前回の話
バングラデシュ旅行記13 巨大スッポンを見に行く - シンガポール漂流生活
11/27(水)
昨日の夜は非常にぐっすり寝られた。さすが高級ホテルのベッド。
しかし腹の調子はまだ良くない。
朝9時前にホールで朝食のブッフェを食べた。ルティ2枚とダルと大根のカレーみたいなやつに、目玉焼きを1枚。それにパパイヤやデザートが少し。とても美味しかった。
部屋に戻ってゆっくりする。もう外には出たくない。
11時頃にチェックアウトし、バス会社へ向かった。
数ある会社の中から適当に一つ選び、カウンターでバスの出発時間を聞くと12:15だという。まだ1時間近くある。
席はというと、ACバスの3席の2つくっついている席だったので、他をあたってみると行って、隣りのバス会社に行ってみる。
そこも発車時刻は同じで値段は1100TK(1,400円)。独立した1つ席があったので、そこでチケットを買った。チケットを確認しているときに、木曜日と書いてあるので、今日は水曜日じゃない?と指摘すると、間違えたらしく、水曜日は1つの席は満席で、2つ席になってしまうというが、もうめんどくさいのでそこにした。
ダッカのどこに着くのかと地図を見せて聞いたが、あまり地図がよくわからないらしく、要領をえないので、自分でネットで探した。
Shohagという有名なバス会社で、モティジールの上のほうに会社があり、そこに到着するということがわかった。出発時刻まで、葡萄を食べたりした。
バスは10分ほど遅れてきた。
もうバスの中に乗客がたくさん乗っている。バスはなかなか豪華に見えたが、やはり少し古く、ACはかなり効いていて少し寒そう。
バスはすぐ出発したが、わたしの隣りの席は結局誰もいないかった。
最初は車窓からずっと外を眺めていた。学校帰りの女学生が、乗り合いのCNGに乗り、出発までの間、笑顔で友だちとおしゃべりをしている。そんな普通の風景を見ているのが、なぜだか面白かった。
前のお兄ちゃんがポケモンGOをやっていた。バングラデシュの農道にはどんなモンスターがいるのか。
バスはとても順調に走り、3時間ほどで、休憩所に寄った。
説明がベンガル語でされたので、どれくらい休憩するのかわからなかった。降りてから運転手にでも聞こうと思ったが、降りると誰が誰だがわからなくなり、結局ご飯を食べる充分な時間はあったのに、何も食べられなかった。
トイレに行き、飴2個とカシューナッツのお菓子を買っただけ。
バスはまた走りだし、しばらくすると日も暮れてきた。
夕方5時頃に渋滞につかまってしまった。まったく動かない。渋滞ということはもうダッカ市内かと思ったら、まだ全然市内にも入っていなかった。ACが寒いので、しっかり着込んでマスクもした。
結局2時間近く渋滞に巻き込まれ、そのあともあまりスピードは出ず、夜8時近くにダッカのバス会社に着いた。結局8時間かかったわけだ。
バングラデシュの渋滞は本当に深刻だ。このおかげでみんなフラストレーションがたまっているんだろう。少なくとも私はたまっている。これでは旅行するのもしんどい。
バス会社からサイクルリクシャーをつかまえ、一番近いと思われたWhite House Hotelへ行く。ホテルに着いてリクシャーにいくら?と聞いたらフィフティーマネー!と言っていた。50TKだ。ほんのちょっとだけボッタくられた感じがしたが、なんか可愛かった。
ファンのダブルベッドで2000TK(2,560円)。エレベーターはなく設備は古いが、格式高そうな良いホテルだと思う。荷物を4階の部屋まで運んでくれたおじさんに、50TKのチップを渡してみたらすごく嬉しそうだった。
腹ペコだったので、ルームサービスでルティ2枚と野菜カリーと紅茶を頼む。全部で322TK(410円)。
ルティはインドでいう、いわゆるチャパティみたいなものがきて、ベジカリーは青唐辛子がけっこう効いていて辛かった。これ全部食べて大丈夫かな、大丈夫じゃないなと感じたが、残すのもイヤだったので全部完食してみた。するとやはり胃の調子がおかしくなった。消化器官が機能していない感じ。
前回と全く同じシチュエーションじゃないか。どれだけ懲りてないんだ俺と思ったが、なにか避けられない運命みたいな物を感じた。
そしておなかがはった感じのまま12時くらいに寝る。
つづくよ
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