先日友人から、インドネシアのある劇団がオンラインで演劇をやるという事を聞き、さっそくそれを見てみたのですが、これが面白かった。
あああ 面白かった。
いや、まだ続いているので、面白いと現在形で言うべきでしょう。
その劇団はジャカルタを中心に活動している、劇団en塾という名の劇団で、役者さんはみんな完全ローカルなインドネシア人なのですが、なんと日本語で時代劇をやっているのです。
しかも少しミュージカルの要素もあり、劇の合間に必ずインドネシアっぽい曲調の歌があって、しかもそれも日本語で歌っているのです。
これには久しぶりに私の既存概念が完全崩壊させられました。
みんな日本語がとても流暢というわけではなく、きっと上手に話せる人もいるでしょうけれど、ほとんどの人は、この劇のためにセリフとして日本語を覚えているという感じです。だから、イントネーションとかが、かなり普通の日本語とズレていて、そこがとても面白いのです。
今年で12年目を迎えるというen塾、劇団や作品を監督しているのは日本人の方なのですが、完全に主導権を握っているわけではなく、日本人とインドネシア人が協力し合って作品を作っているという感じが、作品の中の端々に現れていて、それが日本人だけでは絶対に作り出せない独特の色を出しているのです。
とにかく個人的にツボにハマり、これは素晴らしいと思いました。
私が見たのは「十二年目の大団円/ The last mission」という時代劇で、「福ねずみ」という泥棒集団が、12年前に失敗した押し込み(泥棒)に再び挑戦するというお話です。
全部で4エピソードありまして、4月3日に第1エピソードが公開になりました。
これが4週にわたって毎週土曜日の夜7時(シンガポール時間)に公開されるんですが、今週の土曜日(24日)に、最後の第4エピソードが公開されます。
各エピソードが45分もあるんですが、けっこうあっという間です。久しぶりに45分の短さを知りました。
10秒くらい見れば、自分が好きか嫌いかすぐわかると思うので、興味がある人はぜひ一度見てみてください。ハマる人はどっぷりハマると思います。
でもね、この作品がen塾、最後の作品なんだそうです。これにて解散なのだとか。まだ知ったばっかりなのに(泣)
かなり残念ですけど、それでも最後に知ることができて本当に良かったと思います。まだ過去の作品がYouTubeのチャンネルの方で見られるみたいですし。
というわけで、今回も素晴らしい情報をお届けしました(自画自賛)
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