もう3分の1が女衒(ぜげん)のオヤジ。残りが普通のマレーシア人という感じ(個人的な意見)
とにかく怪しいエリアですが、美味しそうな食べ物屋が多いので、四六時中人であふれかえっています。

 


中華系のエリアですが、KLの中華系はほとんどが広東系なので、私の場合は中国語よりも、マレー語を話したほうが通じます。

 

昨日の夜は晩御飯のあとに、デザート屋でピーナツと黒ゴマペーストのデザートを食べました。ラテアートみたいになんか描いてくれてるんですが、最初はよくわからず、逆にしたらなんとなくわかりました。

 


友人の個展は、KLの中心からほんのちょっとだけ離れたSemantanというエリアのSuma Orientalsというギャラリーでやっています。

テーマは「Foever gone but always exist」

永遠に無くなっちゃったけど、いつもそこに存在している、日本人にも「諸行無常」という言葉で親しまれているアレでしょうか。

Aiwei Foo Reframes Time In 'Forever Gone But Always Exists' (eksentrika.com)

 

 

畳一畳くらいの作品は、毎日時間を決めて、一日数時間、それを数週間かけて、鉛筆一本で描いたそうです。
そしてそれを消しゴムで全部消して、ようやっと作品は完成です。

消してしまった作品は、消す前の状態のコピーが隣に展示されてあるので、見比べることができます。個展初日のパフォーマンスでも、2m四方の大きめな作品を、音楽をバックにごしごしと消していました。

 

 

私も若いときに、アーティストを目指して東京で数年頑張ったこともあるんですが、アーティストもなかなか楽じゃないよなぁと今は感じます。
普通の仕事をしながら、家でチラシの裏にでも絵を描き続けて、それを誰に見せることなく生涯を終えるなんてのも、それはそれで良いと私は思います。

自分にとって最も重要な評価をするのは、他人ではなく自分ではないでしょうか。

 

隠遁作家、ヘンリーダーガーの作品

 

アイウェイの個展は3月末までやってます。お近くにお越しの際はぜひ行ってみてください。

 

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