シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

バングラデシュ旅行情報

前のブログ書いたとおり、先月11月にバングラデシュへ旅行に行ってきたわけですが、本当にバングラデシュに関しては現地の情報が少ないので、旅行を計画している方に役に立つかもしれないという情報を、微力ながらも私の経験を交えていくつか書き記したいと思います。

ちなみに私は、バックパッキングの貧乏旅行寄りのスタイルなので、比較的リッチな旅行者の方には、参考にならないものもたくさんあるかもしれません。

 

 

 

ビザ・両替・SIMカード

こちらの記事に書いたとおりです。

yangpingsan.hatenablog.com

 

ビザは、日本人なら誰でもダッカの空港でアライバルビザを取得する事が可能だと思われます。色々調べてみましたが、アライバルビザが取れなかったという話しは聞きません。

料金はかかりませんが、バングラデシュでの滞在日数、宿泊するホテルの情報(実際に泊まらなくてもいい)、帰国の航空券の情報や書類などは、事前に必ず用意しておいた方がいいと思います。

 

 

服装

私が行ったのは11月の中旬で、ダッカ、チッタゴンの気温は3019ぐらいだったと思います。

 

この時期の理想の服装を今あらためて考えてみると、やはり長袖ワイシャツ、長ズボン、スニーカーじゃないでしょうか。そしてコンパクトな、羽織るものを何か1枚持ち歩いた方がいいと思います。日が暮れるといきなり寒くなりますし、日中に外出したとしても、思いもよらぬ事が起こり、ホテルへ帰るのが夜になってしまうという事もありますから。

女性も肌を極力見せないほうがいいと私は思いますが、そんなのは個人の勝手なので、お好きな格好を。でも保守的で貧困層が多い国なので、男性は女性の「性」に関して他の国よりも比較的敏感だと思います。ですからあまり彼らを刺激するような格好は避けたほうが無難です。

 

あとTシャツでもいいのですが、ここの人達はやはりワイシャツをよく着るので、自分もワイシャツだと一体感があっていいですね。自分で洗濯しても乾きやすいですし。

 

私は一応ショートパンツも持って行ったのですが、結局一度もはきませんでした。はいてる人がほとんどいないので、自分もはく気にはなれなかったですね。モスクに入るときも、ショートパンツでは入れないと思うので。

 

バングラデシュはどこも土埃がすごく、スニーカーはすぐ汚れると思うので、汚れてほしくない靴ははいて行かないほうがいいと思います。

日焼けしたくない人にアドバイスですが、日差しに一番照らされたのは、意外にもサイクルリキシャーに乗っているときでした。渋滞に巻き込まれて動かないときに、ジリジリと焼かれます。

 

長距離バスはACがけっこう効いています。それにホテルでたまにブランケットがない所があるので、それも考慮して防寒着を持っていくと良いと思います。

 

 

持ち物

私はシンガポールからPanadol(パナドール)という強力な解熱鎮痛剤を持って行ったんですが、それには今回助けられました。アンチ薬派なので普段は全く薬を飲まないのですが、やはり旅行時には、ときどき必要になります。

でも日本の市販の薬がここでどれくらい効くかわかりません。現地の薬じゃなければ効かないというのを、東南アジアでも、インドなんかでもよく耳にします。

 

バングラデシュには町中いたる所に薬屋さんがあり、種類もたくさんあるようなので、現地で調達してもいいかと思います。

その場合はホテルの人にまず相談したほうがいいと思います。具合が悪く自分で買いに行くのがしんどい時なども、きっと買ってきてくれると思います。症状は頑張って英語で伝えましょう。

ちなみに薬屋は英語で、ドラッグストアではなく、Pharmacy(ファーマスィー)と言います。

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小さい雑巾を一枚持って行きましたが、シャワー室から出るときに足を拭いたり、あまり掃除が行き届いてない部屋を、自分で軽く掃除したりするときに役に立ちました。

 

外はとても埃っぽいので、マスクをした方がいいときがあります。現地の人でもマスクをしてる人はけっこう見かけました。

 

がけっこういるので、虫さされに塗る痒み止めなんかもあると良いと思います。あとときどきベッドバグ(南京虫とか)もいるみたいなので。

 

英語は全然通じないので、やはりベンガル語を話すのが一番いいんですが、なかなか難しい言葉なので、ベンガル語の辞書があると便利ですね。気さくで陽気な人ばっかりなので、絶対現地の人と会話がしてみたいと思うようになりますよ。

下記のサイトにベンガル語の指差し会話帳が掲載してあり、PDFをダウンロードできます。この方、ご自分でこれを作ったんでしょうか。素晴らしいですね。

 

