シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

シンガポールで結成された日本人演劇ユニット「THEATRE BOLEH」

前回、インドネシアの劇団を紹介しましたが、その劇団の事を教えてくれた友人も、実はシンガポール在住の日本人で、仕事の傍らに役者をやっているという非常に珍しい方です。

その彼が昨年末、シンガポールにて日本人による演劇ユニット「THEATRE BOLEH(シアターボレー)」を結成しました。

 

Instagram@THEATRE BOLEH

https://www.instagram.com/theatreboleh/

 

そしてその処女作が今月やっと完成し、YouTubeにて公開されました。

わたしもどんな作品か知らなかったので、見てびっくり。

なんと夢野久作の「死後の恋」という、昭和三年に書かれた短編小説でした。

 

渋い 渋すぎる

 

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あらすじは

ロシア革命直後のウラジオストク。スウェツランスカヤ(ウラジオの銀座通り)の大通りをさまよう奇妙な風体の男。唐突に、誰ともなく通行人をつかまえては、『私の運命を決定(きめ)てください』と、ただならぬ言葉を皮切りに、数奇な体験を語り始める。彼が例えていわく「死後の恋」。それは美貌の少年兵との、奇妙な物語だった。 

 

夢野久作といえば、数年前にKndleの無料本で「ドグラマグラ」という有名な本を読んだことがありますが、訳がわからなくて完読できなかった記憶があるようなないような。とにかくすごく癖の強い作品を書く作家だったと思います。

 

そんな久ちゃんの「死後の恋」というまたマニアックな作品を、なんと彼は一人芝居でやってのけました。1時間以上あるのですが、なんとも奇妙で怪しい物語に引き込まれ、けっこうあっという間に見終わってしまいました。

 

ご興味ある方は、お時間あるときにぜひ一度ご覧ください。

www.youtube.com

 

途中でなにが起こってるのか話しの筋がわからなくなったら、もう一度あらすじというか、解説を少し読んでから見るといいと思います。なんせなかなか古い文学作品で、しかも独白スタイルという癖のある話しなので。

 

解説が必要な方は、こちらなんか参考にしてください。

《死後の恋》夢野久作 - ロシア|近代日本の小説家による、外国を舞台にした短編のお気に入り(3) - chinorandom

 

あと活字で読んでみたいという方は、こちらに脚本もありますよ。

夢野久作 死後の恋

 

というわけで、シンガポールで活躍している素晴らしい友人の作品をご紹介しました。

これからもTHEATRE BOLEHを要チェックお願いします。

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私は演劇なんてやったこともないのですが、東京にも何人か役者の友人がいて、何度か彼らの舞台を見に行ったことがありますが、いつも非常に感動します。文字通り、感情を揺さぶられるのです。舞台役者の出すエネルギーってすごいんですよ。

前回紹介したインドネシアの劇団でも思いましたが、上手い下手とかじゃなくて熱量なんですよね。彼らの出す熱に焼け焦がされてクタクタになる。その感覚が好きなのです。

なんか無性に叫びたくなってきました。ちょっと近くの高速道路に行ってきますね。

 

 

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