シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

チェンダオ、メーサロン、メーサイ、チェンセーン、タイ北部巡礼

先週はまだチェンマイにいましたが、あれからチェンマイから北へ80㎞ほど走ったところにあるチェンダオという町に行きました。

チェンダオには2004年に日本人の有志が作った温泉があります。その名も土管温泉

 

川に面しているので、みんな水風呂の代わりに冷たい川の水に浸っていました。ここは本当に気持ち良かった。午後はチェンマイから日帰りで来た旅行者でけっこう混雑しますが、午前中などは人も少なくゆっくり入れます。

私はチェンダオに2泊しましたが、3日連続で入りに行きました。ちなみに無料です。

 

 

そのあとさらに80㎞ほど北にあるFang(ファーン)という町に行きました。

ここは個人的には特に見るものはなかったので一泊だけ。一応自分の中で一日100㎞以上は走らないというルールがありまして、次の目的地の中継地点として泊まることにしました。

 

ホテルのすぐ近くに阿華麺店という中華系の店があり、そこで食べた麺料理がとても美味しかったです。厳密には雲南系中華料理と言えばいいでしょうか。タイの北部には雲南省からやってきた山岳民族がたくさん住んでいます。

ちなみに一杯50バーツ(2シンガポールドル)くらいです。

 

 

そしてファーンに一泊したあとは、北東にまた70㎞ほど走ってメーサロンという町へ行きました。ここは標高1400mにあり、めちゃくちゃ寒かったです。朝は13度まで下がりました。

 

 

この町は第二次世界大戦のあとの中国の国内紛争で、共産党に敗れた蒋介石率いる国民党の残党が、雲南省からなんとかここまで逃げ延びてきて作った町です。なのでここの人達はみんな中国語を話します。食べ物もほとんど中華料理ですから、タイじゃなくて中国にいる感じがしました。

中華系の人たち以外にも、色々な山岳民族が住んでいて、とても面白い町です。そして標高1400mですから、景色がすごい。朝は遠くに雲海が見えました。

のんびりしてていい所だったんですが、なんせ寒すぎたのでやはり2泊しかしませんでした。

 

 

それからさらに北東に60㎞行ったところにある、メーサイという町に行きました。ここはミャンマーとの国境の町です。国境には川幅20mもないような小川が流れており、その向こうはミャンマーのタチレクという町です。

この町もタイ人、ミャンマー人、山岳民族、ロヒンギャと、いろんな人種がいて、とても面白く怪しい町でした。

この町から10㎞くらい離れたところに、2017年の雨季に子供たちが閉じ込められて世界的なニュースになったタムルアン洞窟や、アカ族の集落がある山、ドーイパーミーもあります。

 

 

タムルアン洞窟は、事件後洞窟の奥には入れなくなったらしく、不謹慎かもしれませんが正直がっかりしましたが、ドーイパーミーは素晴らしかったです。山の上にカフェやレストランがたくさんあり、とにかく絶景でした。

 

 

前回チェンライに来たときは、市内を観光しただけで、メーサイ周辺には来ませんでしたが、時間があれば来たほうがいいと思います。交通の便はあまり良さそうじゃないので、チェンライでスクーターとか借りるのが一番いいと思いますが。

 

そして昨日、メーサイから南東に60㎞ほど走ったところにあるチェンセーンに来ました。ここは麻薬で有名なゴールデントライアングルがある町です。正確にはゴールデントライアングルから南へ10㎞ほど下がったところにあります。

 

 

ゴールデントライアングルよりも、個人的にはメコン川沿いの町というくくりです。メコン川沿いの町は他にもいくつか行ったことがありますが、ここも他に漏れず、非常にのんびりした雰囲気が漂っています。

 

 

水の流れは人の煩悩や欲望をも流してくれるのでしょうか、と言いたいところですが、ゴールデントライアングル対岸のラオスには、中国経済特区があり、ヤバいことになっています。

 

 

こののんびりした田舎に突如現れた摩天楼。黒い噂が絶えない場所であります。中国の富裕層向けのカジノとかドラッグとか売春の街だと聞いてます。日本人の娼婦も出稼ぎに来ているとか。

この対岸の風景はこれからここの一大名物になることは間違いないでしょう。

チェンセーンに向かって山を下っていて、あのビル群が初めて目に入ってきたとき、一瞬我が目を疑いました。本当に蜃気楼かなにかかなと思いましたから。

 


島国出身の我々には、やっぱり国境っていうのは面白いですね。

 

 

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