前回の話し
バングラデシュ旅行記1 空港からホテルまで電車でGO - シンガポール漂流生活
10月20日
朝7時頃に起きると、すでに外からのクラクションの音がすごい。
朝8時に、ノックがするので、なにかと思ってドアを開けると、スタッフの少年が朝食を持ってきた。パロタ(パンケーキ)とカレーと卵焼き、それにチャー(ミルクティー)。美味しかったけど、パロタが10枚近くあり食べきれなかった。
朝食つきだとは知らなかった。
TVで古いインド映画が流れているが、日本人からすると突っ込みどころが多過ぎて面白い。しかし面白過ぎてすごく疲れる。突っ込み続けなければいけない。
今日は別のホテルに移るつもりだが、どこにするかすごく迷う。確かな情報が少ない。
かなり悩んだが、10時くらいに思い切ってホテルを出て、とりあえずGulistan(グリスタン)まで行くことにする。バスターミナルがあったり、旧市街散策にも便利なエリアだ。
グリスタンの行き方をレセプションで聞いたが、まずはグリスタンという私の発音を何度も直された。RとLが違うのか、何度も直される。サイクルリキシャーで50TK(65円)だと言う。
外に出て、てきとうにリキシャーを拾ってみたら、たしかに50TKで行くという。リキシャーはけっこうな凸凹道や、渋滞の中を走ってゆく。いつも思うがなかなか大変な仕事だ。
交差点で車にぶつかられそうになる。車をにらみつけるリキシャードライバー。
無事グリステンまで着いた。交差点に両替商らしきオジさん達が、たくさん並んで座っている。一人の人が英語で話しかけてくるので、話しを聞いたらシンガポールに5年住んだことがあるという。
オジさんのレートを聞くと1ドル=62TK。空港と同じ。これも何かの縁かと思い、200ドル分替えることにした。
ここにはたくさんのオジさん達がいるが、個人でやってるわけではなく、ボスがそれぞれいるという。おじさんの隣りに座っていた老人は、彼の兄貴らしい。
ついでに細かいお金も欲しかったので、2000TKを20TK100枚に替えてもらい、コミッションとして1枚あげた。枚数を今自分で数えろと言われたが、100枚数えるのはしんどいのでお断りした。
電話番号も交換した。またシンガポールに来るときは電話をしてくれるという。
10分くらい歩き、ガイドブックに書いてあったHotel Ramnaという所に行ったら、なんと満室。他に手頃なホテルはあるかと聞くと、反対側にあるHotel Yamini Internationalがいいと言う。
行ってみたら、とても高そうなホテルで、これは絶対俺の予算オーバーだろと思ったが、シングル、NON-AC(扇風機)なら800TK(1000円)だという。部屋を見せてもらうとTVがないだけで全然悪くないし、昨日のホテルよりは全然静かだ。部屋に蚊がいたけど。
チェックインが終わると、スタッフが一緒に部屋まで来て、レモンの消臭スプレーをふいて、関係ないスタッフも来て色々質問されるが、何言ってるかあまりよくわからない。でもとても感じの良い人達で、これなら気持よく滞在できるなと思った。
携帯の充電がなくなってたので携帯を充電し、その間外を軽く散歩しようと思い出かけた。
ホテルの近くにはたくさん露店が出ていて、スポーツ用品や服など色々なものを売っている。
時間は昼の12時で、カレーの店がたくさん並んでたので、その一つで昼飯を食べた。薄暗い掘建て小屋だ。
まず大きい水の入れ物をドンと出され、塩も置かれた。スプーンと皿を目の前で洗ってくれるが、あまり衛生的な水じゃなさそうに見えて、どんどん心配になる。
まずご飯をたくさんよそってくれ、自分でカレーを選んだ。フィッシュカレーとおかず的なものだと思われるスパイスポテトサラダみたいなものをチョイス。
魚はまたもや小骨がすごい。イワシみたいな小骨。カレーもなかなか脂っこく、おなかが心配。さらにもう1皿違う魚のカレーを注文。ごはんのおかわりを何度も聞かれるが、腹一杯で無理。
90%くらい完食で終了。値段は200TKだった。
向かいの店でお茶を飲む。こういう庶民の茶店はチャドカンというらしい。
チャはお茶で、ドカンが店という意味。
アダ・チャーというミルクが入っていない生姜入りのお茶を注文したが、とにかく甘い。1杯5TKだった。
散歩を続け、スタジアムに着いた。
ガイドブックに書いていたとおり、スタジアムの周りにはたくさんの電気屋さんがあり、色んなものを売っていた。テレビ、エアコン、拡声器、CCTVなど。ぐるっと一周し、いかにもイスラムっぽい建物に入る。モスクだと思ったが、そこ中も電気系の店がぎっしり。
建物を突き抜け大通りに出る。工事現場がたくさんあるが、全部人力。インドと違って工事現場に女性の労働者はいない。
その横にようやく大きなモスクがあって、中に入ってみたかったがやめておいた。外国人はモスクに入れないと思ったからだが、その後、正しい服装ならば誰でも入れるとわかる。
またバザールみたいなとこを見つけ、入っていく。今度は石の看板、時計、書籍などを売っているバザール。ここもなかなか大きく、奥まで100m以上ありそう。
物乞いっぽい女性がお金をもとめてくる。たくさん来る。来るたびに、細かくしておいた20TKをあげる。もらうと去っていく。
足がけっこう疲れていたので、ホテルに帰るが、部屋に戻る前に、ホテルの裏にあるスラム街みたいなとこに行ってみた。古いモスクがあり、小さいメシ屋や床屋がたくさんある。あるメシ屋の店先で喧嘩をしており、おじさんが食道の前にゴミをぶちまけていた。
ホテルに戻り、ホテルの売店で大きなミネラルウォーターを買って部屋に戻り、休憩した。一時間半歩き続けてとても疲れた。時間は午後2時だった。
つづく
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