もう去年の事ですが、レシピ本をお譲りしますという告知をしました。
200冊近くあって、どうなることやらと思っていたのですが、先週無事に全ての本を人に譲り終えました。もらってくれた皆様方、ほんとうにありがとうございました。
シンガポール在住の方にレシピ本を無料でお譲りしますよ〜 - シンガポール漂流生活

数冊もらってくれた方
十数冊もらってくれた方
数十冊もらってくれた方
ありがとうございました。
そして、本をいただいたお礼にといって、本をくれたり、紅茶をくれたり、マカロンをくれたり、ビールを買ってくれたり、パンを買ってくれたり、カツ丼を買ってくれたり、タコヤキ器を持たせてくれたりした方々、本当にありがとうございました。
お渡ししたレシピ本が皆様の人生を今以上に豊かにしてくれたら、私も、これらの本を私に譲ってくれた友人も、非常に嬉しいです。

そういえばもらってくれた人の中に、シンガポールでイタリアンレストランを経営している方もいました。お店の名前を紹介してもいいと承知してくださったので、ちょっと紹介させてもらいます。
Alexandra Rdにあるイタリア料理レストラン、Ristorante Takada(最寄り駅はQueenstown)のシェフの方がいらっしゃって、素人には絶対に解読できなさそうなプロ用の洋菓子のレシピ本を何冊かもらってくださいました。近々きっと新しいメニューを作られることでしょう。
あいにく私は店内飲食が禁止の身なので、ご興味がある人はぜひ私の代わりに食べに行ってみてください。
シンガポール漂流生活を見て来ましたと伝えると、「えっ?何ですかそれ?」という人間が本当に驚いたときの反応が見られるという特典つきです。


最近パン作りにハマっていまして、二日に一回は家のオーブンでパンを焼いております。
卵とバターが入った白パンではなく、砂糖と塩が少し入っただけの全粒粉パンです。
パン作りってはたしてどれくらいの人がした事があるか想像がつかないんですが、実際やってみるとかなり面白いです。ホームベーカリーじゃなくて、手でこねるやつです。

粉、水、イーストなどの材料を全部混ぜてこねたあとに、しばらくおいておくと、生地が醗酵してガスを発生させて2倍くらいに膨らむんですが、そのときに、なぜか生命の神秘を感じます。化学反応ではなく、菌が生きている、活動しているという感じ、そしてあの生き物臭いイーストのかほり、ほんとたまりません。


より美味しいパン(うちの奥さん好みの)を作るために、色々試行錯誤して少しわかったんですが、醗酵のときに常温で40分くらいで醗酵させると、できたパンが少し硬いのです。(初心者の戯言なので話半分でお読みください)
しかし生地を冷蔵庫に入れてやって、寒い場所で何時間も時間をかけて醗酵させたパンは、出来上がりがすごくふっくらモチモチして柔らかいのです。
奥さんは断然後者のほうが美味しいと言っています。
要するに時間(手間ひま)をかけてやると、結果はより良くなるという事です。
パン作りの中にこの世の真理を見いだしてしまいました。
私は酒作りも好きなんですが、いつも早く醗酵するように(早く飲めるように)なるべく温かい所において醗酵させてましたが、きっとお酒も少し温度が低い所で、もっと長い時間をかけて醗酵させたほうが、もっと美味しくなるのかもしれませんね。
低温で醗酵させた生地は、本当に柔らかくなるのですが、柔らか過ぎると、キレイな形に形成するのがけっこう難しく、焼き上がりはほんとにみったくなく(北海道方言で「みっともない」の意味)なってしまいます。全然美味しくなさそうなんです。
でも、食べたらやっぱりすごくモチモチで美味しいんです。
うーーん、ここにも大切な真理が描写されているように思うのですが、いまいちうまく説明できません。わかる方だけ感じとってください。

さて、明日の朝もパン生地をこねなければなりません。朝こねて、それを冷蔵庫に入れておいて、夜に取り出して夜に焼くのです。そして次の日は奥さんがそれを全部たいらげるので、また次の日の朝に生地をこねなければなりません。
いったい何をやってるんでしょう私は。
いつかPunggolの海辺で、ある日本人がみったくないパンを売り出したら、それは私です。

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