シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

バングラデシュ旅行記15 帰国まであと一日

前回の話

バングラデシュ旅行記14 チッタゴンからダッカに帰る - シンガポール漂流生活

 

朝4時くらいに起き、起きがけに大きなゲップ、それがまたあの醗酵ヨーグルトみたいな匂いで、全てを悟った。悪夢再び。

あとは便意を催しトイレに行き、もちろん下痢。そのあとはまた10分おきにトイレに行き、腹の中のものを出しまくる。ゲップも依然として続く。

 

しかしどんどん出て行くのは腹がすっきりする事でもあるので、トイレに行くのはめんどくさいが、あまり不快ではない。前回のように体がだるいとか痛いとかはないので。

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8時頃に出し切った感があり、さすがに腹も空いたので、外に朝飯でも食いに行くが、その前にフロントにフリーの朝食はないよね?と一応聞くと、あるとのこと。そういうのはちゃんとチェックイン時に言ってほしい。

2階のレストランに行き、あまり食欲がないからと、トースト1枚目玉焼き1枚だけもらった。あとはパイナップルジュース紅茶を飲んだ。紅茶はまずい。

なんかここのスタッフはあまり接客態度が良くない、というか普通。外国人の客が多いのではないか。絶対にそうに決まっている。

 

部屋に戻り、できるだけ休もうと励む。

シャワーを浴びると、持って来た石鹸がなくなってしまったので、しょうがなく部屋にあったシャンプーをつかったが、泡立ちが石鹸とは違う。

 

11時半まで部屋で休み、ホテルをチェックアウトした。

帰りの飛行機は明日の朝8時の便。だから空港近くのホテルにこれから移動しなければならないが、この先ベンガル料理以外のチョイスがなくなるという事を予想し、ここモティジール周辺のややモダンなスーパーで、グラノーラか何かを買っておこうという考え。

 

ホテルの前からサイクルリクシャーに乗って、スーパーまで行く。到着し、いくら?と聞くと、50TKと言われるが、あきらかに高い。けっこう若く身なりも割と清潔で、新しいキャップをかぶり、薄くて新しい携帯を片手に持ったリクシャーマン。ダッカはやはり進んでいるなと思った。

スーパーの品揃えはさほど良くなく、しかたないのでバナナチョコ味のミューズリーを買った。

スーパーからまたリクシャーに乗り、初日に行ったKamalapur(カマラプル駅)へ行った。やっと帰ってきたぞーーーーと感慨深いものがある。

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電車の乗り方がわからず、スタッフらしき人に空港まで行きたいと言うと、8番のカウンターで切符を買い、5番のプラットフォームから、13時発の電車に乗れとのこと。切符は35TKだった。意外と高い。

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プラットフォームに行くと、電車がすでに来ていて車内にも人がたくさん乗っているので、外で少し待ち10分前になってから乗り込んだ。

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扇風機は回らないし、時間になっても発車しないし、依然として人がどんどん乗ってくる。イライラしてきた。

やっと10分遅れで発車したが、まだ走って乗り込んでくる人がけっこういる。最後の方は、全速力で走って飛び乗る青年もいた。ミッションインポッシブルみたいで、非常にガッツがあるなと思った。

 

電車は急行だったので、20分くらいしていきなり空港前に着いた。

降りる人が全員降りたら、次は乗る人が叫びながらどんどん乗り込む。

面白そうだったので、プラットフォームのベンチに座って見てたが、もう乗車率は120%くらいになってるのに、まだ乗れない人がたくさんいて、口論も始まっている。

最後はやはり電車の上に乗る人や、体が半分以上外に出ているなどもいる状態で、電車は走り出した。

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目星をつけていたホテルは駅から歩いて10分くらいの所にあったので、田舎道を歩いて向かった。池で水浴びをしている人、クリケットをしている若者、家庭菜園などがあって、なんだか和んだ。

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Hotel Amirsという所で、値段を聞くと、ファンルームは1200TK(1,500円)だそうで、部屋は7階で、私には充分だと思ったのでここに決めた。空港からは徒歩10〜15分くらい。

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部屋からは線路が見え、向かいのビルでは裁縫工場があり、若い人達がミシンを持って仕事をしている。和気あいあいとやっているように見えた。

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部屋でダラダラと夕方4時くらいまで休み、お腹が減ったので何か食べに外に出た。

まずホテルの前のケバブ屋で、10TKの小さいチキンケバブ1つ食べ、商店街のような所を10分ほど歩き、チャドカンでお茶を一杯飲んだ。

チャドカンの前でドブ掃除をやっていたが、泥の量がはんぱじゃなかった。体脂肪率2%くらいの痩せた筋肉の塊みたいなじいさんが泥だらけで働いていた。

もう一人のじいさんは背中が大きく破れたYシャツを着ていたが、そのじいさんが屈んで足を洗っているときに、じいさんの背後で青年が笑いながらじいさんのシャツをさらにビリビリに引き裂いていた。おちゃめ。

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帰りにミカンを1個買って食べた。これで腹は充分という感じで、最後に7upを買ってホテルの前で飲んだ。

ホテルの前に踏切があって、その一体が渋滞でまったく動かなくなっており、信号でもあるのかなと思ったが、とくに信号があるわけではなく、どこかで詰まってるらしく全く動かない。どうしようもないなと思った。

みんな線路の上を歩いて、平和そうと言えばそうにも見える。

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 こんな安い部屋なのに熱いシャワーが出ることに気づき、シャワーを浴びる。風邪をひかないようにすぐ服を着込む。ベッドの上で本を読んだり日記を書いたり、TVを見たりした。

夜10時くらいになったが、なんだか小腹が空いているような気がしたので、また何か食べに下に降りた。財布の中にコインがたくさんあったが、ベンガル数字なので、いくらなのかいまいちわからず、警備員のおじさんに聞いたら、これはテンマネー、これはファイブマネー、これはトゥーマネー、おまえは今全部でトゥエンティートゥリーマネー(23)持ってるぞ!と陽気に教えてくれた。

 

そのコインでまたチキンケバブを1つ買って食べた。さらに明日のためにミカンをもう2つ買った。ヨーグルトも最後に食べておきたかったので1個買った。

部屋でヨーグルトとミカンを半分だけ食べた。少しずつ食べればお腹には問題なさそうだ。

歯を磨き10時頃に寝た。明日は5:30に起きて、6時前にホテルを出て、8時の便に乗らなければいけない。

 

次は最終章だよ 

 

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