今月19日から一人でバングラデシュに行って、先日無事に帰って参りました。
バングラデシュへの旅行は今回が初めてで、期待していたとおりの面白い国でしたが、予想外の事も色々あったので少し大変でした。
さて日本人にはバングラデシュという国はあまり馴染みがないと思うので、ざっくりとどんな国か説明させていただきます。
↓ 国旗だよ!
国名のバングラデシュですが、「バングラ」はベンガル人のこと、「デシュ」は国という意味で、バングラデシュは「ベンガル人の国」という意味になります。
なので国民のほとんどがベンガル人でベンガル語を話します。日本人には言葉も見た目もインド人との区別がまったくつかないと思います。
ちなみに俳優のベンガルですが、彼の芸名は唐十郎演出の舞台『ベンガルの虎』を見て感動し、その舞台の1シーンのモノマネをよくしていたのを見た演劇仲間、柄本明と高田純次が彼をベンガルと呼び始め、芸名に至ったということで、バングラデシュとはなんら関係がありません。
まったく要らん情報でしたね。
バングラデシュは、周りをインドに囲まれていて、南にはベンガル湾、ミャンマーとも少しだけ国境を接しています。ヒマラヤなどからの雪解け水が大量に流れ込んだりしてできた、大小たくさんの河が流れていて、とても水が豊富な国です。
1971年にインドの西側にあるパキスタンから独立しました。その前は東パキスタンと呼ばれていました。
パキスタンも1947年にイギリス領であったインドから独立した国なので、2回の独立を経験している国なのです。
国の面積は日本の約4割ほどですが、人口は1億5千万人です。
世界人口密度ランキング(国別)では、マカオやシンガポールなどの面積が小さい国がほぼ上位を占めているのですが、それらを抜かすとバングラデシュが1位になるようです。
宗教は約90%以上の人がイスラム教で、お酒も豚肉も御法度で、女性は髪の毛や顔も隠している人が多いです。
アジアでもトップクラスの貧困国で、失業率も高く、外国に出稼ぎ労働に行く男性がたくさんいます。宗教上、一番多くの人が出稼ぎに行くのは、ドバイやサウジアラビアですが、マレーシアやシンガポールにもたくさんの人が働きに来ています。
私が住んでいるシンガポールの団地でも、団地の清掃をしてくれているのはバングラデシュ人の男性です。
旅行先としてのバングラデシュは非常にマイナーで、旅行者はほとんど見かけません。話しかけられるときも、ここで働いているのかと聞かれ、旅行だと言うと驚かれます。
観光資源がないわけではないのですが、国としては観光にあまり、というか全然力を入れていません。インフラが全然整ってないので、それどころではないのです。飛行機チケットも比較的高いです。
一番有名な観光地は、コックスバザールという120kmの世界一長い浜辺です。
地球の歩き方という有名なガイドブックがありますが、2015~16年度版で止まっています。
覚えている人もたくさんいると思いますが、2016年にイスラム過激派を名乗るグループが、首都ダッカにある外国人が集まるレストランを襲撃し、外国人18人(日本人は7人)を含む民間人22人を殺害したという事件がありました。
ちょうど今回私が滞在していたときも、その判決が出た(7人に死刑判決)とかでTVや新聞でやっていました。私の勝手な憶測ですが、あの事件が観光業界の息の根を完全に止めたような気もします。
まぁざっくりと紹介してみましたが、実は旅行好きな人達の間では、バングラデシュ人はとにかく人なつっこくてフレンドリーで親切、まず人に騙されるという事がないという事でも有名で、私はどちらかというとそこに興味があり、今回それを確かめに来ました。
結論から言うとまぁその通りでした。
あと、旅行準備をしているときにどこかで見つけたんですが、バングラデシュに来る旅行者の目的は、ほとんどが貧困見学と書いてあり、なるほどそうかもしれないなと思いました。
まぁそんな感じなんですが、毎日日記を徒然とつけていたので、それに補足、修正を加えて旅行記にしてみたので、興味ある方は読んでみてください。
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