シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

清補湯の作り方

みなさん健康に暮していらっしゃいますか。

マレーシアで未だ療養中のヤンピンです。

 

前回クリニックへ行ってもらった薬も、生活に支障がないくらいまで回復してからは、飲むのをやめてしまいました。飲む前はほんとにフラフラで、靴下はくのも奥さんに手伝ってもらってましたから。

とにかく薬嫌いの私にとっては、薬は最終手段なので、切羽詰まってる以外は飲まないようにしています。

薬を飲み続けないと、完治にはだいぶ時間がかかります。もうあまり若くもないので、自然治癒力もたいした事ないですね。

 

それならばせめて身体に良さそうな物を食べようと思い、なにか滋養強壮に良さそうなスープ作りたいんだけどと、中華系の妻に聞いたところ、簡単に作れるスープがあるから、それ自分で作って飲みなさいと言われました。

そのスープとは、清補湯という薬膳スープです。読み方は、チンブータンです。

 

薬膳スープなんて、なんか漢方薬とか色々入れなきゃいけなくて、作り方が難しそうですが、教えてもらった手前、最後まで作らなくてはなりません。

 

まずは材料を買わなくてはいけないのですが、市場に売ってるから買ってきなさいと言われ、店のオバさんに恐る恐るチンブータン作りたいんだけど・・・というと、あるパケットをくれました。

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こちらのお店
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↑ これなんですが、なんともう全て揃ってしまっています。

これで7.5RM *1

中に入っている物は

  • 玉竹
  • 淮山(ナガイモ)
  • 沙参
  • 蓮の実
  • クコの実
  • ナツメヤシ

という、日本人にはあまりなじみのない物ばかりです。

 

あとはこれをと一緒に煮込むだけだそうですが、しかし注意事項が一つだけあります。

それは鉄製の鍋じゃなく、必ず陶器製の鍋で煮込むこと、だそうです。

これを守らなければ、スープの効き目がなくなるそうです。ほんまかいな。

 

お肉は鶏肉でも豚肉でもいいということらしいですが、皮や脂肪は一緒に煮込まないほうがいいということで、脂肪のついてない豚肉にしました。「瘦肉/ショウロウ」と言えば、肉屋のおじさんが赤身の部分をくれます。

 

豚肉はあらかじめ、別で5分ほど茹でておきます。

それを陶器製の鍋に入れて、全部の材料と、も入れます。

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これを、最初は強火で、一度煮立ったらあとは弱火2時間ほどグツグツ煮込みます。

お鍋がわりと小さいので、水が減ってきたら水を足さなきゃいけません。

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そして2時間煮込むと、このような色をしたスープが完成しました。

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材料はもうエキスが出きっているので、食べても食べなくてもいいそうですが、せっかくなので肉だけいただきました。

味はなんと言ったらいいんでしょう。甘いような、ちょっと苦いような、でも肉のダシも効いててしっかりスープなんですけど。

 

効能ですが、飲むとすぐにどうなるというものではなくて、続けて飲んでいると体調が整っていくというものです。夏バテにもいいらしく、ここ南国のマレーシア、シンガポールでも、中華系の方には頻繁に飲まれている、とても一般的なスープなんだとか。

それでも飲み終わるとジワジワと汗が出て来て、次の日の便通が良くなりました。

 

日本でも中華街や、中国系の方が通う商店などに置かれていると思うので、もしよかったら探してみてください。

以上、簡単ながら清補湯/チンブータンの作り方でした。

 

*1:200円くらい