病み上がりの夜空に、ヤンピンです!
先週一人でインドネシアのジャカルタに行ってきました。インドネシアには、バリ島をはじめ、スラバヤ、メダン、ジャグジャカルタ、あとはシンガポールからフェリーで行けるビンタン島、バタン島と、色々行ったことがあるのですが、首都ジャカルタは今回が初めてでした。
まず今回ジャカルタに行くことにした経緯を軽く説明させてください。
あれは去年の年末、クリスマスキャロルが流れていた頃ですが、東京で日本語教師をされていた友人のM氏が、突如ジャカルタに赴任することになったと聞き、シンガポールからなら遠くもないし是非会いに行こうと思いたちました。
しかしいつ頃行ったらいいだろうとウダウダしていたところ、別の友人のJ氏の情報を聞きつけました。東京でラギムシムという雑貨ブランドを立ち上げ、日本国内で製作、販売しているJ氏が、最近海外にも進出しようとして、フィリピンなどに営業に行っていて、今度ジャカルタにも視察に行くということでした。
さっそくJ氏に連絡を取り、私もジャカルタに行きたい用事があるから、現地で会いませんかと誘いかけると、すぐに二つ返事で承諾してくれました。
私が先に現地入りし、二日後にJ氏が到着、そして四日目にM氏と会うというスケジュールでした。J氏とM氏は面識はありませんが、どちらもユニークで気さくな方なので、お二人を会わせるのがともて楽しみでした。
月曜日の朝、日本語のレッスンを2つ終わらせ、午後の便でシンガポールからジャカルタへ、ジェットスターで飛びました。航空券は往復で15000円です。
予定表にはシンガポール15:00発、ジャカルタ15:55到着と書いてあったので、55分のフライトかと思っていたら、時差が一時間あることがわかりました。ですからおよそ2時間のフライトです。
ここでちょっとした豆知識ですが、インドネシアには国内にタイムゾーンがなんと3つもあり、インドネシア東端のパプアと、西端のスマトラ島では時差が2時間あるのです。タイムゾーンって複雑ですね。
フライトは定刻にジャカルタに着き、入国審査場が長蛇の列で一時間ほど待ちました。私の番が来ると審査官が「何しに来ましたか?」、私が「友人に会いに来ました」で、スタンプをバシンと押してくれました。待った割にはあっけないです。空港からはブルーバードタクシーで市内に向かいましたが、これは別の記事で。
ジャカルタ空港から市内への行き方 "2019年" - シンガポール漂流生活
初日のホテルは狭い路地の奥にありましたが、道路の幅が0.8車線くらいしかなく、そこを対向車やバイクがガンガン走ってきますから、タクシーは何度も止まり、譲り合ったり、時にはクラクションで牽制し合ったりして、路地を進んで行きました。
ホテルに着くともう日が暮れていて、夜はJalan Raya Mangga Besarという大きな通りに、晩ご飯を食べに行きました。日本語に訳すと、大きいマンゴー大通りです。
道の脇には出店や屋台がひしめき合って、大きいマンゴー大通りにもかかわらず、ドリアンを売っているお店がたくさんありました。食べてみたかったのですが、一人で一個食べきる自信がなかったので断念しました。
晩ご飯は、適度に汚い屋台で、好物のMee Ayamを食べました。Meeは麺で、Ayamは鶏、麺の上に刻んだ鶏肉を載せてあるというシンプルな食べ物です。値段も10,000Rp *1 とリーズナブルで、早い!安い!うまい!と三拍子揃っていて、台湾の魯肉飯(ルーロウファン)を彷彿とさせます。
そのMee Ayamを食べていると、大きな仮面を被った変なのがのっしのっしとやってきて、私を睨みつけ、後ろからやってきた付き人に寄付をせがまれ、いくらかお金をあげてしまいました。
突然の出来事で、新手のカツアゲにあってしまったのかと思いましたが、あとで調べてみると、Ondel-Ondelというジャカルタ名物の魔除け人形だそうです。彼が魔そのもののようにも見えましたが。
このあとも、みすぼらしい格好の少年少女が、ドラムを叩きながらハイテンションで店を回って寄付を集めていたので、もうカツアゲはたくさんだと一目散にホテルへ逃げ帰りました。
2日目の朝、また同じ通りで朝ご飯を食べようと思って行ってみると、出店も屋台も完全に消え去り、ただのほこりっぽい大通りになっていました。あれは夜だけのお楽しみだったようです。
おかげでドリアンも食べられず、けっこう深く後悔しました。「ブラックジャックによろしく」の牛田さんのアドバイスが脳裏をよぎります。
気を取り直して朝ご飯は適当にすまし、近くのショッピングモールに、携帯のSIMカードを買いに行きました。外国でインターネットを使うには、現地のSIMカードを買って携帯に入れなければなりません。
LOKASARIという現地人向けのショッピングモールに行き、カタコトのマレー語(インドネシア語と、マレーシアのマレー語はほぼ同じなのです)で、一番安いSIMカードをくださいというと、40,000Rp *2 のやつをくれたのですが、IDカードを見せろと言われ、いやいやおねいさん、わたしゃあインドネシア人でもなければ在住者でもないですよと言うと、じゃああなたにはこれが一番安いやつだわと100,000Rp *3 、30日で5GBのカードを渡されました。
なんかもう少し交渉みたいな事をしたかったのですが、そこまで話せないないので、しばし沈黙しそれを購入しました。
その2へつづく