前編はこちら
昼食を終えてホテルに戻ったところで時間は午後2時。インドアな奥さんは当然のごとく部屋で読書を始めましたが、私はホテルでスノーケルマスクを借り(無料です)プチ冒険の旅に出ました。
クチル島には、山の頂上にウィンドミル(風車)があり、そこから隠れビーチへ降りることができるルートがあるのです。そしてその入り口がここロングビーチにあるんですが、思いの外長くなってしまったので、別記事にします。興味がある人はぜひ読んでみてください!
そしてウィンドミルから帰ってくると時間はもう午後5時です。
シャワーを浴びてから、読書を続ける奥さんをよそに、ホテルのレストランに行ってコーヒーでも飲もうと一人で行ってみると、スタッフから、コーヒーなんて頼まないでフリーカクテルでも飲んじゃいなよユー!と言われ、ありがたくピニャコラーダを一杯いただきました。
どうやら宿泊客には夕方にフリーカクテルが一杯振る舞われるようです。イタリア人オーナーらしい素敵なサービスにうっとり。
しかしそんな好意を裏切るかのように、夕食はホテルではとらず、隣の庶民的な食堂でフィッシュカレーを食べました・・・。
夕食後に浜辺を歩きましたが、ちょうど満月だったらしく海面に月光が反射し、写真を撮るのも忘れるほどの美しさでした。
【 二日目 】
島の夜はとても静かで、久しぶりにぐっすりと8時まで寝てしまいました。
朝の散歩をしたあと、ホテルで朝食のブッフェを食べました。
そして10時半に、昨日言われたようにスノーケリング・トリップ集合場所に行ってみると、・・・誰もいません。あれ?
しかしこれはマレーシアあるある。こんな事は想定の範囲内です。
マリン・アクティビティの看板はいたる所にあります。すぐ隣のテントに行って聞いてみると、こちらでも同じツアーがあるらしいので、それに参加させてもらう事になりました。
しかし英語で少し交渉なども必要だったので、心配な人はやはりホテルに頼んでおくのがいいかもしれません。
肝心のツアー内容は
11時〜15時まで(4時間)
- フィッシュポイント(魚たくさん)
- シャークポイント(鮫たくさん)
- 漁師村での昼食(自費)
- タートルポイント(海亀がいる)
- ブルーラグーン(キレイなビーチ)
を回り、マスク、フィン(足ヒレ)、ライフジャケット付きで、50RM(1300円)ぽっきり。
11時になり、マスクとフィンを持って、マレー系のオジさんが運転する小型ボートに乗り込みます。私の他にはイタリア人の、親子3人と、カップル2人です。
この島はもしかしたらイタリア人旅行客が割と多いのかもしれません。ホテルのオーナーもイタリア人でしたし。
ボートが出発して10分ほどで、最初のポイントである、フィッシュポイントに着きました。もうすでにたくさんのスポードボートが停泊しており、みんなライフジャケットを着て泳ぎまくっています。
私は深く潜っていくのが好きなので、ライフジャケットは着用せず、マスクとフィンだけで入りましたが、長髪のせいでマスクをつけるのが一苦労です。マスクを脱着するたびに髪が5本くらい抜けます。
この手のツアーには毎回参加しているので、もう勝手知ったるものなんですが、ポイントはあまり泳ぎすぎない事だと思います。4時間はけっこう長いですから。
残念ながら私は水中カメラなども持っておらず、スマホに水が入るのも心配だったので、写真は全く撮っておりませんすみません。
そして続いてのシャークポイントが、私的にはこのツアーの目玉です。
海に潜ると、すぐに中型の鮫を発見しました。ウォー!鮫だー!と思ったら、右から左から、上(上はありえません)にも下にも、鮫がウヨウヨいます。
写真は他のウェブサイトから拝借しました。
けっこう大きいので、ちょっと怖い気もしますが、あまり人には近づいてこないですし、温厚な鮫らしいので安心です。
そしてこのあとフィッシャーマン・ビレッジ(漁師村)にて、お昼ご飯です。
村に降ろされて、1時間後にまたここで、という事で、私は一人で一番ちかくにあった食堂でチャーハンを食べて、時間まで木陰で昼寝していました。お金を遣うのはここだけなので、30RMも持っていけば大丈夫だと思います。