人さし指会話 ベンガル語 「(旧)指差し会話 ベンガル語」 – カタカナベンガル語

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「気をつけてね」はベンガル語で「シャブダネ」と言うそうですよ。

 

 

食べ物

残念ながらあまり自分でもまだ整理できていません。自分が何を食べたのか。あれは何だったというものがけっこうあります。色んな人の旅行記を読んでも、けっこう食べ物の名前を間違えて書いている人がたくさんいるので、みんなもよくわかってないのだと思います。

ガイドブックに色々な食べ物が載っており、それを食べてみようと最初は思ったんですけど、いざ街に出てみるとまずそれを探すのが難しいし、これじゃないかなと思ってもうまく注文ができませんでした。

 

あえて何かアドバイスできるとしたら、お客さんがたくさんいる店で、みんなが食べてる美味しそうな物を指差して、同じ物をくれと注文するのが一番良いと思います。どこの国でもそうですけど。

 

衛生面ですが、私はバングラデシュは食べ物に関してはさほど不衛生だとは感じませんでした。店などは一見してインドと似ていますが(インドはかなり不衛生な店が多い)衛生について人の意識がもっと高いと感じました。

 

あとだいたいみんな料理は右手をつかって食べるんですが、バングラデシュ料理に限らず、料理は手で食べたほうがやはり美味しいです。なぜかというと、手で食べ物の感触を感じるというのが、味覚にも影響を与えるのです。おにぎりや寿司を例にとってみればわかりやすいと思うんですが。

パンもちぎって食べた方が美味しくないですか?私だけ?

 

 

ホテル

旅行者が全然いないので、ゲストハウスホステルなどというものはありません。あるのは安いホテル、普通のホテル、高いホテルです。(ダッカ空港の近くに「あじさい」という日本人宿が1つあるそうです)

一見高級そうなホテルでも、たいてい色々なグレードの部屋があるので、まずはフロントに行って値段を聞いてみるのがいいと思います。AC(エアコン)有りか無しかで値段が大きく異なります。

 

ホテルが集まっているのはたいてい駅やバスターミナルの近くで、しかも大きい通り沿いにあります。なのでどこのホテルもたいてい、外からの騒音がある程度聞こえます。

わたしはよくGoogleMapを使ってホテルを探しました。

 

安い部屋(ホテル)は、たいてい水シャワーです。熱いシャワーを浴びたければ、チェックイン前にフロントでしっかり確認したほうがいいと思います。

 

ホテルにはたいていレストランが併設されています。

朝食を部屋まで運んできてくれるホテルもけっこうあるので、朝食の有無も確認したほうがいいと思います。

 

 

旅行中の移動

なんと言ってもサイクルリキシャーが、たくさんいるし、値段も安く、町並みもゆっくり見られますから便利です。料金の目安は、2kmで50TK(65円)くらいじゃないでしょうか。ただ人によって、町によっても少し変わってきます。

4km以上くらいになると、さすがに遠いのでサイクルリキシャーよりも、CNG電動リクシャーの方がいいと思います。こちらの相場は4kmで100TK(130円)くらいでしょうか。値段は変わらないですね。

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乗る前に料金交渉をすれば間違いないと思いますが、私は降りるときにいくら?と聞いても、大幅にぼったくられるという事はありませんでした。インドなら2倍3倍の料金を言う人もざらですが、ここだとだいたい相場の1.2倍くらいを言うのが限度じゃないでしょうか。

行き先を運転手が知らない事がよくあるので、目印になる建物や店を言うと良いと思います。

 

長距離移動は、バスか電車か飛行機か船かと色々ありますが、電車は遠くに行くときは、当日では切符はなかなか手に入らないという事を聞きました。遅くとも前日までには切符を買っておかなくてはということです。

 

バスは本数がもっとたくさんあり、グレードもACの有無や、各停か直行かなどの違いで色々あって、電車よりも便利ですが、バングラデシュの交通渋滞はけっこう深刻なので、目安の時間ではつかない事がよくあります。プラス2、3時間と思ったほうが無難でしょう。

 

船はロケットスチーマーというのが一番有名で人気があるので、ネットでも情報を見つけるのはさほど難しくないと思いますが、それ以外の船は、乗り方や情報はほぼゼロです。会話が通じる現地人に聞かなければいけませんね。

私はダッカからChandpurという所に船で行ったので、一例として参考にしてください。

yangpingsan.hatenablog.com

 

 

けっこうたくさん書いたので、1つや2つ参考になるものがあったんじゃないでしょうか。

旅行者を受け入れる環境がまったく整っていないし、これからもおそらく整う事はないと思うバングラデシュですが、人が優しく親切だというのは、なによりも旅行者にとって素晴らしい事ではないかと思います。

 

あとは金がありゃなんとかなります!(笑

なにも心配せずドーンといきましょう。

 

  

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