シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

夫婦水入らず旅行 ハジャイその3 レンタルバイクでツーリング

前回の話

夫婦水入らず旅行 ハジャイその2 初めてのプラートゥー - シンガポール漂流生活

 

12月19日(木)

となりの部屋からの声で目が醒めたようだ。時間はもう6時半。

久しぶりに6時過ぎまで眠ることができた。昨晩寝る前にストレッチを長めにやったからではないだろうか。

 

ゆっくりと起きてシャワーを浴びる。

PCを充電しようとしたが充電器がない。どこを探してもないので、レセプションに行って前日泊まった部屋に充電器はなかったかと聞くと、清掃のおばさんに聞いておいてくれるとのこと。

 

8時過ぎにまたバイクでキムヨン市場に行く。

朝ご飯は、昨日のカオマンガイの店の隣りで、 粿汁(クエイジャップ)を食べた。

シンガポールやマレーシアにも同じ料理がある。元々福建語である。なかなか美味しかった。

 

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大きな水瓶をストーブをにしてるところに、ジーンときた。

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店の前でパンを焼いたのも美味しいそうだったが、奥さんがあれはマーガリンを塗っているというのでやめた。

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お土産を少し買って、またホテルに帰る。バイクがあるので非常に楽だ。

 

 

今日は飛行機でシンガポールに帰る日だ。飛行機は夜7時発なので、4時くらいには、キムヨン市場の横からソンテウ(乗り合い小型トラック)に乗って空港に向かいたい。

 

ホテルに戻り、TVでNHKワールドなどを見てゆっくりする。

ゲイの結婚について特集をやっていた。欧米人の太ったヒゲのオジさんが出ていたが、どうやら元女性みたいだ。ゲイの結婚はいいとしても、容姿にまでこだわるというのはどうなのか。

 

9時半になり、出発の準備をしてチェックアウトをする。

レセプションに行くと、充電器もやっぱりあったらしく、受け取った。非常に嬉しく安心したが、もし私が言わなかったら充電器はどうしたのだろうか。

 

レセプションに荷物を置かせてもらい、バイクでツーリングへ出発した。

まずは近くの両替屋に行き、奥さんが100ドルほどタイバーツに両替した。昨日行ったナイトマーケットでほとんど有り金を使ってしまったみたいだ。

 

それからバイクで東へと20分ほど走り続け、曲がりくねった山道を登り、あるお寺に着いた。King Bhumipol Templeという寺で、ステンレスでできていることで有名なお寺だ。

毎回ハジャイに来る度にここに来たかったのだが、街からけっこう離れているので、ずっと来られなかった。バイクを借りたら絶対行こうと思っていた所の1つだ。

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お寺というよりも仏塔というべきか。中もステンレスだらけ。

仏塔の中へ入る入口が丸くて、子供の遊び場のようで面白い。

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中にはおなじみの金色の仏像や、ブッダの生涯を描いた壁画、あとはプミポン前国王の写真もあった。サングラスをかけた出家姿は、あいかわらず暴走族にしか見えない。

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2階へと上がる階段もユニークで、ゲームセンターのパチスロコーナーとかによくあるイスみたいだ。

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2階へ上がると欧米人がいた。他には、地元のタイ人すらもおらずゆっくりと見られた。空は晴れていたが、山の上にあるせいか、あまり暑くはなかった。

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床には虫の死骸がたくさん落ちていた。仏塔に入り込み出られなくなってしまったのだろうか。

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お寺を出て、反対側に行くと干支の像があった。

私は午年で、奥さんは寅年なので、像と一緒に写真を撮った。ほんとは私が無理矢理撮らせたのだが。

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山を下りるときはいっさいアクセルを回さなくていいので、なんか得した気分がする。

 

また平坦な道に戻り、そこから田舎道をソンクラーの方に向かって走る。走ること30分ほどで、ソンクラーの横にあるヨー島へ渡る橋まできた。

爆走してたので写真は撮れなかったが、橋から見る海の景色がとても綺麗だった。

 

ヨー島へ入り10分ほど北上し、やっと次の目的地、民俗博物館(Folklore Museum)へ着いた。入場料は外国人が100THB(360円)

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博物館も山の上にあり、バイクでグングン上に登った。

ここも前にソンクラーに来たときに、来てみたかった所だが、前回はやはり遠いのであきらめた。やはりバイクがあると、どんな所でも行ける。

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無事に博物館に着いたのはいいが、奥さんが暑い、疲れたと主張するので、まずは博物館内にあるレストランで、冷たいレモンティーを飲んだ。

 

レストランからはソンクラー湖が見渡せた。魚の養殖をしていると思われる所がたくさんあり、海沿いのレストランらしきものもたくさん見えた。お昼ご飯はぜったいあそこで食べようと思った。

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15分くらい休んで、ようやく見物を始める。

まずはタイ南部の紹介パネル。チュムポーン県から始まり、全部で14の県がある。

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南部はマレーシアと接しているので、イスラム教徒が多く、民俗的にはマレーシアに近い、というかほぼ同じ物がたくさんある。国境とはなんなのだろうと思わせられる。

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展示室がたくさんある大きな博物館で、まともに見ると2時間近くかかりそうだ。しかし今回は疲れやすい奥さんと一緒だったので、けっこう早足で見て回った。

たくさん写真を撮ったので、いくつか下記に載せる。

 

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ビーズの紐の通し方の図

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色々な石器の種類

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タイっぽい絵

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よくわからないが、なんかカッコよかった

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これもよくわからないが、説得力があった

 

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ガルーダの切り絵

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採掘工場のジオラマ

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採掘工場で働く労働者

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ゴムの樹液を平べったく引き延ばす人

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焼き物の窯

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焼き物の窯2

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何かを編んでいる人

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手編みの帽子
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さきほどの絵の刺繍

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ココナッツの中身を削り取る道具

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ココナッツの中身を削り取る道具を使う女性の絵

 

という感じで、非常に素晴らしい博物館だった。
すでに2時近かったし、お腹も空いていたので、名残惜しかったが博物館を後にし、昼ご飯を食べに行った。

 

博物館からはヨー島から北に伸びる橋が見えた。

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最終章につづく

 

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