シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

仕事が急に忙しくなったけれども必要のないお金は稼ぎたくない

先月くらいから日本語教師の仕事が急に忙しくなりました。
やる気のある真面目な生徒が、立て続けに何人も現れたのです。
 
今まではほとんどの生徒が週に1回受けるだけだったのに、今は週に2回レッスンを受ける人が1人、3回受ける人が1人、平日毎日受けるという人も1人います。こういうやる気のある人には、教え甲斐がすごくあるので、普段なら嬉しいんですが、同時にやってこられるとちょっと対応に追われてテンパってしまいます。
なんせ労働時間が、急に2~3倍になってしまいましたから。
 

 
私の仕事は歩合制なので、やればやるだけ収入も入りますから、収入も一気に3倍です。
お金が必要なときなら嬉しいのかもしれませんが、私は今までのすずめの涙程度の収入で十分満足していましたし、これ以上はむしろ要らないと思っていたので、この先もこんなペースが続いたらどうしようと、少しだけ心配しています。
 
あまり共感されたことがないんですが、必要ない金まで持つほど恐ろしいことはないと私は思っています。金は人を狂わせる恐ろしい魔力を持っていますし、私は人一倍その魔力に弱い人間だと自覚していますから。
 

 
もし私が万が一シンガポールの駐在員様並みの給料をもらったら、できもしない投資に手をだして大損したり、外食ばかりするようになって身体を壊したり、一生に一度くらいは行ってみようとKTVに行って若い中国人の愛人を作り奥さんにバレて家を追い出されたりすることでしょう。
おお怖い。

 

それに労働時間が増えるということは、自由時間も減るということです。趣味に費やしたり、友人と交際したり、運動する時間が減れば、精神的にも体力的にもあまり良くありません。
ですから仕事はほどほどにするというのが、私の生活スタイルの肝であります。
 

 
かと言ってこんなに日本語を勉強したがっている人たちをほっておくわけにもいきませんから、もしこれがまだまだ続くようであれば、生徒さんにレッスンを減らして自習の時間を多めにするように提案するかもしれません。
レッスン減らせなんていう先生も前代未聞ですが、それくらい労働時間の調整というのは私には重要です。
 
今はもう1日8時間労働なんて絶対無理です。6時間でも無理。白髪が一気に増え、大袈裟にため息ばかりつくようになるでしょう。
 
1日3時間で、週2日休みだったら、私にはちょうどいいかもしれません。1日1時間だと、さすがに持て余しますから。
1日3時間ほどの仕事なら、ご想像のとおり収入も非常に少ないんですが、それでも私の生活費には十分足ります。
お金を使うのが好きな人から見ると、私の生活スタイルは非常に刺激が少なく、つまらなく感じるかもしれませんが、食欲、物欲、性欲が少ないのでしょうがありません。人より多いのは探求欲くらいでしょうか。
30代になってから、あまり働かなくてもいいように金のかからない生活を突き詰めていって、今ここに至った次第です。
 
こんなに節約してるのに、まだまだ余計な出費があるように感じるんですが、逆にもうちょっと使ったほうがいいかなとも、ときどき思います。
とくに「他人のために使う」というのは、これからのポイントだと思います。
 
長らく自分のためだけにお金を使ってきたケチ男なので、まだまだ不慣れで上手くできないのですが、他人のため、社会のための出費とは何なのかを考えていきたいです。
そんなことを言っておいて、もし新興宗教にお布施をしたり、娼婦に貢ぐようになったら、ぶん殴ってください。
 
 

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