シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

歯痛にどんな意味があるというのか

先週末から歯が痛み出しました。

左側下段の奥歯です。

痛い・・・

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もう数日経ちますが、まだ歯医者には行っておらず、痛み止めなども飲んでいません。

何をやっているのかといえば、痛みと向き合い、なぜ俺はこんな目にあっているのだろう、この痛みは俺に何を訴えているのだろうと、黙々と考えています・・・。

母親が知ったら泣くと思いますよ。

なんでうちの息子はこんなにバカなのかと。

 

去年の10月にもちょうど同じような痛みがあったので、たぶん原因は同じだと思うんですが、そのときは中国医に行き、薬(漢方薬)をもらって飲み、それが効いたのかどうか定かではないのですが、数日後に痛みがひいて事無きをえました。

yangpingsan.hatenablog.com

 

しかし今回も本当に痛いので、昨日スーパーで保冷剤を買ってきて、それを冷やして頬に当てています。なかなか古臭いやり方ですが、けっこう効きますね。

というか最近毎日暑いので、ひんやりして気持ちいいです。歯痛が治ってからも、暑い日の夜は保冷剤を首に巻いて寝ようと思っています。

ちなみに私はいい年こくまで、保冷剤という名前を知らず、ずっとアイスノンと読んでいました。

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歯が痛いときは、仕事にもあまり集中できないので、1時間30分の日本語のレッスンは、1時間に短縮させてもらっています。

本当に勝手な先生ですが、こういう融通が効くところが自営業の良いところです。

会社なんかに勤めてたら、それこそすぐに歯医者行って痛み止め飲まないといけないですけどね。

 

前に日本をよく知るシンガポール人の友だちが、日本の風邪薬のCMはクレイジーだ!風邪を引いたら薬で治して出社する事をすすめている!と言っていたのを思い出します。

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ところで、日本語のレッスン中に、私の歯痛の話しから始まった、生徒さんとの会話が少し興味深かったので書かせてください。

 

現在東京に住んでいるシンガポール人の女性と、オンラインレッスンをしていたのですが、その人と歯医者さんの話しをしました。

 

私:日本の歯医者に行ったことがありますか?

彼女:ありますよ。とても良いですね。

私:日本の歯医者のいい所は何ですか?

彼女:とてもキレイで、設備も新しくて、サービスもいいです。

私:どんなサービスですか?

彼女:頼んでいないのに、色んな事をしてくれます。たとえばレントゲンを撮ってくれたり、別の治すべき箇所を見つけてくれたり。

私:なるほど。海外の歯医者はそうではないんですか?

彼女:はい。もちろん色々な歯医者がありますが、海外の歯医者は言ったことしかしてくれません。たとえばある歯が痛かったから、その歯を治療するだけです。

私:え!それは私にとってはとても良い所だと思いますよ。私は自分が問題だと思っている事だけしてほしいです。他にも色々されて、たくさんお金を請求されるのはイヤですから。

彼女:でも・・・レントゲンを撮ってくれるのは、良いサービスだと思います。

私:でも、そのレントゲン撮影のお金も請求されていると思いますよ。

彼女:え!?そんな事ないと思いますよ。ただじゃないですか?

私:レントゲン撮影は、タダじゃないと思いますよ。

 

このような会話でした。
彼女の言っている事はすごくわかりますし、確かにその通りです。
レントゲンを撮るのは、見えない問題を見つけるのには欠かせないのでしょう。
しかし、とりあえず一応、と明らかに必要のない場合でも何でもかんでもやらされてしまうと、お金がかかってしゃあないと思います。

レントゲンなんて実際に払うのは数百円だと思いますが、病院は5千円くらいとってるはずですね。

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でも完全に言われたことしかやらない医者もちょっと怖いかも。
明らかに他に問題があるのを知っているのに、聞かれてないからワシャ教えんよ、みたいなスタイルとか。まぁそこまで極端なのはいないと思いますけど。

 

私が好きなのは、あまりプッシュをしない、できるだけ正直な、融通の効く医者ですね。値段も事前に教えて検討させてくれるなら、多少高くてもかいません。
さらに自分でも、身体に関するある程度の知識や観察力を持っていて、先生と話し合えるのがベストです。

素人が余計な口出しをしないほうが良いという意見もあるでしょうが、謙虚さを忘れなければ、話しがこじれる事もないのでは。

 

 

そしてもう一人、面白かったのが、60歳くらいのシンガポール人のおばさんなんですが、私の歯痛を心配してくれて、歯医者に行かないなら痛み止めを飲んだらどうですか?と言ってくれました。


痛み止めと言えば、シンガポールではやはりPanadol(パナドール)で、シンガポール人は必ず家に常備しているとのこと。(うちにはありませんが)

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そのおばさんに、年に何回くらいパナドールを使いますか?と聞いたら、毎月数回で、先週も頭痛がしたのですぐ飲んだのだとか。

ちょっと飲みすぎじゃない!?と私は思ったんですが、どうでしょう。

 

その方は自称健康体で、病院やヘルスチェックが大好きで(もちろんワクチンも大好き)滅多に風邪もひきませんよと言っていたんですが、今回のパナドール摂取量で、健康なのではなく、身体はむしろ弱い薬ジャンキーなんじゃないかなと思ってしまいました。

 

パナドールは(一時的に痛みを和らげることに)よく効くみたいですが、飲み過ぎ、依存し過ぎには注意が必要だと思います。

こんな記事もありました ↓

パナドールについて ~飲みすぎ注意~ | JAMS.TV オーストラリア生活情報ウェブサイト

 

簡単に回避できる痛みにあえて耐えていると、奇異な目で見られる昨今ですが、人生で味わわなければいけない苦しみや痛みの量は、もう決まっていると私は思うんです。
だからそれを一時的に回避したところで、あとにあとにどんどん貯まっていき、結局いつかはその貯まった大量の痛み苦しみをドバーっと一度に受けることになる、そんな気がします。

だから歯医者に行くな、鎮痛剤を飲むなという事ではなく、その与えられた痛みの意味について考えてみる時間も少しは必要なんじゃないかなと思うんです。

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逃げても逃げても追ってくるなら、一度立ち止まって、オイ!なぜおまえは追ってくるんだ!と勇気を出して聞いてみたら、意外な答えが返ってくるかもしれませんよ。

はははは歯


とりあえず、現在はブログを書けるくらいまでには回復しました。

もう一踏ん張りかもしれません。
順序が逆になりますが、完全に痛みが収まったら歯医者に行こうと思っています。ちょっと思い当たることもあるので。


というわけで、完全に歯医者に行かないわけではなく、自分のタイミングにこだわる人なのです。

へへへへ屁

 

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