シンガポールの部分的ロックダウン、サーキットブレーカーが始まる前日、4月6日ですが、みなさん何をしましたか。次の日から閉まってしまう店に言って、色々買いだめしたりとか?
私はちょっと穴場を狙って、シンガポール動物園に1人で行ってきました。
というのも、縁起でもない話しですが、このコロナ騒動でひょっとしたらシンガポール動物園も閉鎖してしまうんじゃないかと、少し感じたからです。
現に昨日のニュースで、マレーシアの動物園が閉鎖しないように、国民に寄付を募るだかなんだかという記事を見つけました。
ドイツの動物園でも、悲しい話しですが、最悪の場合は、少しずつ動物を安楽死させ、他の動物のエサにするだかいう案も出ているのだとか。優先順位的には、最後まで残すのはシロクマだったかな。
動物好きの方には、本当に心が引き裂かれるような悲痛なニュースですね。
人間って・・・。そう考えさせられる事が、今回の騒動ではたくさんあります。
さて気を取り直し私の動物園訪問話しに戻りますが、私がこの動物園に行ったのは、約10年ぶりくらい、二回目だと思います。シンガポールに住み始めて最初の頃に、奥さんと二人で行った記憶が、正直言うとあまりありません。
行って、池沿いでサイを見たような、それしか覚えていません。
そのときはたしかサイの背中に一羽のカラスがずっと乗っていて、ときどきそのサイの背中をつつき、そこから肉が見えていました・・・。けっこうショッキングだったので、そこだけ覚えています。
あ、あともう一つ。フラジャイル・フォレストというドームに入ったときに、白黒のワオキツネザルが近づいてきて、目の前で食事してたので、背中を撫でてあげた記憶があります。(動物に触ってはいけません!)
動物園のチケットは、前日にオンラインで買いましたが、私はPR(永住者)なので、31ドルでした。その時は、コロナの影響だと思いますが、チケット1枚で、もう1人入場無料というプロモーションがあったのですが、他に行く人がおらず結局1人で行きました。奥さんは仕事でしたし、私本当に友だち少ないんですよね・・・。
もちろん動画を撮って、前編、後編と作りYouTubeに載せたので、興味がある人はそっちをぜひ見て欲しいんですが、個人的には見所は以下だと思っています。
【 前編 】
魚の群れと泳ぐワニ 2:10
カワウソ 3:50
ホワイトタイガー 4:25
コビトカバ 5:17
マントヒヒ山 5:57
オオカンガルー 7:02
象の餌付け 8:24
【 後編 】
オラウータン 0:22
コモドドラゴン 0:45
パンサーカメレオン 2:14
アカエリマキキツネザル 4:39
コウモリの食事 5:04
この日は月曜日だったし、みんな他の事で忙しいと思っていたので、人はほんとに皆無かなと思ったんですが、意外といましたね。カップルや家族連れが。1人で来ていたのは間違いなく私一人だと思います。
シンガポールの動物園は、けっこう工夫が凝らされてて面白いと思いますから、地元民でもファンは多いんじゃないかな。
もしシンガポール動物園が閉鎖の危機になったら、私もいくらか寄付したいですね。
ちなみに動物園って、みんな大好きー!っていうイメージが、日本では強いと思いますが、欧米人では動物園嫌いっていう人、けっこうたくさんいますよ。私の周りでいうと、3分の1の欧米人は動物園嫌いって感じです。
これは相当極端だと思いますし、国にもよると思いますが、10人に1人くらいは嫌いな人がいそう、という私の予想です。
もちろん理由は可哀想だからってことですね。
私もときどき、そういう気持ちにはなります。あきらかにひどい環境で、ノイローゼっぽくなっている動物などを見たときとか。
しかし今回のシンガポール動物園では、すごいな!こんなに色んな珍しい動物が見れてすごいな!と、素直に感動しました。
ですから、わたしはどっちが良いとかいう判断はしません。
事実として動物園は世界中で存在しますし、なんか幸せそうに見える動物もいれば、これはひどいな・・・っていう環境におかれている動物もいます。
そして人間が動物の気持になって考えるという事は不可能だという事です。
人間は人間のエゴの中で考え、そして必ずエゴが含まれた答えしか出せません。
人間の世界もまた動物園と似たような物だなと、ときどき思いますし。
近代の一般庶民は、わりと自由な奴隷だと思ってますし、今回の出来事ではより奴隷っぽくなってきましたね。
はい、こんな話しをしていてもキリがないので、最後にコレをペタっと貼って終わりたいと思います。
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