シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

コロナウイルス騒動が中国人へ与える影響

日本でもそうらしいですが、こちら東南アジアでもコロナウイルス騒動がフィーバーしていて、色々と話題が尽きません。

 

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私は、老人と体の弱った人を殺すウイルス(それって普通の風邪では?)にはさほど興味がないのですが、旧正月が明けまして、先日2人の中国人の友人と話す機会があり、そのときに彼らの話しを聞いて、これは大変だなあと改めて思いました。

 

 

まず1人はシンガポールに住んでいる、黒龍江省出身の女性です。彼女はシンガポールの大学を出て、卒業後にシンガポールの会社に就職しました。

私は彼女に、旧正月はどうだった?中国に帰ったの?と何の気なしに聞いたのですが、彼女は浮かない顔でこう話してくれました。

 

今年の旧正月は、両親がシンガポールに来て、一緒に旧正月を祝ったが、そのあとにコロナウイルス騒動が大きくなり、中国に帰る便が全て欠航になってしまい、両親は未だ中国に帰る目星がつかないまま、ずっとシンガポールにいる。

 

きみの家にいるの?それともホテルに泊まってるの?と聞いたところ

 

実はシンガポールに住んでいる中国人の友だちが、旧正月に中国に帰省したものの、友だちは逆にシンガポールに帰ってこれなくなってしまい、その友だちのうちが空いているので、両親はそこに泊まっているのだとか。

 

両親がいつ帰れるか、友だちがいつ帰って来られるか、まったく検討がつかないと言って、友だちは疲れきった顔をしていました。

 

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もう1人の友人ですが、彼女は四川省、成都市の大学に通っている女性で(どこで出合ったかは詮索しないでください)、旧正月は実家の貴州省、貴陽市に帰っていました。

彼女と昨日、久しぶりにスカイプで話したんですが、彼女はまだ貴陽市の実家にいるというので、成都の大学にはいつ帰るの?とまた何の気なしに聞いたところ、彼女も浮かない顔でこう話してくれました。

 

旧正月に実家に帰ってきたのはいいが、やはりそのあとにコロナウイルス騒動が大きくなって、今は中国全土が緊張状態で、学校も会社も、旧正月の休みが延長になって、まだみんな学校にも会社にも行けない。さらに電車、バス、飛行機などの公共交通も止まってしまい、どこにも行くことができない、というか怖くて家から出られない。

 

今日も一回も外へは出てないので、外の様子はあまりわからないが、ほとんど人は歩いていない。買物などしなきゃいけないときは、しっかりマスクをして外に出る。大学がある四川省は、コロナウイルスが始まった湖北省の隣りだし、実家の貴州省はその四川省の隣りだから、みんなかなり緊張している。

 

この先もおそらく事態はどんどん悪くなっていくはず。どうしていいかわからないが、とにかく今は家にいて様子をみるしかない、そんな事をかなり深刻な顔で話してくれました。

 

ね。すごく大変そうでしょう。いったい何が起きているんでしょう。

彼女たちの事が少し心配です。二人ともとても優しい人なので。

 

 

最後に、元アメリカ大統領、フランクリン・ルーズベルトの名言を一つ紹介します。

 

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世界的な事件は偶然に起こることは決してない。そうなるように前もって仕組まれていたと、私はあなたに賭けてもいい。

 

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