シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

読書っていいね

文化庁の調査によると、一ヶ月に本を一冊も読まない人50%ちかくいるそうです。

私も以前はその一人でした。

絵を描いていたので、買う本といったらアート系やイラスト系の雑誌ばかり。しかも活字はほとんど読まず、写真やイラストを眺めるだけでした。

 

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私が本を急に読むようになったのは、シンガポールに移住して来て数年目くらいだったと思います。きっかけはタイに旅行に行ったときに、ゲストハウスに小説が置いてあり、暇だったので少し読んでみたことでした。その小説はたしか東野圭吾の本だったと思います。

読んでいくうちに、えっ、小説ってこんなに面白いものだったのかと思い、一気に最後まで読み切ってしまいました。

 

それまでは本よりも映画が好きでした。TSUTAYAなどに行って旧作になった一週間55円くらいのDVDを、何本も借りて来て家で見るのです。

 

映画を好んで見た理由は、短い時間で一つの作品を見られるからです。本を読んでる友だちも周りにいましたが、たとえば映画化された作品を友だちが読んでいたら、なんで2時間で見られる作品を何日もかけて読むのだろう、時間の無駄じゃないか、などと本気で思っていました。

まぁそのときは絵を描くという事に熱中していて、寝る間も惜しんで絵を描いたりしていたのでしょうがないんですが。

 

小説の話しに戻りますが、その東野圭吾の小説に感化され、その語も彼の作品を数冊買って読み、その後も割と有名な作家の本を選んで何冊も読みました。しかし古本屋で買ったり、友だちにもらったりするので、読みたい本を買うというより、安いからとか、なんか名前聞いたことあるなどの理由で選んでいました。

当時シンガポールには古本屋が数軒ありましたが、5年ほど前に全て潰れて今はもうないと思われます。

 

その後Kindleを買って、著作権の切れた古い日本文学などを読んだりと、本はKindleで買うようになりましたが、それも数年前に壊れてしまい、それからは電子書籍はもうやめて、海外旅行へ行ったとき、日本へ帰ったときなどに古本屋で大量に買ってくるというスタイルにまた戻り、さらに読書家の友人にも、ときどきオススメの本を借りて読んだりして、今に至ります。

そして現在の傾向として、新しい本はほとんど読まず、できるだけ古くて、みんなに忘れ去られてしまったような本を選ぶ事が多いです。

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自分の中で本を読むにあたり気をつけていることが2つあります。

 

 一つは、良い本は必ず2回以上読んでみる。

面白いから二回読むというよりは、一回読んだだけでは理解していない事があります。というかそんな事だらけです私の場合。というか二回読んでもまだわかっていません。だから読めば読むほど、新しい発見がいつもあります。

 

もう一つは、しょせん本だという事を忘れない。

例えばノンフィクションなら、自分で見聞きして体験したことならいざ知らず、しょせんは会ったこともない誰かが書いた本なので、鵜呑みにしないということです。どんなに面白くて引き込まれても、5%くらいはまぁほんとかどうかわからんけどね、という余裕は持って読みたいです。

フィクションでも、作家の考えや道徳観がもろに表現されているので、それに依存してしまうことなく、いつも客観的に自分の考えを保持しながら読み進めたいです。心に響いてしまったものはもうしょうがないですが、そんなときもなぜ心が動かされたのか、一歩離れて考えたいです。

 

そんな、読書歴のまだまだ浅い私ですが、比較的あまり知られてなさそうな書籍を中心に、自分が面白いと感じた本を紹介してみようと思います。

 

1冊目はこちらです。

yangpingsan.hatenablog.com

 

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