シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

初めてのジャカルタ その3

その2はこちら

初めてのジャカルタ その2 - シンガポール漂流生活

 

モスクを出たあとは、隣にある巨大なモナス公園まで歩いて行きました。モナスとは Monument Nasional(国の記念碑)だから略してモナスということらしいです。

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思いの外疲れていて、公園入り口に着いたときは、公園の真中にそびえる塔のモニュメントモナスまで行く体力は残っていなかったので、遠くからしばしモナスを眺めるだけにとどめておきました。

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帰りはGrabバイクで帰ろうと思い、バイクを呼んだのですが、公園の周りが全部、交通量の多い一方通行で、バイクがなかなか来れずに、ずっと道の反対側に待機していて、メッセージだけがひたすら来ます。

オレはここだ。そこにはなかなか行けない。ここで待ってる。来てくれ。オレはここだ。警察署の駐車場だ。待ってる。あなたを待ってる。さあ来るんだ。

しょうがないので通りを渡ってわたしが向かうと、満面の笑みでヘルメットを渡されました。癒されます。

 

ようやっとホテルに着き、今日の観光は終了。この日の深夜にJ氏がホテルにやってくるので、それにそなえて21時頃に寝ました。

 

そして夜中2時過ぎ、ついにホテルの部屋のドアが開き、大男のJ氏が到着しました。

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空港からはブルーバードTAXIに乗ってくるようにとアドバイスしたのですが、どうやら深夜は空港にブルーバードTAXIが全然おらず、白タクに囲まれて大変だったそうです。おいたわしい。

J氏とは数年ぶりの再開だったので、しばしお互いの事や日本の事について談笑しました。このとき初めて「ピエール瀧逮捕」について知らされ驚愕しました。ずいぶんと世知辛い世の中ですね。

 

3日目、朝9時に起きて二人で近所のWarung(小さな飯屋)に、朝ご飯を食べに行き、今日の予定を話し合いました。J氏はお目当てのショッピングモールをもういくつかピックアップしており、本日はそこのよさげなセレクトショップに行って、自分が作っている商品のカタログを渡したいとのこと。私はとくにもう行きたい所もないので、J氏のサポートに回ります。

ちなみに朝食はココナッツミルクベースの薬膳スープで、なかなか美味しかったですが、一つだけ非常に生臭いなにかが入っており、それを飲み込むときに吐きそうになりました。なんでしょうあれは。

帰りは通学路を通ってホテルに戻りましたが、子供たちがはしゃいでて可愛かったです。

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ホテルに戻り、Grabを呼んで一発目はPondok Indah Mallというショッピングモールに向かいます。今回はバイクタクシーではなく、普通のタクシーです。

ホテルからモールまで、15kmにもかかわらず、Grabタクシーのお値段は65,000Rp*1 驚異的な安さです。

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タクシーは渋滞に巻き込まれながら1時間ほどで、巨大なショッピングモールに到着。J氏お目当てのTHE GOODS DEPTというセレクトショップに行ってみます。

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なかなかオシャレな雑貨や服が並んでおり、東京の渋谷あたりにあってもなんの違和感もなさそうです。しかしお値段も日本のそれとほぼ同じで、物価の低いインドネシアにおいては、ずいぶんと高価な部類に入るでしょう。J氏も、これは売れないなあっ これは悪くない、などと一人でブツブツ言いながら店の中を物色します。

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↑ 自分の雑貨とかぶっている商品を見つけ、危機感を覚えるJ氏。

 

20分近く物色したあとに、おもむろに店員さんに話しかけ、英語とマレー語を交えながら事情を説明し、無事にカタログを渡す事に成功しました。店員さんは丁重で優しかったですが、商品に興味を持ってくれているのかどうかはわかりかねました。

 

小腹が減ったので、モールのフードコートでなにか食べる事にしました。J氏に食べ物を選んでもらうと、インドネシア流いなりずしという怪しい物を選びました。その名もINARI POCKETS。イヤな予感がしましたが、案の定微妙な味で、しかしお値段は一個で250円。それを3個も。ジャカルタもなかなか世知辛いです。

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このモールにはもうセレクトショップがないというので、またGrabタクシーに乗り、2つめはPlaza Indonesiaというモールへ。

時間はちょうどお昼過ぎで、また渋滞に巻き込まれてしまいましたが、日差しがポカポカしてて、タクシーの中でも気持ちがよかったです。しかしよく後ろの車からクラクションを鳴らされるな、なんだろうなあと思っていたのですが、気づくと運転手が完全に居眠りをしていました。これはヤバいと思い、J氏がなにか食べてりゃ眠くもならないだろうと、持っていた日本のお菓子(カントリーマアム)を運転手にあげました。運転手は、お菓子美味しいと言いながらテヘヘと笑っていました。憎めない人ですが、けっこう危ないですね。

このタクシードライバーの居眠り運転は、ジャカルタあるあるだそうです。

 

やっと到着したPlaza IndonesiaにはLUMINEが入っているのですが、どこにあるかわからないので、インフォメーションカウンターで聞いてみることにしました。すると対応してくれたスタッフが板野友美そっくりの美人。板野友美が本当に美人なのかどうかはおいといて、このスタッフは本当に美人さんでした。

J氏もいやらしいワゲワシのような目つきで、別に聞かなくてもいいような質問を、次から次へとしていました。

二人で「いいもん見たね〜」と言いながら、LUMINEに行ってみましたが、お客さんは皆無で、大コケの予感です。J氏も、ジャカルタで日本ブランドが生き残るのは、簡単ではないのかもと不安な表情です。

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気を取り直して他のセレクトショップを探してみるも、あまりパッとした店が見つからず、もう一度板野友美を見に行ったり、隣のショッピングモールへ行ったりしますが、終いには雨も降ってきて、本日はもう手詰まりな雰囲気。

時間ももう夕方6時近かったので、Grabタクシーを呼んで、とっととホテルに帰りました。

 

お腹がぺこぺこだったので、ホテルの一階にあるレストランで晩ご飯を食べる事にしました。メニューを見ると、一品料理がたくさんあり、しかも安い。一つの料理が200円以下です。これは良いと思い、5、6品頼んだのですが、来たのは居酒屋のお通しサイズの料理。

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さらに3、4品追加注文しますが、予想と違う物が続々ときて、食欲が萎えます。しかも飲みたかったビールも置いていない。

しょうがないので、ビールが飲みそうなお店を再度探し、やっと見つけたレストランで、ついにビンタンビールにありつき、二人で小瓶3本だけ飲み、あとはホテルに戻っておとなしく寝ました。

 

その4へつづく

初めてのジャカルタ その4 - シンガポール漂流生活

 

*1:520円程度