シンガポール漂流生活

シンガポール在住歴12年、日本語教えたり、絵描いたりして、なんとなく生きてます。

身近にある物でできる「手作りベーコン」

今回は久しぶりに食べ物のレシピについて書いてみようと思います。

じつは今年から、自分でベーコンを作り始めました。

 

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ベーコンとかハムは以前はあまり食べなかったんですが、色んな料理のレシピの材料にベーコンベーコン書いてるので(とくにサラダ)、いっちょ俺もベーコンデビューしてやろうかと思い、簡単そうなので自分で作ってみることにしました。

 

ここでなぜ買わずに作るという発想になるかというと、ベーコンやハムなどの加工肉は添加物がすごいと言われてるので、自称健康志向の私は迷わず自分で作ろうと思ったとさ。

 

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ベーコンを作るのにかかる時間ですが、日にちでいうとだいたい3、4日かかります。

でも実際の作業時間でいうと、1時間に満たないと思います。

そして私のレシピは特別な材料を使わないので、誰でも気楽にチャレンジできると思います。まぁとりあえずご覧あれ。

 

まず材料ですが、

  • 砂糖
  • お茶っ葉の出涸らし
  • 鍋と蓋
  • アルミホイル

こんな感じです。

 

これにオプションで

  • ローリエ
  • にんにく
  • 胡椒

みたいのもあるといいですが、なくてもいいです。

 

肉ですが、何の肉でも、どの部位でもかまいません。

私は豚バラブロックでいつもやります。脂身が好きなので。

 

じゃあ作り方を書いていきます。

おめーらしっかりついてこいよ!

 

まず豚バラのブロックを、250gぐらい用意します。

私には250gがちょうどいいです。2週間で一人で食べ終えられる量です。

 

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これにフォークを刺してぷつぷつと適当に穴をあけます。

これはこのあとに漬ける塩水がしみ込みやすいようにです。

 

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それを適当なサイズに切り分けます。

 

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つづきまして、肉を漬ける塩水(ソミュール液というらしい)を作ります。

 

水:150ml

塩:25g

砂糖:15g

を混ぜて、火にかけ沸騰させます。

私はこのとき、ニンニクのスライス(1片)と胡椒を少々いれます。

 

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沸騰したら火を止めて、冷やします。

冷めたら、プラスチック袋の中に、冷めた液体と肉をいっしょに入れます。

液がもれないように袋をしばって、これを冷蔵庫の中で1日ねかします。

 

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次の日、液体を全部捨てて、今度は取り出した肉を水に6時間浸します。

浸してるときは一応冷蔵庫の中に入れておきましょう。

浸すことで塩味を抜くのです。これをしなかったら、えらいしょっぱいベーコンができるでしょう。時間を短くして、4時間くらいにしても、けっこうしょっぱいベーコンができるはずです。

 

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6時間経ったら、水を捨てて、ザルなどでよく水を切ったあと、さらにキッチンペーパーかなにかで完全に水をふきとって、それを冷蔵庫の中で2日保管します。

この2日間冷蔵庫に入れておくという作業は、肉をよく乾燥させるためです。乾燥が不十分だったら、薫製したときにすごく酸っぱくなってしまうらしいです。なので充分に乾かしましょう。

 

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2日後、冷蔵庫から肉を取り出し、ついに薫製にします。

普通は、薫製用の特別なチップを使うのですが、私はお茶の出涸らしでやります。

なんのお茶でもいいので、飲み終わったお茶っ葉を取っておいて、トースターかなんかでよく乾燥させておいてください。量は大さじ2くらいで充分です。色んなお茶を混ぜても問題ありません。

下の写真はウーロン茶の葉っぱです ↓

 

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そうしたらば、次はアルミホイルを手でくちゃくちゃっとやって、お皿のような形を作ります。

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その真中にお茶の出涸らし(大さじ2程度)と、私はここにローリエも2枚ほど入れます。誰かがローリエも入れたら良いとネットに書いてたので、一応そうしてるだけですが、あまり効果は感じていません。。。

そして砂糖も小さじ1くらい入れます。砂糖は肉の表面をツヤツヤさせる効果があるということです。

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そしてこのアルミホイルを鍋の真中に置きます。

鍋はテフロン加工とかは使わないほうがいいと思います。鉄かステンレスなどの、長時間熱しても大丈夫なやつを使ってください。

さらにアルミホイルの上に、なんと呼べばいいかわかりませんが、肉を浮かせるための網のような物を置き、その上に肉を並べます。

 

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色々ある物を工夫してやってもらいたいと思うんですが、要は肉をお茶っ葉から離して中に浮かせるということです。

薫製にしている間、肉から肉汁なども垂れますから、肉は必ずアルミホイルの上にくるよう置いてください。アルミホイルは鍋を汚さないために敷くのです。

 

そして最後に鍋に蓋をして、弱火で20分くらい燻しましょう。

 

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20分でも30分でもいいですが、肉の色合いを見て判断していいと思います。

私はいつも下の写真くらいの色でやめておきます。これでだいたい20分です。

 

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てきたてのベーコンはまだプルプルで柔らかいので、冷めるまで待ったほうが切りやすいです。熱々もなかなか美味しいですけど。

冷蔵庫でだいたい2週間くらいは保存できると思います。

3週間でも大丈夫かもしれませんが、おいにーを嗅いで自分で確認してください。

 

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もう何回も作ってて、お茶っ葉もてきとうに変えてますが、未だかつて失敗したことはありません。

スーパーで売ってる市販のものとはちょっと違った味ですが、とっても美味しいですよ。市販のは添加物で色んな味がついてて複雑ですが、これはまさに、豚!塩!って感じです。食べ過ぎても胸焼けしません。

ビールよりもワインの方が合うように思います。

 

以上、手作りベーコンのレシピでした〜

 

 

私は餡子も豆乳もマヨネーズもアイスクリームも、全部自分で作ります。

自分で作れなさそうなものは、仕方なく買うときもありますが、だいたい潔くあきらめます。それくらい添加物は食べないようにしています。

 

かなり前から添加物には気をつけていて、食品のラベルに書かれている原材料はいつも念入りにチェックします。前にスーパーでどのお酢を買おうか迷っていて、色々ある中で一つ一つ原材料を見ながらじっくり考えていたら、スーパーに長居しすぎて風邪を引いた事があります。原材料だけ気にしていても生き残れないぞという神のお告げだったのでしょうか。

 

ちなみにそのとき風邪をひいてまで選んだやつは、その中でもだんとつで安いローカルブランドのやつでした。(600mlで100円くらい。。。)

原材料は Water(水), White Wine(酒), Glutinous Rice(もち米).

 

潔いねえ
 
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