シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

凶器のドリアン

今週はマレーシアの家で、ずっとD.I.Y(日曜大工)に明け暮れており、ブログの事を完全に忘れていました。色んな物を作っているんですが、まだ途中なのでそれは今度書くとして、じゃあ何を書こうかと考えていたら、冷蔵庫の中に昨日の朝買ったドリアンを発見しました。

ブログどころか、食べるのを楽しみに買ったドリアンまで忘れていたとは。完全に冷えきっていますが、今日はこれを自分でこじ開ける所を写真に撮ってみましたので、それを書きます。

 

まずこちらがそのドリアンさんです。朝の市場で見つけて買ったんですが、ブランドはたしかD-13とか書いてたかな。ちょうど柄もついていて、完全に凶器です。

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ドリアンにも色々なブランドがあるんですが、猫山王というブランドが一番人気があって、お値段も高いです。私はネコヤマオウと呼んじゃってますが、正しい読み方は、マオシャンワン、またはムサンキングです。

これはほんとに高くて、シンガポールでは1kg50SGD(4000円)なんて噂も聞いた事がありますし、香港の友達からは香港のスーパーで1kg100SGD(8000円)で売られていたと聞きました。後者はさすがにやり過ぎです。どこぞの大金持ちしか買えません。

そして私の買ったこの小振りなドリアンなんですが、なんと一個たったの10RM(260円)。しかし「安売りの果物は美味しくない」という法則はマレーシアにはありません。安くても美味しい果物がたくさんあります。なのでお味は開けるまでのお楽しみ。

 

ではこいつの開け方なんですが、じつは私はよく知りません。

いつもお店で開けてもらうので。しかしこんな安いドリアンを買って、さらに開けてちょーだいなんて事は、私には言えませんでした。

なので見よう見まねで開けてみます。

 

まずはを用意します。きったねー肉切り包丁ですが、皮を割るだけなので問題ありません。

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これをドリアンの脳天にブッさして、グリッとひねります。ドリアンを持つ方の手にはタオルを持つか、軍手をはきましょう。痛いですから。

ちょうど実と実の間に刺ささればキレイに開くんですが、私の普段の行いが良いせいか、ちょうど良い所に刺さり、パカっとキレイにご開帳です。

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さらにもう反対側もパカッと開けると、キレイな黄金丸々とした果実を完全おっぴろげです。いい感じんに左右対称で、こんな顔の怪獣がウルトラマンの敵にいたようないなかったような。

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そしてさっそく一口食べてみると、悪くない!

若干薄味ですが、私は甘すぎるドリアンは嫌いなので、私にはちょうどいい感じです。もう少し苦みもあれば最高でしたが、安売り物なので文句は言いますまい。

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そして全部パカパカ開けてみたんですが、実はさっきの2個と、もう1個で、全部で3個だけでした。これにはちょっとガッカリです。

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これだと1つの実が3RM(80円)近くなので、あまり安いとは言えないですが、じゃあ1ついくらだと安いんだと聞かれると、答えられないです。

まぁドリアンは年中食べれるという物ではなく、その時期にしか出回らないので、あまり値段は気にせず食べたいですが、それでもシンガポールと比べるとマレーシアはその半額くらいで買えるので、やはり嬉しいです。

ちなみに本格的なドリアンシーズンは、マレーシアだと7月頃12月頃の年2回です。うちのお隣さんの家にもドリアンの樹があるので、豊作のときはうちにもおすそわけがきます。楽しみです。

 

というかドリアンは美味しい果物という前提で話をすすめてきましたが、ドリアンが嫌いな人もいるらしいですね。しかしそういう事はあまり気にせず、とにかく美味しいと思って一度食べてみてください。もしもまずかったら、それはマズいドリアンです。美味しいドリアンに当たるまで食べ続けましょう。