シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

カルーセルで売ったり買ったり

みなさんCarousell(カルーセル)を知ってますか?

こういうアプリ見たことありません? 

 

f:id:yangpingsan:20210816194509j:plain

 

あっ、間違えた

 

こっちです。

 

f:id:yangpingsan:20210816194540p:plain

 

これはシンガポール人が多用している、ユーザー同士が直接売買できるフリマアプリです。

2012年にシンガポールの大学生が開発したそうです。

f:id:yangpingsan:20210822172015j:plain

f:id:yangpingsan:20210822172022j:plain

 

ちなみに一番最初の写真は、1973年にモロッコで性転換手術を受けたニューハーフタレントのカルーセル麻紀です。手術後には40度以上の高熱が続き死にかけたそうです(知るか!)

 

私は数年前からこのアプリを使い始め、自転車、スケボー、ギター、カメラから、1ドル、2ドルの小さい物まで色々買ったことがあります。

買うばかりで、売るという発想は一切なかったのですが、今回引っ越しをしてして要らないものがやたら出て来たので、売る方も始めてみました。

 

 

と言っても、売って銭を儲けようというのではなく、ただ捨てるのはもったいないので、必要な人に使ってもらえたらなと思い、採算度外視でやってます。

 

まずは自転車のサドルを2ドルで載せてみました。

f:id:yangpingsan:20210822172642p:plain

 

寝る前にアップロードして寝たのですが、朝起きたら3件もオファーが来てて、びっくりしました。

 

一人は「これほしいです」

一人は「送ってくれる?」

一人は「こんにちは!これほしいです!」

 

最後の「こんにちは!」を言ってくれた人にしたかったのですが、「これほしいです」の彼が2人より1時間ほど一番早くメッセージをくれてたので、彼にまず返信しました。

「取りにこれますか?」と聞くと、いくいく!と言うので、他の2人には「すみません、先に予約が入ってしまったので」とお断りの返信をしました。

けっこうめんどくさいですね。

 

そして次の日の午後に、彼が家の下まで取りに来ました。

エレベーターで下に降りると、メガネをかけた内向的っぽいお兄さんが待っていました。メッセージのやり取りから受けた印象は、元気の良いおじさんだったのですが、まったく正反対でした。

そして自転車のサドルは2ドルだったので、2ドル札を受け取って終わりかなと思ったら、まさかの「Paylah」で払っていい?というオファーがきました。

Paylahとは、シンガポールのDBS銀行の決済アプリで、銀行に口座さえ持っていれば、電話番号と送金金額を入力するだけで、アプリで簡単にお金が送れるアプリです。

f:id:yangpingsan:20210822180154j:plain

 

2ドル札渡せや・・と思ったのですが、仕方なく電話番号を教えて、彼の操作が終わるまで1分ほど待って、彼が送信を完了したという証拠に携帯の画面を見せてもらって、やっと取引が終了しました。

 

シンガポール人は本当にこのPaylahや、他にもPaynowという同じようなアプリが好きなので、以前も友だち数人でごはんを食べに行って、会計は誰か一人が払い、他の人がアプリで自分の分を送金するというやり方をよくしていました。

私は使い方がわからなかったので、その場で現金を渡すと、微妙な顔をよくされました。

おまえらなぁ、最後に助けてくれるんわ現金やでぇ!

 

ということで始めてのカルーセル売りが無事に終了しました。

 

 

これに味をしめ、さっそく帰って次なる商品をアップロードしました。

それはなんとVR (Virtual Reality) です。

 

実は去年、新しく中国製のLenovoというPCを買ったのですが、そのときになぜか無料でSTAR WARS ”JEDI CHALLENGES”というVRがついてきました。

f:id:yangpingsan:20210822173121j:plain

 

面白そう〜と思ったのですが、結局1年以上箱を開けることもなく、引っ越してからやろうと新しい家に持ってきたのですが、やはりやらないなと確信したので売る事にしました。

無料でもらったので、無料であげればいいんですが、カルーセルで調べてみると、けっこう高値で売ろうとしている人が大勢おり、一番安い値で10ドルだったので、銭ゲバ根性が働いてしまい、私も10ドルで売る事にしました。

f:id:yangpingsan:20210822172638p:plain

 

こちらはアップロードしてから2日目に、まけてくれないかというオファーが来たので、結局8ドルで手を打つ事にしました。

さらに彼は、私の家は遠すぎるので、もう少し市内のどこかの駅まで持ってきてくれないかと言ってきたので、8ドルでそれはできん!と突っぱねていましたが、結局私の家の最寄りのLRT駅まで持って行ってあげる事にしました。

まぁ歩いて5分くらいなので許容範囲ですが、基本的には家まで取りに来てくれることを条件に大安売りをしています。

 

そして当日駅まで取りにきたのは、蛭子能収みたいな、人の良さそうな労働者系のオジさんで、商品は改札越しに渡して、またまたPaylahで8ドルを送金してもらいました。おじさんは、自分の子供にこれで遊ばせてあげるんだ!と言っていました。 

f:id:yangpingsan:20210822180548j:plain

 

とりあえず売ったのは今のところこの2つだけです。

服とかカバンなども、少しずつアップロードしてますが、あまり食いつきがよくないです。受け渡しが僻地というのがネックになっているんだと思います。郵送してとか、遠すぎるよとかよく言われますから。

しかし売る方よりも、今のところ買う方が圧倒的に多く、引っ越してからはイス、ヨガマット、鏡、双眼鏡、アイロンなどを買いました。どれも20$以下です。

 

私がシンガポールに来た2010年頃は、中古の店や古本屋などもたくさんあったのですが、今は全然見当たらないですね。なのでこれからもこのカルーセルを活用していきたいと思います。

みなさんもぜひ掘り出し物を見つけてください!

 

f:id:yangpingsan:20210822172303p:plain

 

もし記事が面白かったら、下のバナーをクリックお願いします~

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村