マレーシアにて、ここ数日 DIY(Do It Yourself)に明け暮れていました。たいした物は作っていないのですが、久しぶりに奮闘、失敗、挫折、立腹、挑戦、妥協、など様々な感情が入り乱れ、忙しい日々を過ごしました。
事の始まりは、今年の春先に友達から木材をたくさんもらったことです。5cm角四方の角材や、厚さ1cm 幅10cmくらいの板を、友達が車で運んできてくれました。
しかし金槌1本と、あまり切れないノコギリ1枚しか持ってなかったので、こんなんじゃ何も作れる気がしないと、ずっと放置していました。
しかし2ヶ月ほど前から、友達が近所にカフェをオープンさせるために、道具を買い、材料を買い、内装工事を一から自分でやり始めたのです。私たち夫婦も、ときおりそこをたずね、手伝ったりひやかしたりしていました。そして最近やっとその工事も終わりを迎え、当分工具は使わないというので、いくつか借りてきました。
丸ノコ、電動ドリル、グラインダー(やすりに使う)などです。
そして、さて何を作ろうかなと思ったら、もらった木材がものすごく湾曲している事に気づきました。おそらく友達も誰かからもらったんじゃないでしょうか。あんなに曲がった木材は普通は店では売りませんから。
しかし以前は木材を買う手段もなく、そこらへんに落ちている木の枝などでガタガタのテーブルなどを作ったりしていたので、まぁそれに比べれば遥かにマシだと思い、とりあえずやってみることにしました。
木材を切るのはまぁまだ楽しかったんですが、組み立てなどは困難を極めました。
今回大きく学んだ事は、木材も、工具も、釘、ネジなども、ほんとうに色々な種類があるんだなという、超初歩的な事です。
あの木はすんなり切れたのに、こっちの木は全然切れない。
あの木には釘がすんなり打てたのに、こっちの木は全然釘が入っていかない。
このネジはすぐなめってしまう(頭が潰れる)、この工具は実はパワーが弱い、まっすぐだった木材が切ったら反り始めた、などなど。
しかしあきらめずに最後までなんとかやり抜きました。そして最後までやり抜けば、思っていたよりも残念な物が出来上がっても、なんとなく納得して受け入れられるものですね。あんだけ頑張ってコレしかできなかったという事は、コレが限界だったんだな、今の俺にはコレがお似合いなわけだ、じゃあ使っていこうじゃないかコレを、と。
というわけで、そんなちょっと残念なコレをご覧ください。
テーブル
イス(少し角度がついて真中がへこんでいます)
テーブル棚
壁かけ本立て
お茶用棚
排水路カバー
まぁ写真で見るとそんな悪くもないんですが、かなり雑な作りで、いかにも素人くささが漂っています。
でもこれだけ作って、かかった費用はネジ、釘をちょっと買って、電気代が少しかかったくらいですから、けっこう得をしたんだと思います。
またいつか何か作りたいですが、とりあえず当分いいです。今ある物で満足して生きていきたいと思います。
DIY楽しいですが、工具の取り扱いには充分注意しましょう。
以上