みなさん健康に暮していらっしゃいますか。
マレーシアで未だ療養中のヤンピンです。
前回クリニックへ行ってもらった薬も、生活に支障がないくらいまで回復してからは、飲むのをやめてしまいました。飲む前はほんとにフラフラで、靴下はくのも奥さんに手伝ってもらってましたから。
とにかく薬嫌いの私にとっては、薬は最終手段なので、切羽詰まってる以外は飲まないようにしています。
薬を飲み続けないと、完治にはだいぶ時間がかかります。もうあまり若くもないので、自然治癒力もたいした事ないですね。
それならばせめて身体に良さそうな物を食べようと思い、なにか滋養強壮に良さそうなスープ作りたいんだけどと、中華系の妻に聞いたところ、簡単に作れるスープがあるから、それ自分で作って飲みなさいと言われました。
そのスープとは、清補湯という薬膳スープです。読み方は、チンブータンです。
薬膳スープなんて、なんか漢方薬とか色々入れなきゃいけなくて、作り方が難しそうですが、教えてもらった手前、最後まで作らなくてはなりません。
まずは材料を買わなくてはいけないのですが、市場に売ってるから買ってきなさいと言われ、店のオバさんに恐る恐るチンブータン作りたいんだけど・・・というと、あるパケットをくれました。
↑ これなんですが、なんともう全て揃ってしまっています。
これで7.5RM *1
中に入っている物は
- 玉竹
- 淮山(ナガイモ)
- 沙参
- 蓮の実
- クコの実
- ナツメヤシ
という、日本人にはあまりなじみのない物ばかりです。
あとはこれを肉と一緒に煮込むだけだそうですが、しかし注意事項が一つだけあります。
それは鉄製の鍋じゃなく、必ず陶器製の鍋で煮込むこと、だそうです。
これを守らなければ、スープの効き目がなくなるそうです。ほんまかいな。
お肉は鶏肉でも豚肉でもいいということらしいですが、皮や脂肪は一緒に煮込まないほうがいいということで、脂肪のついてない豚肉にしました。「瘦肉/ショウロウ」と言えば、肉屋のおじさんが赤身の部分をくれます。
豚肉はあらかじめ、別で5分ほど茹でておきます。
それを陶器製の鍋に入れて、全部の材料と、水も入れます。
これを、最初は強火で、一度煮立ったらあとは弱火で2時間ほどグツグツ煮込みます。
お鍋がわりと小さいので、水が減ってきたら水を足さなきゃいけません。
そして2時間煮込むと、このような色をしたスープが完成しました。
材料はもうエキスが出きっているので、食べても食べなくてもいいそうですが、せっかくなので肉だけいただきました。
味はなんと言ったらいいんでしょう。甘いような、ちょっと苦いような、でも肉のダシも効いててしっかりスープなんですけど。
効能ですが、飲むとすぐにどうなるというものではなくて、続けて飲んでいると体調が整っていくというものです。夏バテにもいいらしく、ここ南国のマレーシア、シンガポールでも、中華系の方には頻繁に飲まれている、とても一般的なスープなんだとか。
それでも飲み終わるとジワジワと汗が出て来て、次の日の便通が良くなりました。
日本でも中華街や、中国系の方が通う商店などに置かれていると思うので、もしよかったら探してみてください。
以上、簡単ながら清補湯/チンブータンの作り方でした。
*1:200円くらい