こんにちは、ヤンピンさんです！
みなさんお酒は飲みますか？
シンガポール、マレーシアはお酒がとても高いです。イスラム教の方がたくさんいる国だからでしょうか（イスラム教ではお酒は禁止ですから）。それとも昔の王様が酒で大失敗をしてしまった教訓からでしょうか。わたしにはよくわかりませんが、とにかくお酒が高いです。
庶民はみんな基本的に、瓶ビールをよく飲むんですが、大瓶ビール１本、どんなに安い所で、安い銘柄のを買っても、だいたい６SGドル *1 です。
これがレストランで頼むともちろんさらに高くなります。ビールに限らず、どのアルコール類も総じて高いです。
とにかく日本などから来ると、お酒たっかい！と感じるはずです。
そんな、酒好きには残念な国ですが、じつは自分でお酒を作っている人たちもけっこういるんです。酒蔵とかそういう意味ではなく、自家製のお酒を作って、自分たちで飲んでいるという意味です。
日本は厳しい酒税法があり、たしかアルコール度数１度以上の酒を作ってしまうと、法律で処罰されるはずです。しかしこちらでは、そんな酒税法があるのかないのかわかりませんが、そんなに厳しくないらしく、販売せずに自分で飲む程度の物なら、自分で作って飲んでいる人はけっこういます。
そんな人たちから作り方を教わり、わたしもたまに自家製酒を作っているので、今回はその作り方をご紹介します。
ものすごく簡単なので、すぐ終わりますよ。
まずは市場で良い感じのパイナップルを買ってきました。糖度が高いほうが良いので、マニス！マニス！（マレー語で甘い）と言って、できるだけ甘いのを選んでもらいました。これで2.5RM *2 です。
まずは包丁で皮を剥いていきます。
黒いボツボツが気になる人は、斜めに切れ目を入れて、徹底的にとっちゃってください。
次にそれを小さく切り分けます。芯は、食べるわけではないので、取らなくてもいいと思います。
次は鍋に水を入れて、そこに小さく切ったパイナップルを入れ、さら氷砂糖も加えて、２０分くらい煮ます。水の分量ですが、作りたい酒の分量と同じですから、私は２リットルくらい入れました。砂糖は適当です。あとから加えてもいいので。とりあえず砂糖と一緒に煮るということです。
煮終わったら冷めるまで待って、冷めたらそれを瓶に移し替えるんですが、その中に酵母も入れます。
この酵母なんですが、こちらで売っている酒餅（チウピン）と呼ばれている酵母で、これを細かく砕いて、10gほどを一緒に瓶の中に入れます。私に作り方を教えてくれた人は、入れなくても果物のもつ天然酵母で醗酵するよ、と言っていましたが、私は一応入れておきます。酒餅が、あまるほどあるので・・・。
はい、これで完成です。
これを日の当たらない所において、長期間保存します。どれくらいでお酒になるかは、温度によると思います。数日に一度くらい瓶を振ってあげるといいですね。
だいたい一ヶ月くらいしたら、中のパイナップルは搾ってから取り出してしまってかまわないです。パイナップルを齧ってみて、甘みが全然なかったら、それが取り出すタイミングです。もう完全に糖が分解されきったということですから。
まぁそんなに説明しても誰もやらない、というか日本ではやってはいけないわけですから、あまり説明はしないですが、とにかく簡単です。
お酒って実は簡単に作れるんですね。酵母は糖を、アルコールとガスに変えるんです。だから甘い水に酵母を入れて、暖かいとこに置いておくと、お酒になってしまいます。
そんなわけですから、みなさん甘い水の中にうっかり酵母などを落とさないでくださいね。１％以上のアルコールになると捕まってしまいますよ。そこに砂糖なんかをさらに落としちゃうと、アルコール度数がどんどん上がりますから、気をつけてください。
というわけで私はこれを一ヶ月くらい保存してみて、うまくお酒ができていたら、また報告します。たとえ失敗しても、成功しましたよ！と虚偽の報告を・・・。
でもきっとアルコール度数は１％未満ですよ。そうに決まっています。だから通報しないでくださいね。
それでは！
