ランカウイとタイの旅行のあと、10日ぶりくらいにマレーシアの家に帰ってみましたら、段ボールの中に落花生がたくさん入っていました。
噂の畑お手入れオジさんが、留守中に来て畑の落花生を全部収穫し、つるなども取ってくれたようです。
落花生の葉で青々としていた畑も、今はすっきりしています。
近所に家庭菜園大好きなオジイちゃん(90近い)がいて、大家さんがそのオジイちゃんに毎月50RM(1,300円)くらい渡して、畑で色々自由に育ててもらっているようなのです。しかし私がいるときに、オジイちゃんは姿を現したことはありません。
まぁとにかく私達としては、色々獲れたての野菜などを食べられてありがたいです。
前回の落花生の収穫は8月だったので、たった4ヶ月くらいでまた収穫できるようになるんですね。落花生すごいっすね。
前回はただ茹でただけなので、今回はピーナッツバターでも作ってみようかなと思い、頑張ってみました。案の定予想外の事ばかりで、レシピとは言い難く、お料理の参考にはあまりならないと思いますが、ご了承ください。
まずは殻についている土を落としてキレイにするため、落花生をじゃぶじゃぶ洗いました。
洗ったあとは水を切って1時間くらいおき、それから大きな中華鍋を使って、殻ごと炒ります。ネットには40分くらい炒ると書いてたんですが、火加減のせいだと思いますが、20分くらいで真っ黒く焦げてきました。
しかし焦げた割に中のピーナッツはまだ半生なのです。
これ以上続けると殻が全部真っ黒になるし、そろそろ炒るのも飽きてきた。
ということで、炒るのはもうこれくらいにして、あとはトースターで焼こうと、プランBに切り替えます。
殻を割って、中のナッツを取り出していきます。焦げているのもありましたが、味はやはりまだ半生という感じ。
ここでやっと、あれ?もしかして洗っちゃいけなかったのかな。洗ったから水分吸っちゃってなかなか火が通らないのかな・・・と思いますが、まぁトースターがなんとか解決してくれるでしょう。
けっこうな時間がかかりましたが、なんとか殻から取り出し、それをおんぼろなトースターの中に入れて加熱してみます。
10分近くたって、やっと水分が完全に飛びカリッカリになりました。
ものすごく香ばしい良いニオイがするんですが、食感は市販のような感じではなく、もっともろくて、噛むとボロボロと砕ける感じです。ちょっと焼き過ぎたのかも。
次はそのピーナッツの皮を剥きます。
剥くとテッカテカに黒光りしたピーナッツが現れました。子宝祈願にきた奥様たちに何十年、何百年と撫でられ続けた木製の男根みたいなテカりです。不適切な表現だったら申し訳ない。
もうここまで来たらなんとかなるだろうと、そのピーナッツをフードプロセッサーにかけました。これで油がでてきてどんどんしっとりしていく、はずだったんですが全然油なんて出て来ない・・・。
短絡的に、油が出ないなら投入してやるまでだと思い、ココナッツオイルを入れてみました。しかし部分的にかたまるばかりで、あまり効果がありません。
待てよ!ピーナッツバターってもっと粉々でトロトロだったよなと思いつき、もっとパワーのあるミキサーに入れて回してみることにしました。
するとどうでしょう。回していくうちにだんだんなめらかになってきました。
しかし粘りが強く回りにくいので、一旦止めてかき混ぜたりを繰り返し、5分くらいでやっとピーナッツバターっぽくなりました。
ここで味付けをしていないことに気づき、砂糖を大さじ1、塩を小さじ1くらい加えてさらに混ぜて、ついに完成しました!
なめらかさは市販のやつには到底かないませんが、お味は悪くありません。ココナッツオイルも入っているので、ひと味変わったテイストです。なによりもニオイが良い!
しかしこれを作るのにほぼ丸一日近くかかってしまいました。まぁ無心でピーナッツの殻や皮を剥くのは、心身を休めるのに良い時間でしたが。
そして次の日ネットで少し調べてみたところ、一般的には収穫した落花生は洗わずに、まずは一ヶ月くらい日干しするんだとか。
私の失敗は、洗ってしまった事と日干ししなかった事なのかなと思い、とりあえず残りの落花生も外で日干しすることにしました。
一ヶ月はさすがにしませんが、一週間も外にさらしておけば、前とは違うかな、と楽観的に思っています。
というわけで作り方ではなくほぼ失敗談でした〜。
もし記事が面白かったら、下のバナーをクリックお願いします~