シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

バングラデシュ旅行記9 チッタゴンに到着

前回までの話

バングラデシュ旅行記8 チャップルからチッタゴンへ - シンガポール漂流生活

 

バスはよく停まって人を乗せる。直行バスではないらしい。

外は田園風景で、緑ばっかり。煉瓦工場もよく通る。

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そして出発から一時間くらいたったところで、急にピタっと停まってしまった。20分以上たってもまだ動かず、一体なにを待っているんだろうとイライラしてきた頃、渋滞に巻き込まれている事がわかった。ほんの少しずつしか進まない。

 

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道路で舗装工事のような事をしていて、さらにリクシャーとか他のバスが道をふさいでいて、交通が麻痺している。これはバングラデシュの一番の問題かもしれないなと思った。

でもゆっくり進むと、田舎の人達の暮らしがゆっくり見えて、けっこう面白い。時間があるんならいくらでも見てていいんだけど、あいにくとっとと次の町に着いて休みたい。

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ここで1時間くらい時間をロスし、そこを抜けるとようやく少しずつ動き出し、大きい舗装された道路に出てからは、バスはようやくスピードを出し爆走した。

 

途中で一度、休憩所のような所に立ち寄る。お茶とカステラみたいなものを買って食べた。10分くらいの短い休憩のあとまたバスは走り出したが、あっというまに日も暮れてきて、寒くなってきた。

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バスの窓は壊れていて完全には閉まらないので、すきま風が入って来る。上着を着込んだ。もう完全に真っ暗であとは到着するのをジッと待つしかない。

 

夜8時くらいにやっとチッタゴンの街に入った。彼がFacebookを交換しようと言ってきたので、快く応じた。

どこかのバスターミナルに着いたようでみんな降ろされたが、私が行こうと思っていた鉄道駅のそばにあるホテルからはだいぶ遠い。

彼はここの近くのホテルに今日は泊まれというが、私はCNGに乗ってホテルのある鉄道駅まで行くと言った。青年に、駅まで値段はどれくらいか、近くに停まっていたCNGに聞いてみてもらった。

聞いたあと彼が何も言わないで、どうした?いくらって言ってた?と聞くと、ダメだ。彼は高すぎる値を言ったというので、いくらか教えてくれと言うと、150TK(200円)だと言う。ここから駅までの距離はおよそ5km。それくらいなら全然かまわないと言うと、彼は少し驚いていた。

 

彼にお別れを言い、CNGに乗って駅に向かった。

ドライバーは15、6歳にも見える男の子。初めてCNGにのったが、客席の四方に金網があり、その閉塞感に緊張する。

 

ドライバーは、狭い道なのに前のトラックを追い越そうと何度も果敢に挑戦するが、その運転が非常に危なっかしい。バングラデシュのドライバーはみんな競争が好きだ。

 

チッタゴンはとても埃っぽい。そして夜なので寒い。

20分くらいでやっと駅に着いた。ちょっと不良っぽい雰囲気の少年だったが、やはり別れ際は笑顔だった。

 

腹が減ってたので、ホテルに行く前に、近くのレストランに入った。

美味しそうなパンを食べてる人がたくさんいたので、ルティだと思って、ルティチキンカレーライタを注文したが、初日に食べたあの菓子パンみたいなのがまたきた。これはあれと違うんじゃと隣りのテーブルの人に聞くと、いや同じだよと言われる。どう見ても違うように見えるんだが。未だに注文がうまくできない。

隣りのテーブルの一人の少年は、ものすごい色白でハンサム。インド系には見えない。その上、気さくで憎らしいほど良い男だ。

 

食べ終わって店を出て、サイクルリクシャーをつかまえてホテルまで行った。これまた若い少年で、不良っぽかったが、やはり別れ際は笑顔で優しい。

 

このあたりから腹痛が始まった。

ホテルの名前は Royal Living Hotel & Suites 。レセプションに行くと3人くらいの男性がいたが、みんな英語が上手だった。

部屋は、ファンのシングルなら1000TK(1,300円)だという。朝ご飯もついていて、部屋まで持って来てくれるのだとか。8時半に持って来てくれと頼んでおいた。

部屋もこぎれいで素晴らしい。騒音も今までのホテルよりはマシだ。とても安心した。しかし腹は痛い。

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外で茶を飲もうと思い、レセプションで「砂糖少なめ」というベンガル語を教えてもらった。スィンコムと言えばいいらしい。

ホテルのスタッフに、うちのホテルにも飲食物のサービスはあるし、けして高くないのに、なぜ外にわざわざ行くんだと不思議に思われた。外で飲んだ方がバングラデシュを感じられるからと言っておいた。

 

外で茶を飲み、タバコも一本吸ったが、とにかく腹が痛い。

部屋に戻って水シャワーを浴びた。お湯は出ないようだ。12時過ぎに寝た。

 

つづきます

yangpingsan.hatenablog.com

 

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