2017年の夏(いつも夏ですが)からマレーシアに家を借り始めました。
こういう話をすると、いつも「じゃあシンガポールの家は?」と聞かれるんですが、まだちゃんとあります。なんてったって奥さんのご両親がまだ住んでますから。
以前は私の部屋と、奥さんの部屋が一つずつあったんですが、私の部屋を一つ空けて、今はマレーシア人(中華系)の女性に部屋貸ししています。
*借り始めたきっかけ
シンガポールに住んでいると、Johor Bahru/ジョホール・バル(以下「JB」)*1 は 治安が悪く恐ろしい街 だというのはよく聞きますし、事実おっかない街です。しかしわたし自身今まで何度となくJBに行ってみて、これといった怖い体験はまだありませんでした。
そこで2年前、ある日突然何を思い立ったか、JBの割と中心部にあるMemory Guest House というところに実際に泊まってみました。 そこはオーナーが二人いたんですが、一人は シンガポール人のおじさん でした。私はそのオジさんにJBや彼の生活に着いて聞いてみました。するとおじさんはこう答えました。
JBはみんなが言うほど危ないところではないし、物価が高く人もギスギスしているシンガポールより、全然住みやすい。私はこっちに移って来て今ほんとに幸せだぴょん
私は次の日、シンガポールに帰ってさっそく奥さんにこの話をし、それからあまり気乗りのしない奥さんを連れて、頻繁に JB巡り を始めました。
色々なところに行ったり(実はさほど行ってない)、情報を集めたりしてみた結果、JB中心部からバスで一時間北上したところにある KULAI(クーライ)という町に目をつけました。
なぜこの町かというと
- 奥さんの友達が一人いる
- JBだと治安が悪いが、これくらい離れていれば治安も多少は良い(はず)
それからこのKULAIに足繁く通い、その度に友達が車で色んなところを案内してくれました。そしてついに、その 友達の友人が所有している空き家 を、貸してもらうことになりました。
*家の場所、家賃、間取りなど
場所は、KULAIのバスターミナルから歩いて15分ほどで、5分ほど歩けば朝市もあります。
家賃は一ヶ月で1000 RM *2
水道光熱費・インターネットは別。インターネットは月150 RM *3 で、水道光熱費は月10 RM *4 くらいです。(一ヶ月に多くても15日ほどしか住まないので)
間取りは8畳くらいの部屋が4つに、トイレ2つ、バックヤードと庭もあり、果物の木もいくつか生えています。
隣人は、片方が 中華系の大家族 で、車も3台くらい持ってます。
もう片方は インドネシア人の家族(出稼ぎ移民)で、家族だかよくわからない人がいつも出入りしています。彼らの家との間にはフェンスがなく、同じ敷地に住んでいます。
さて、ここまでが私が家を借りた経緯と、家の詳細でしたが、ここで勘の良い方は以下の疑問が頭に浮かんだかもしれません。
- ここでいったいなにをしているのか?
- シンガポールには帰っているのか?
- 滞在のためのビザはどうしているのか?
そんな疑問にざっくりと答えましょう。
ここに家を借りる以前は、シンガポールで土日祝日関係なく、毎日外国人(私が外国人なんですが)に日本語を教える家庭教師をしていました。
しかしここに住むことが決まってからは、平日にレッスンを受けていた生徒にお願いして、全てのレッスンを金・土・日曜日に変更してもらいました。
これにより、月火水木は休み、金土日だけシンガポールで働くという、フリーランスだからこそできる新しい勤務体系を作り出したのです。
要するにマレーシアにいるときは休みですから、自分なりの休日の過ごし方をしています。料理をしたり、読書をしたり、ガーデニングをしたり、稼ぎが減ってお金もあまりないので、できる限り お金を使わない過ごし方 ですね。
そして金曜日の昼にはバスで3時間かけてシンガポールに帰り、金土日と一生懸命働きます。そしてまた月曜日の朝にまたバスで3時間かけてKULAIの家に帰ってくるのです。
というわけで、毎週マレーシアに帰るんですが、じゃあどういうビザでマレーシアに出国しているのかというと・・・・・・・・・・・・
たいした事ではないのですが、これは違法スレスレかもれしれないので、ネットでの言及は避けさせていただきます (^^;
ただ、通常日本人がマレーシアに入国するときは、ビザ無しで90日滞在することができます。しかし出たり入ったりを繰り返していると、あなたはマレーシアで何をしているんだ?まさか違法に就労したりしているんじゃなかろうね?怪しい奴め、ムチ打の刑だ!という事になりかねないので、気をつけましょう!
マレーシアの生活については、これからまた色々書いていきたいと思います!