午後の一発目は、タートルポイントです。
ポイントに着いたものの、海亀が見当たらないらしく、ボートは海面をウロウロします。我々も目をこらして、海の中を覗いて亀を探しますが、どうも素人目にはわかりません。
そして10分以上ウロウロしたあと、ついにオジさんから、亀がこの下にいる!潜れ!とGOサインがでました。
みんな一斉に海に飛び込むと、海面から5mくらい下で、もぐもぐと藻を食べている海亀がいました。しかもかなり大きいサイズで、直径が1m50cmくらいあります。
しかも数分すると藻を食べるのをやめ、呼吸をするために海面に上がってきました。
こちらも他のサイトからの写真ですが、まさにこのようなカワイイ顔を海上に出してくれました。
他のボートもやってきて、けっこうな大人数でこの亀を観察していたんですが、10分くらい待っても、まだ延々と海底で藻を食べ続けているので、我々はボートに上がってタートルポイントを後にしました。オジさんに、亀はどれくらい潜っていられるの?と聞くと、なんと30分だそうです。
私たちが息継ぎを見れたのはかなりラッキーだったのかもしれません。
そしてこのあと、最後のブルーラグーン・ビーチへ行って30分の自由時間をもらい、泳ぐもよし、ビーチでまったりするもよしで、私はずっと木陰で、一人で砂場に穴を掘っていました。いい年こいて穴堀りが大好きなんです。
そして午後3時ちょうど、一人の死者もだすことなく、無事にロングビーチに帰ってきました。
解散する際、イタリア人から本場のチャオ(イタリア語で「こんにちわ」「さようなら」)を言ってもらい感激です。
このツアーの他にも、3カ所くらいまわる短いツアーや、もっと遠くの島に行くロングツアーもあるので、興味がある方はぜひ参加してみてください。
下の写真は、ツアーから帰ってきた直後の私ですが、長袖シャツを着て泳いでいたので、顔と足が真っ赤、長髪はゴワゴワ、完全に変質者です。奥さんには海辺のターザンと呼ばれました。
このあと部屋で少し休んでから、夕方にまた奥さんと二人でホテルのフリーカクテルをいただき、夜はせっかくなのでこのホテルのレストランで、サーモンのパスタをいただきました。お値段は、本日のツアーと同じ50RMでした。
【 三日目 】
ついに最終日。この日は12時のボートで、クアラブスッに帰らなければいけません。
朝はまた浜辺を散歩しました。
浜辺には格ホテルや、お店の前に、ゴミが入っていると思われる袋がたくさん並んでいて、ボートでビーチから運び出されるようです。
本島まで運ぶのか、漁師村まで運ぶのかはわかりませんが、このビーチではゴミを処理しないようにしているみたいですね。
このロングビーチには他にも10近くホテル、ゲストハウスがあるので、自分の予算に応じて選ぶことができます。でも週末や、とくにマレーシアの学校休みシーズンなどは、どこも満室になってしまうようなので、早めに予約をしたほうがいいかもしれません。
それからホテルにもどり朝食を食べ、私は帰る前にもう一泳ぎと思い、またマスクを借りて、ホテルの前の岩場を泳いでみましたが、ここでも小型の鮫を見つけました。ロングビーチは基本的に珊瑚がない、ただの白浜なんですが、ジェッティー近くの岩場にはけっこう魚がいて、スノーケリングも楽しいと思います。
そして11時45分、ホテルのバングラディッシュ人のスタッフに荷物をジェッティーまで運んでもらい、12時のボートに乗りました。スポードボートはブサル島(もう一つの島)にも寄って乗客を乗せてから、30分ほどでクアラブスッのジェッティーに着きました。
これで2泊3日の滞在は終了です。もう1泊くらいしてもいいかなと思いましたが、予算上、今回は2泊が限界でした。
長くなってしまいましたが、以上で今回のペルヘンティアン島の旅は終了となります!
島への行き方ですが、以下の記事に詳細をまとめたので、 行こうかなと思っている人は参考にしてください。
このあとクアラトレンガヌという街にも行ったので、そちらもぜひ読んでください。
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