先日Facebookをダラダラ読んでいたところ、ミャンマー人の友だちがある動画をシェアして、ニコニコ笑顔マーク😊をはっつけていました。
しかし、どう見ても非常に物騒な動画でした。
山中で、警察というか、公安みたいな人達が、数人の男を一人ずつ、山の奥の方に連れて行くのです。
どうみても死刑執行。
そしてあの可愛いビルマ語でなにか書いてあったので、Google翻訳してみました。
すると
2020年5月2日、ワ州で銀行強盗と店主の殺害が発生し、この犯罪では、昨日2020年5月14日に死刑が宣告され、3人の犯人が処刑場で直接処刑された。
とのこと。
なるほど。
5月2日に事件があり、とっとと刑が確定し2週間後くらいに執行というのは、日本人の感覚からするとなかなかのスピード感です。
「スピード」というタイトルの映画が公開されてこんな内容でも文句は出ますまい、ってなくらいのスピード感でしょう。
どう思いますか? このスピード執行。
やっぱり日本のように何事もじっくりと、長い時間をかけてやるのがよいか
それとも
凶悪犯と呼ばれる胸糞悪くなるような輩は、とっとと死刑確定させて、それこそそいつが恐怖に怯える顔を公衆の面前に出しながら公開処刑でもしてやれ!そうすれば少しは犯罪抑制にでもなるだろ!
と思うか。
どっちにも合理性は一応ありそうですけど、とりあえず日本は遅く、ミャンマーは早いという事実があるみたいです。
それにしても、人が死ぬっていうのにニコニコマーク😊はないだろと、友だちの投稿を見て条件反射で感じました。すごく素朴で優しい感じの人なんですよ、その友だち。
それでその事件をネットで調べたら、犯行現場を移したCCTVの動画がありました。
その動画がまたけっこうヤバかった。
Google翻訳では銀行と翻訳されましたが、おそらくゴールドか何かを売る店なんじゃないでしょうか。割と小さい個人店のようでした。
入口のシャッターが一つだけ開けられて、4人の男性がなにやら話しながら店の中にゆっくり入ってきました。
そして急に一人の男が店主と思われる男性の頭をヘッドロックしたかと思うと、他の男がシャッターを閉めて、もう1人の男性も店主に襲いかかり、しかも刃物を持っているように見えました。それで店主をめった刺しに。
音声も入っているので、店主のンゴォオオオオ!!!という断末魔の叫びも入っていて、すごく生々しい。。。
そんな動画でした。
動画を見終わり、これはなかなか凶悪だなと感じました。
友人のニコニコマーク😊の意味がちょっとだけわかったような。
ただもしかしたら、この店主もなかなか悪い奴で、みたいな事実がもしあれば、また人間の感情というのは多少変化するでしょうね。
とりあえずそんな経緯が、このスピード執行にはあるようです。
他にも写真を見つけましたが、この裁判の様子が屋外でまるで運動会のように行われていたのが、ちょっと面白いなと思いました。
そして強奪された物っぽいゴールドやお金と
捕まった若者。
いったいどんな運命がこの若者3人を、こんな若さで死に導いたのでしょうか。
貧困? 家庭環境?
私たちはこんな遠い国の、こんな問題を見たとき、自分とは全く関係ない、縁もゆかりもない事と思いますが、はたして私たちは本当に、この若者がこんな犯罪を起こした事に関与していないのでしょうか。
ミャンマーにもたくさん日本の会社があります。日本とミャンマーは国交があるのです。日本は比較的裕福な国です。ミャンマーは比較的貧しい国です。われわれ日本の豊かさ、経済発展は、ミャンマーなどの貧しい国を犠牲にして成り立っていないでしょうか。
私は経済などには全く詳しくないので、正直全然わかりませんが、同じ空気を吸って、同じ惑星の上に生活しているのに、まったく関係がないなんてそんな事ってあるんでしょうか。
いったい何が言いたいんだこのオヤジって話ですけど(笑
別に裕福な人を責めたいとか、貧しい国の人を救おうって事じゃなく、こういう目には見えない繋がりなどに関心を持つ事が、ゆくゆくはあなたの心の成長に繋がり、それがあなたの生活の質をどんどん上げていく事になるかも、ならんかも。
はい 死刑の話でした〜
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