シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

レッスンをドタキャンされたけどキャンセル料はもらえないという情けない愚痴

先日、朝の10時から日本語のレッスンが一つ入っていたので、5分前にパソコンの前にスタンバって待っていました(わたくしオンラインで日本語を教えています)

 

 

10時になったので「おはようございます~」とチャットに打ち込んでみたものの返事はなし。

数分経っても返事はなし。あれれ、いやな予感。

5分後にWhatsAppで電話をかけてみましたが、やはり応答がありません。

 

この生徒さんは20歳くらいの大学生(男(たぶんオカマ))ですが、とても礼儀正しくて、今までドタキャンをしたことも、レッスンに遅れたこともありません。まさか彼に限ってと思ったんですが、10分経っても15分経っても何の音さたもありませんでした。

これはもうドタキャン、というか無断キャンセル決定だなと思いながら、それにしてもいったい何が・・・。何か彼に悪いことでもしただろうか?事故にでも遭ったのかな?まさか自〇?なんて色々考えてみたのですが、まぁいずれわかるだろうと思い、それからレッスン終了の11時まで、ほかの仕事をしながら待ってみましたが、やはり連絡はありませんでした。

 

 

 

そしてその日の夜、やっと彼からメールが入り「本当にすみません。実はコロナにかかって発熱し、薬を飲んだら思いのほか強く、アラームにも目が覚めませんでした」と書いてありました。

嘘をつくような人でもないので本当かなとも思ったのですが、それよりもこのあとに期待していた「ドタキャンしてしまったので、今回のレッスン料は払います」という言葉はいただけませんでした。

一回目なのでいつものように多めにみて「わかりましたよ、今度から気を付けてくださいね。二回目はキャンセル料いただくかもしれないですよ」とだけ返信しておきました。

しかし本当は上記のように「キャンセル料を払いますよ」と言ってほしかったのです。

 

 

 

日本語の家庭教師をしていて、ドタキャンされた事は過去に何回もあります。

そして私の経験上、しっかりした社会人、もしくは40歳以上の人は必ず自ずからキャンセル料を払うと言ってくれます。

しかし学生、社会人だけどまだ20代だと、ほぼキャンセル料を払おうとはしません。

 

例外はたった一つで、ある中国人の大学生(おそらく相当な金持ちの息子)だけ、「次回からキャンセル料を取るかもしれないから気を付けてね」と先にメールしたところ、「いや、今回は私の責任だから払わせてください」と言ってすぐ振り込んできました。

 

私の中の中国人の評価がまた大いに上がったのは言うまでもありません。

 

まぁそれはいいんですが、私が思ったのは、働いたことがない人は、ドタキャンしても、労力を伴ってないのだから対価は払わなくてもいいと思っている節があるということ。

ある用事や他の生徒のレッスンを断って、自分のレッスンを予約してくれたかもしれない、という事まで考えてほしいと思うのは、期待しすぎでしょうか。

こういうのは自分がドタキャンされて、時間を無駄にされて初めてわかるものなのかもしれない。

 

ってゆーか、そんなにキャンセル料ほしいんなら最初からそういうルールにしておけよ!っていう話なので、10年以上もこの仕事をしていて、やっとそういうルールを設けることにしました。

 

でも今まではこんなルールがなくても、さして問題はなかったのですが、去年あたりからやけにこういう問題がたびたび起こるようになりました。時代が変化しているのかな。

 

まぁ私には常識でも、他の人にとっては常識でないことはたくさんありますし、その逆もまた然りで、私も役所の手続きなんてちんぷんかんぷんですし、葬式の焼香のやり方も忘れましたし、海外のナイトクラブにつっかけサンダルで入ろうとして入口で止められた事も一度や二度ではありません(ドレスコードの問題)

 

なのでルールを明確にしておくというのはとても大切なのでありますが、あえて言わなくて問題なかった、誓約書なんて書かなくてもよかった、家のじょっぴんからなくても(戸締りをしなくても)泥棒なんて入らなかったあの時代が少し懐かしくもあります。

男女が飲みに行った場合、必ず男性がおごらなくてはならないなんていうルールが将来できても私は驚きませんよ。

 

なんつって大げさに書きましたが、やっぱり一度や二度のドタキャンくらい笑って許してあげる大きな心が私は欲しい。

 

 

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